通りすがりのハムスター
drap milk
今号は、読み切り(多分)が2本、3話目が1本、4話目が3本。
読み切りに多分とつけたのは、初回にはナンバーを振らないから。
なので、読み切りか連載を予定してるかは、作品の展開の早さを目安にしてます。プラス、伏線が残ってるか等々。
★クロオ千尋「BLコン!」第4話(24頁+扉絵、あらすじ1頁ずつ)
重度のブラコンである義理の兄・志生(しお)と、元ヤン弟・直生(なおき)のギャグコメディ。(2話目までを収録した同名のコミックスが発売中。)
2話目までは、兄の志生が重度のブラコンぽかったですよね?
なんと昔は弟のほうが、もっとブラコンだったんですよ。
でも、志生が養父母に家を出る相談をしてるのを立ち聞きしてしまって。同時に、志生が実の兄じゃないことも知り・・・→ グレた。すげーグレた。
志生は直生のストーカーだけど、直生は本当にお兄ちゃん子だったのね…
職場の先輩に「兄ちゃん お前のこと 女みてる目だもんな」と指摘されも「志生はホモじゃねえよ」と怒るし。(はい、弟まだ気がついてませんw)
お兄ちゃんセーフwww 変態認定されてるけど、そっちはセーフです。
さすが元・重度のブラコン。ツンデレにクラスチェンジしても、目だけは曇ってた。
一方志生は、直生に嫌われてる自信(?)だけはあるので、自制がきかなくなる前に家を出るつもりでいます。身内の縁まで切られないように。
なのに、直生に「本当に弟だと思ってんのか」と聞かれて・・・志生、返事できなかった。ごめんなさいとしか言えなかった。そして・・・。
終盤ではクライマックス間近のような展開をみせて、次回へと続きます。
★ひなこ「背中の熱」(26頁+扉絵、フルカラー)
主人公は脚本家の要。若手俳優の怜央に片想いしてる彼は、自分に似た役を演じさせれば怜央が自分を意識してくれるんじゃないかと期待します。
しかし、周囲にも調子が悪いと思われるくらい、役との相性は悪くて…。
後半、あっさりすぎるほど展開が早かったんで読み切りだと思います。
ページの都合で登場人物に唐突な行動をさせたような感じでした。
ギャグならそれまでの流れをぶった切る展開も普通なんですが、コミカルな要素さえないシリアスなストーリーだと行動の不自然さが目立ちます。
あと、要の同僚が自分達を「オッサン」と称してる割には、大学生でもある怜央との年齢差がほとんど感じられなかった。
見た目だけなら要のほうが年下っぽい。怜央が寡黙で大人すぎたのか、要に社会人のくたびれ感が不足してたのか・・・。
―― drap milkは配信から少しの間だけ200円+税で読めるんで、Renta!に出たらすぐポチッとするクセがつきました。通常価格の500円+税だと迷う。
[次号予告] 12月号は、2014年12月15日頃配信開始予定。
表紙を飾るのは梅沢はな(漫画の掲載はありません)。
フルカラー漫画は楽田トリノ。他、野々宮ちよ子、遊楽夏、山田さん、犬神スケキヨ、桜庭ゆりん。(敬称略)