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tsukanoma no aibou
ちょーっと挿絵がなぁ・・・・
好みの問題ですけども、和希も美人じゃないしサエキも端正な男前に見えない。
挿絵がなければ萌2にいけたような気がする。
おまけにパラパラと先に挿絵を見てしまう私はネタバレされた感じ。
読み方が悪いのかもしれませんけどね。
で、なんだか乗り切れない気分で読んでしまったのが悪かった。
ストーリー的にはきっと面白かった。はず。
設定はちょっと??なところはありましたけど。
日本の警察のトップがこんな感じだとしたら怖いんですけどね。
小説ですからね。何でもありって事でまぁいいか。です。
しかし挿絵・・・これ本当大事。
「将来、警察官なったらーー」
高校時代に屋上で夢を語り合い、青臭い理想で盛り上がっていた攻めと受け。
しかし偶然再会した時には攻めがヤクザになっていて…。
昔と今の違いを受け止めきれず戸惑いながらも、
麻薬取引の情報を流してもらうことで接点を持つようになります。
なぜヤクザになったんだという疑問。
夢を語り合った彼はもういないのかという虚無。
昔のように戻りたい寂しさ。
昔の面影を覗かせる瞬間になぜか高鳴る胸。
受けの綯い交ぜになる感情を事件と共に描かれた作品でした。
攻め受けのポジションはそっちかー!と驚き。
最近は"長髪の優男は攻め"という刷り込みがされていたので…(´∀`; )
作中の流れとしては自然だったので納得なんですがね。
それでも表紙を見返すたびに「こっちが攻めだよなぁ…」と思ってしまう;;
でも黒髪の方も圧倒的攻めオーラぷんぷんしてたしなぁ…。
いっそ攻め×攻めで読みたかったかも。
攻めの名前は百瀬で、愛称呼びが「モモ」
ダークスーツが似合うクールなキャラがモモと呼ばれるたびにムズムズ。
モモなんて可愛いキャラではなく、似合わない愛称が良かったです( ´͈ ᐜ `͈ )♪
受けがモモって言うたびにニヤニヤしましたw
受けは青臭さが引っかかったかな。
真っ当で安心できる刑事さんなんですけどね。
情にモロイ点がマイナスに働いて頼りなさが際立つというか。
高校時代と何も変わってないけど大丈夫か…?と。
そんなことばかりが気にかかってしまい、ストーリーに集中できませんでした(;´Д`A
ラストはすごく良かったです。
全てを話し、表情も口調も柔らかくなった攻めが…(∩´///`∩)
エッチの最中の殺し文句も甘々で萌えたっ!
色々あって1度は正義感が歪んだ攻めですが、
高校時代の青臭い思い出を大切に記憶してた点がジンワリしました。
初読みの作家さまでしたが、奈良さんの挿絵とヤクザ×刑事ものというあらすじに惹かれ購入してみました。内容は皆さま書いてくださっているので感想を。
何というか、硬派なストーリーでした。甘々な雰囲気を好む方よりも、硬派でどっしりとしたストーリーを読みたい方向けなお話だと思います。
高校生時代、刑事になろうと夢を語り合った同級生がヤクザになっていて、でもそんな彼を助けたいと行動をおこす刑事。
というあらすじだったので、早々に恋人同士になって恋人のために奔走したり、お互いに助け合ったりするのかなあ、と思っていたのですが甘々な雰囲気になるのは本当に最後のところだけでした。
ヤクザの世界や警察組織の裏の顔、ヤクザとの裏取引もやむなしとする刑事。いわゆる「正統派の正義感溢れる刑事もの」というよりも、どろりとした闇の部分が浮き彫りにされているストーリーで、とても読みごたえがありました。
ただ、最後の百瀬(サエキ)のオチは早々に予想がついちゃうんですよね…。ハピエンにしようと思ったらそうするしかないよな、というのは理解できるのですが、ストーリーとしてはなかなか重みがあって渋い感じで話が進んでいくので、最後のオチのところはちょっと失速感は否めなかったです。
