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saiaku no room share hajimemashita
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
酷いのに萌える同時収録
表題作もいいのですが、同時収録が良いです。
ふだんなら萌えるよりも悲しい気持ちが勝りそうな短編が、現在→過去という順番で掲載されている構成の妙で萌えまくりですよ。
【最悪のルームシェア、始めました】(前後編＋描き下ろし) 萌2
売れっ子アイドルのマサキとユニットを組むことになった、賞味期限切れ気味のアイドル・イツキ。プライベートでは相性最悪の2人が共同生活を送るはめになって…。
にこやか毒舌vs口に悪いわがままの対決です。
イツキのおばか加減が可愛い。さらに君は一体何の仕事させられてるの！？ってツッコミたくなる衣装の数々が笑えます。
後半、マサキの顔面的なイケメン度がさらにグッと上がってます。明かされた事実から、マサキに注目して読み返すと萌度が上がります。
描き下ろしまで相変わらずなおばかっぷりが可愛い作品です。
【それでも付き合わない理由】萌
くるぶしが弱い片桐のくるぶしをナオが足で触る。それが誘いの合図。
勢いで寝たものの、けじめをつけて付き合いたい片桐と、誘うくせにはぐらかすナオ。
お互いに見えているものが違うせいで、必死な訴えが逆に軽く受け取られたり、無神経に思われてしまう虚しさよ…。
この話、次の話を読んでからもう一度読むと、ナオが臆病になる理由がさらに理解できるようになります。そしてCP成立を祝う気持ちが倍増します。
【嘘つきと僕と】萌2
ナオの過去の話です。
「俺とつきあえよ」と言ったものの、だらしなくて優しくなくて、いいところなんてひとつもないのにシツカに執着してしまうナオ。
シツカが本当に酷い大人で、これ以上酷いやつがいただろうか？と考えてしまうレベル。
振り回すだけ振り回して、反応を面白がるだけ。ナオには見せたことのないきちんとした格好をして会う相手がいる。抱くときも最後までしない。「別れるつもりはない」と言って消える。おお、見事にネタバレしてしまいましたが。
こんな男でも惚れた方が弱い。別れてないから気持ちが残る。貸した千円は戻ってきても、何も言ってくれなかったから終わらない。切ない話でした。
あの千円、まだ持ってるのかな。片桐と出会ってからは、もう持ってないといいな。
【ガマンできない！】萌
役場勤務の山内(27)に恋をして、日参してくる高校生の花嶋(17)。
一生懸命な高校生の幼くも一途な想いをはぐらかす大人のずるさ。
でも結局、真っ直ぐな想いは大人から余裕をも奪えるのだね、という作品。
ナオの話の印象が強いので、うっかり表題作のことが頭から飛びそうになるし、最後の短編はここに入れなくてもいいんじゃないかと思ってしまうし。
結論としては、ナオで1冊になるくらい描いてくれないかなということでしょうか。
社会人になってシツカと再会したりしてほしいなあ。読みたいなあ。
表紙絵に煽られて…
表紙の絵に煽られて購入したけど、失礼ながら、正直、絵は全体的に雑な印象で好きになれなかった。そういう作風なんでしょうが、表紙絵みたいに丁寧に描いてくれた方が私は好きです。
ストーリーもどこかで読んだことありそうな再会もので、あまりこれといった萌えポイントはなかったです。初め無愛想で態度も悪いけど実はずっと受けのことが好きだったという一途な攻めと、ちょいおバカで流されやすい受けのキャラはどちらもまあまあ好きでした。
同時収録の大学生カプの話は表題作より好きかもと思ったのですが、その次に受けが高校生の時の話が出てきて一気に盛り下がってしまいました。この話がなければ、表題作と抱き合せで萌え１つだったのですが…。
メインストーリーは最高！
メインストーリーはとってもよかったです！
お風呂あがりの受けと攻めの濡れてる感じがエロくてよいです。
その後、寝ぼけた受けに攻めがちょっかいを出して………というのは萌えでした。
ただ、少し残念なのは、設定の甘さですね。
せっかくいい？王道の内容なのに、
なあなあで進んでいく感じがしました。
展開を急ぎすぎたのかな？
メインストーリー以外の他の短編は、
すみません、読んだばかりでも記憶に残らないほどの作品です。
読み返しても、メインストーリーだけですね。
せっかくなら、このままメインストーリーを描いて欲しかったです笑
無難にアイドルやってる関係のライバルとか現れたり、好きになっちゃったりとかして笑
絵は好きなので、次に期待します！
攻めが好み～♪
崖っぷちアイドル、イツキと腹黒売れっ子アイドル、マサキ。
営業上仕方なく仲良く見せてはいるが、プライベートではケンカばかり？
そんな二人が一緒に住むことになるんですが。
