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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
シリーズ1作目です。
駆(受け)の担任教諭の若狭(攻め)はいつも笑顔で人当たりも良く、女子からも人気があった。
駆は母親に頼まれ、夜、買い物に出掛けたのだが、一人の男性が酔っぱらいにからまれていたのを見かけた。
よく見ると、からまれていたのは担任の若狭だった。
普段はニコニコしている若狭が、からまってきた相手を蹴るし言葉遣いも悪かった。
まるで別人のような若狭。
思わず駆が若狭に声を掛けてしまったせいで、意識が駆の方へいき若狭は殴られてしまった。
駆け寄ろうとした駆だが、空き缶に躓き若狭を川へ突き落としてしまった。
慌てて家へ連れて帰り布団に寝かせたのだが、若狭は「きょうご…」と寝言を言い、涙を流していた。
目が覚めた若狭だったが、駆の両親の前では普段の若狭に戻っていたのだが、駆の前では態度の悪い意地悪な若狭で、実は記憶喪失になっていた…。
エッチはありません。
まだ続きもあるので、そんなに進展もしません。
普段はニコニコしてる若狭ですが、実はめちゃめちゃ意地悪です。
ですが人間として完璧ではない、弱い部分のある攻めサマです。
『束縛プログラム』に少し登場した護とハルが懐かしくて、引っ張り出してきて再読です!
本編は、先生×生徒もののシリーズで全3巻。
それプラス、『束縛〜』に登場した護が主役のスピンオフ作品が1巻、
計4冊を通して楽しめる作品になってます。
シリーズ1巻には、短編3作品と4コマ漫画が収録されています。
全体的な感想は、深く考えなくて良い分、楽しみながら読むには面白い作品だと思います。
『優しいけれど意地悪で!』
担任教師の若狭 × 高校生の駆の年の差&年上攻もの。
ある日の夜、担任の若狭が人に絡まれているのを見て、助けようとしたものの、逆に誤って川に突き落とすことになってしまった駆。
慌ててうちに連れ帰ったものの、目を覚ましたら、どうやら記憶喪失気味の若狭。
責任を感じている駆につけ入り、駆の両親の提案もあり、しばらく不自由な生活を強いられそうな若狭の世話をすることに!
若狭に付き添い、住んでいるマンションにいってみると、若狭の両親から留守電が入っていて…。
どうも身内の誰かに良くないことが起こった連絡⁉︎
それを聞いた若狭は取り乱し、駆に帰るよう促してくるも、ただならぬ雰囲気の若狭が心配で…帰らないと言い切る駆。
そんな駆の態度と精一杯の優しい声かけに、気弱な部分を見せる若狭。
突然抱きつかれ…抱きしめ返していて…キスされて…ウギャァーみたいな展開に(笑)
若狭の家の事情を聞かされ、なんとなく気になり始める駆。
そして、学校が始まり担任の若狭は、女子生徒に大人気のいつもの優しい先生の姿で…あれは夢だったのかなあ〜と思っていたら…⁉︎
最後はお決まりの、俺様発言とセクハラ行為でこの先悩まされて行きそうな駆くんなのです(笑)
とまあ、ここでシリーズ第2巻に続きます。
簡単に説明すれば、こうじま先生らしい王道展開ものです(笑)
受けの駆は意地っ張りだけど、無邪気で、お人好しで、優しくて、一生懸命で、攻めの行動に一喜一憂させられる可愛い健気受タイプ。
若狭は、二重人格と言ってもいいのかな⁉︎
1巻では、そこまで意地悪い感じは受けないんですけど、裏表の強い俺様攻タイプには間違いなし!
脇役の駆の両親がいい味を出しているので笑えます。
居酒屋みたいなお店を夫婦で経営している感じなんですけど、特に母親の男前っぷりはサイコーでした(笑)
冬休みでの出来事だったので、次巻からは学園が舞台になっていく分、少しスリルも加わり、セクハラ教師っぷりもUPして楽しめるかなあとは思います。
『花束を君に1と2』
花アレルギーの社長の江塔×お花屋の息子&高校生の一樹。
年の差&年上攻もの。
ほのぼの可愛らしいお話で好きでした。
一応、江塔は悪徳不動産社長になってるんですけど、とても大人のいい人で、ヘタレ具合が好み。
一樹も元気いっぱいな好感キャラで、ラブラブなお似合いカップル。
ただ、エロも本当にかすめる程度にはあるんですけど、裸体に違和感を感じてしまい、せっかくの盛り上がりシーンがあまり萌にならなかったのが残念でした。
最近の作品ではそうは感じなかったんですけど、少し古い絵柄になるからなのか、裸体の不自然さに萌えテンションが下がってしまって…
凄く失礼な言い方だとは思うんですけど、裸体が、大人なのに貧相な印象なのです…すみません。
『負けず嫌いな僕ら』
これは古い作品でショタものです(笑)
これ読んで気がついたのが、こうじま先生の作品って、昔に戻れば戻るほど、ショタものが多かった気が…⁉︎
当時は、そんなに違和感なかった気がするんですけど、これも時代か年のせいか…ショタものは受けつけ難くなってる自分に気がつきました。
『ある日突然の災難』
これは視姦ものです。
世話をしていた猫が、絵描きの絵を台無しにしてしまい、その責任にモデルをせざる負えなくなるお話。
結構ハチャメチャな展開で、無理やりカラダの関係を強いられていくんですけど、そこまで嫌な印象のお話でなく、そこそこ楽しんで読めました。
最後の『優しいけれど〜』と『花束を君に』のコラボ4コマは、短いながらも面白かったです。
絵柄も内容も好みがわれやすい作家さんだとは思います。
そう思っていながら、毎回買ってしまう自分は好きなんだとは思うんですけど、感想を書くには評価は迷うし、レビューの書きにくい作家さんかなあ…(笑)
笑って読める娯楽作品としてはオススメできるので、気になる方は良かったら読んでみてください。