でも途中までは本当にラブ要素少なめなので、最後の二人のラブラブさにはちょっとホッとしました。
個人的に百瀬の叔父さんや速水さんが非常に気になるのでスピンオフを書いて欲しいなと思いつつ。
「束の間の」というタイトルからひょっとしたら刹那的な関係しか持てないのでは、と危惧していましたが、これからも牛乳とパンを片手に相棒でいてほしいです。一緒に張り込みが出来ると良いね。
ところで奈良さんですが、最近絵柄が変わりましたかねえ…。なんか硬いというか硬派というか、より男性ぽくなったというか。少し前の絵柄の方が好きだったなあ、とかちょっと失礼なことを思ったりしました。
ただ表紙は凄く素敵。全体的にくすんだトーンに、二人がそれぞれ一緒に歩いてる仲間たちも良いし、二人の表情も良い。そして和希が持ってる牛乳にやられました。
内容にあった、素晴らしい表紙だと思います。
和希が あこがれの、刑事になって出会ったのは、
中学時代一緒に、警察官になる夢を語った百瀬。
彼は、麻薬取引でマークされているヤクザの゛サエキ゛を名乗っていた。
和希は外見が ホスト張りの派手な二枚目の割に、
押しに弱く、百瀬に振り回される和希
お互い、好意を感じながら、
秘密を、隠し続ける百瀬
すべてに優位に立ったいたはずの、゛サエキ゛
だったが、最後の取引で窮地にたった
ヤクザと刑事ものって、好きなストーリーです。
二人のラブの会話シーンは 漫才のように楽しく読めました。
けっこう、強引な結果ですね。
百瀬の最終的な立ち位置は、警察組織って これでいいの?
まあ、フィクションですから。うんうん。
ただ、納得いかないのは、百瀬がつかまってから
半年も、なにもなかったこと。
ちよっと長すぎです
束の間でなく、これからはずーと 相棒で活躍してほしい。
刑事の和希(受け)は、中学の同級生で
現ヤクザの百瀬(攻め)と再会。
警察官の息子で、将来刑事になると
夢を語っていた彼が何故ヤクザになったのか。
彼の組の麻薬取引を捜査する和希だが
彼を救いたいとの思いは次第に強まり…。
受けの和希は、見た目は派手なイケメン、
中身は熱血な警察官。
仕事に一生懸命な一方で
特別な友人だった百瀬を見捨てられず
何度も百瀬に更正を勧める。
中学時代、百瀬と一緒に警察になろうと夢を語り合った思い出は、今の和希の原動力の一つとなっており、百瀬を見捨てられない。
百瀬の冷淡なヤクザの顔に怯えつつも、彼の昔と変わらない一面を見つけるとそこに希望を見出だす。
とてもまっすぐで健気な受けです。
攻めの百瀬は、非常に哀しい過去を背負う人物。
警察学校に入るも、父親が麻薬横流しの濡れ衣を着せられ自殺したことで社会を憎み、ヤクザの世界へ足を踏み入れてしまう。
ヤクザとして和希の前に現れた百瀬は
あらゆる感情を捨てたような冷血人間ですが
自分を救おうとする和希の影響か、
少しずつ笑顔を見せるようになっていく。
その変化を経て、ラストのラブシーンで
彼が見せる情熱には
じんわり感動できるものがありました。
最後のオチは予想できてしまう上
血縁とは言えグレた身内をそこまで信用するか?
とやや釈然としないものが。
意表を突くならもう少し納得のいく伏線や
人物描写が欲しかったです。
セーフティネットとしてのヤクザを示唆するエピや
百瀬の父親の無念が晴らされない点など
全体的にリアリティを感じるだけに、
上記のファンタジー色の強いどんでん返しは
バランスが悪くも思えました。
しかし、想いが通じ合った後の絡みや
その後の焼きそばパンの下りなどは
非常に良かったです。
恋人らしい甘さも良いけど
二人が夢を語り合った頃のような
関係に戻れたところに一番じんときました。
挿絵は奈良千春さん。
素敵なイラストの効果で、キャラやストーリーが
より魅力的に映っている気がします。
特に百瀬のメガネ姿にはやられましたw
本編でもくどいほど容姿を褒められている百瀬の色気が、挿絵でも非常に良く表現されていたと思います。