受けはおもしろいけど萌えなかったわ…。でも攻めはいい！
腹黒、でも健気。
ずーーっと覚えてて、いつか絶対再会してやる！と今までやってきたのに綺麗サッパリ忘れられてたらそりゃ意地悪もしたくなるわな。
まーイツキのおバカさも込みで好きなんだからしょーがない。
惚れたもん負けってとこですかね。
ラブラブ、だけどほんのり切ない
ほのぼのした雰囲気の中にも
どこか切なさ漂う作風が魅力の
いさか十五郎さんの新刊。
今回は同時収録作にガツンとやられました！
◆表題作は、ユニットアイドル二人が
ルームシェアを始めるというお話。
クールでSっぽい攻めが、実は世話焼きで受けにベタ惚れで～というギャップが(ありがちですが)良かったです。
受けが落ち目アイドルということで
イロモノ系の仕事が多いのも面白かったです。
仕事で着た衣装(セーラー服)のまま攻めとHしちゃうのですが、誰もセーラー服自体には突っ込まないところがシュールw
子どもの頃の攻めとの約束を忘れるなんて
受け、ちょっと酷すぎないか？？とか
思うところもありましたが可愛いお話でした。
◆｢それでも付き合わない理由｣
大学生で、セックスもする友達同士。
攻めの片桐はちゃんと付き合いたいけど
受けのナオにはいつも煙に撒かれてしまい…。
マイペースなナオですが、実は片桐のことが好きで
でもぼっちの自分とは釣り合わないと
距離を置いている。
それがバレてからのデレ＆Hシーンにかなり萌えました！
雑魚寝して、相手のくるぶし(性感帯)を
いじるシーンなど
友達同士のゆる～い雰囲気もツボでしたv
◆｢嘘つきと僕と｣
ナオの高校時代の失恋話。
これがインパクト大でした！
コンビニでパン代を立て替えた縁で
髭面の男(攻め)のマンションに入り浸るナオ。
この攻めが最悪な男で、本命がいるのに
ナオとも関係を持ち、
それを知ったナオが泣いてもヘラヘラ笑って
無理やりナオを抱いて……
最初は攻めのロクデナシさばかりが
印象に残りましたが
よく考えてみれば、勝手に押し掛けて
世話を焼いているのはナオの方で。
惚れた弱味で何をされても許してしまう、
男が言うところの「底が見える」相手であるナオが
男にとって対等な恋愛の対象になりえないことも
理解できます。
後味は悪いですが、恋愛って惚れた方が負けみたいなとこあるかもな～と納得させられてしまう話でもありました。
◆｢ガマンできない！｣｢おまけ(1ページ)｣
町役場で働く公務員が、近所の高校生になつかれて、ほだされて…というほのぼのテイストの話。
公務員が、初めはカッコいい大人だったのに、高校生にキスされたところで
真っ赤になって可愛くなっちゃうところが意外でした！
挿入ありませんが、高校生が攻め？
長男気質の公務員が、高校生にいいようにさせてあげてるシーンに萌えましたv
どの話も、ラブラブなんだけど
どこか切ない雰囲気に魅力がありました。
表題作の受けは攻めとの約束を忘れているし、
片桐はナオのトラウマを知らないし、
高校生は公務員が大人として我慢してあげてることに気付いてなさそう。
両想いでも、お互いの性格や考えの違いにより
ほんの少しだけすれ違っている。
そこに常に円満にはいかない人間関係の面白さがあるように思えました。
全体を通して絵はヘタ上手な感じですが、そこも味かなと思います。
どストライク！なのに惜しい！
キャラ設定、全体的なストーリー構成、共に私の中ではどストライクでした(*^o^*)！
どストライクすぎて思わず初レビューを書かせていただきました。至らない点がありましたら申し訳ないです。
ドS・腹黒・売れっ子アイドルのマサキ×無自覚ビッチ・転落アイドルのイツキ
全体的には思わず微笑ましくなる喧嘩っぷるのお話でした♪
抱き合わせ商法で仲良く活動している2人は裏ではすごく不仲！口を開けば喧嘩や言い争いばかりのそんな2人が突然ルームシェア？！というドタバタ展開！…と思えば、実は昔の約束を果たそうと必死に努力してきたのに当の本人はそれを覚えていてくれなかった…という切ない展開も。
Hの場面になるとMっ気と素直さが増すイツキが可愛い♡マサキの不器用な優しさが最高♡続きをもっと読みたい！と思ってしまいましたd(≧∀≦*)
しかし、そんな表題作もところどころ場面転換が突然すぎて流れがあやふや、モノローグもなんだか論点がはっきりしない、などちょっと惜しいなぁと思う点があるように私は思いました；
表題作以外の短編となるとさらに…；どんなストーリーなのか読んだのにわかりませんでした…私の読解力がないだけでしたらすみません。そのあたりの表現がもうちょっとあったらなぁと惜しい気持ちになりました。
とはいえ、私にとってどストライクでしたので、作者のいさか十五郎先生には更なるご活躍を期待して新刊待機していようと思います！！
お読みいただきありがとうございました。
