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risou no joushi no naishogoto
ジャケの感じからして、上司×部下だと予想しつつ
私は部下×上司が好きなのですが
リーマンものがやっぱり読みたくて
砂河さん初読みさせていただきました☆
新人とは思えない落ち着きがあると周囲に言われる小松は
実は緊張していて笑顔を作れないという不器用な若者です。
そんな彼が就活中の会社説明会で見た
フランクだけど頼れそうな余裕のある利根川に憧れて
しかも同じ部署に配属された事により
毎日近くで見られる幸せを噛みしめていましたが…。
小松は一生懸命なんですが、ホントに利根川さんに心酔しすぎ!w
こう言っては失礼ですが
私はあんまり利根川さんは理想の上司では無かったなぁ…;
部下にも軽口たたいてくれるのは緊張をほぐす為かもだけど
ちょっと軽すぎた感がしてしまって…。
だからこそ、酔ってる小松にキスしちゃって
小松が恋心を自覚するきっかけとなるんですけども。
利根川の秘密というのが、ONとOFFが激しくて
プライベートだとことごとくダメな感じw
部屋も全く片づけられないし料理も何もしないし
これまでの彼女達に呆れられても仕方ないかも…。
でも、勝手にイメージ作られて幻滅されるのも気の毒かなぁ。
しかも飄々と仕事しているように見えたのに
部屋には仕事関連の本が沢山あって、
陰で努力しているんだと小松が惚れ直したのもわかりました。
小松が嫁になってくれれば万事解決ですw
『夜空のカケラ』前後編
美術出版社に勤める矢坂は、
賞を取った大河内の密着取材を命じられます。
大河内は大学の陶芸学科の後輩でしたが
無愛想で嫌味ったらしい言い方ばかりで苦手な人物。
父親が有名な陶芸家という事もあり
才能にも環境にも恵まれているのです。
大学時代に、彼の作品を割ってしまい
その欠片を大河内がケースに入れてまだ持っている事に驚きますが…。
このお話好きです…!!
大河内、すっごくとっつきにくい!w
正直関わりたくないタイプなんですが
伝統を重んじる父の跡を継ぐことのプレッシャーや
自分の個性を出すべきではない気がしていた過去が
大河内を縛り付けていたのだと思うと苦しくなりました。
それを矢坂が後押ししてくれるんです!
矢坂は男らしくさくさく段取り組んだり
憔悴した大河内を励まそうとしたり…惚れる。
『恋のカケラ』(番外編)では大河内のデレも読めます♪
『なかったことにしてください!』
銀行員の鍵は真面目なゲイで、
転勤で引っ越して一年経っても下町ムードに馴染めません。
よく行くカフェバーのご飯が美味しいのですが
そこの店長の奏くんが好みのタイプで、目の保養をしていました。
ノンケとの恋愛はこりごりだったはずが…。
奏くんは年下さわやか好青年で、
もう何も期待しないと頑なな鍵さんにまっすぐ向かってくれて良かった!!
料理が出来る男はポイント高いしw
読み切りでしたが読後が良かったです!
『夜空のカケラ』がすごく好きだったのですが
表題作が少し…だったので萌とさせていただきます。すみません;
会社の説明会で、仕事の出来る男タイプの利根川に惚れ込んだ松田は、無事入社後、彼の下に配属されることに。
付き合うまではわりと順調に進む話なのですが、松田が「覚悟してる」と言ってもなかなかその先に進んでくれない利根川。どうやら何か隠し事があるようで…。
利根川が何を隠してるかオチが予想できてしまうのですが、それでも過程を楽しめるようになっていました。
理想的といっても、バリバリの仕事男という上司ではなく、適度に力を抜ける、人間として素敵な上司という感じですね。
松田が健気タイプなので、割と典型的な上司×新人として楽しめました。
何よりリーマンってやっぱりいい!
普段きっちりしていても、休みの日は髪を下ろしてたりだとか、そのギャップも素敵でした。
後半に入っていた陶芸家のお話。これが一番長い作品です。
後輩×先輩で再開もの。無愛想だけど、こういうのもわんこ系でしょうか。
こちらはさらさら読めちゃう感じでした。(表題作もそうなんですが^^;)
個人的にはリーマン萌え・オフィス萌えなので表題作のほうが好きでした。
砂河さんの作品久々に読みましたが、やはりスーツ姿の男性が素敵ですね!