咲人
zestuentai no hari no ana
前編では未だ但井の気持ちはよく分からないままでした。
花一はラボに来た正吾に但井とのことを相談し、
その頃、テツは「花一のことで話がある」と但井のところに現れ…?
というところで終わっていました。
テツが怪しすぎる…!!
と思いながら読む後編です。
■絶縁体の針穴(後編)
但井の気持ちを図りかねて、少し自棄気味にお酒を飲んで酔ってしまった花一は、ソファーで酔いつぶれています。
正吾が「部屋で寝なよ」と促すも、そのままソファーで寝ようとします。
それどころか花一は「正吾もここで寝ろよ、泊まってくだろ?」と無防備な発言を。
その言葉に誘われるように、正吾は花一に覆いかぶさり…。
あわわ!正吾が!花一を襲っている!うきゃーーー
戸惑っている花一をよそに、正吾が首筋~乳首と優しく攻めていきます。
ちょっと!正吾には一応「テツ」っていう恋人がいるでしょーが!!(焦)
なんてことするんだ!こらー!
あぁぁハラハラするけどいけない展開にドチドチするw
と、正吾が花一に手を出している頃。
* * *
一方テツと但井はバーで飲みながら仕事の話などしています。
そして酔っぱらったテツは但井をラブホへ誘い…
テツは「花一を落としたテクを教えて?」と誘惑し、
但井は「浮気って分かっててこういうことする子、嫌いじゃないよ」
とテツの誘いに乗ります。
テツのほうはまさか但井が誘いに乗ってくるとは思っていなかったような表情でしたが、
しかしこの流れはもう止まらない…!!!
但井はテツの服を脱がし、
ワキを舐めたり、テツの肌が綺麗だと褒めたり…
但井さん、ワキに行くとはマニアックな(笑)
そして但井はやっぱり上下はきっちり着たまま!
テツはいつの間にか靴下だけのほぼ全裸状態に;
但井はまるで恋人にするように、優しく手を繋いだり、そしてキスしようとしてきます。
そこでさすがにこのままでは流されると思ったのか、
テツはキスをさえぎるように、
「社長さん(但井)はさぁ、花一にもこんなことしてたのかよ」
と切り出します。
その言葉に固まる但井。
更にテツは続けて言います。
「…ちゃんと優しく出来るんじゃねーか。」
「なんで最初から仕事道具に頼っちゃったんだよ。アンタもずっと花一のこと好きだったくせに…」
テツの言葉に、
それまで余裕の表情だった但井は、
だんだんと青ざめた表情に。
但井は、やっぱり本当は花一のことが好きだったのです。
テツの言葉に思わず但井の本音が出ます。
「俺の手で、花一君の才能を壊すのが怖かったんだ」と。
但井があいまいな態度を取っていたのは踏み込むことが怖くなったから。
そんな予感はしていましたが、そうなんですね、
テツと正吾は花一と但井をくっつけるために、わざと浮気するふりをしたんですね。
テツも正吾も二人とも花一にふられた立場なのできっと複雑な想いはあると思いますが、
それでもやっぱり花一は二人にとって大切な人。
だから、花一のためにそれぞれが本音を聞き出そうと立ち回ったのですね。
ここのくだりは何度読んでも泣けます。
そして、その後。
きちんと但井のほうから、
花一に「好きだ」と告白してきます。
最後、花一と但井が「裸」で抱き合っているところが印象的でした。
ずっとHの時に服を脱がなかった但井が全部脱いでいる!
あぁ、但井の心の壁が無くなったから、きちんと裸で抱き合えるようになったんだなぁ…と思いました。
赤星先生の描写が深すぎてくらくらしました。
但井と花一の【絶縁体】のような関係に【針】で【穴】を開けたのは誰・・・?
なるほど、「絶縁体の針穴」というタイトルってそういう意味だったのか~~~!!!
みなまで言いませんが、今回も本当に良いタイトルです。
この同人誌は「渇かないバイパスコート」のスピンオフ、但井と花一CPの話という位置づけですが、
テツと正吾もかなり絡んでいるので、スピンオフというより「渇かないバイパスコート」の続きと捉えても良いかと思います。
そう考えると、この話を少しふくらまして体裁を整えたら、
商業で連載していてもおかしくない内容でした。
なんだか同人誌で展開するのがもったいない気がしました。
なんつーもん描いてくれるんだ赤星さんは…!
こういう四人の関係、ほんと好きなんですよ~。
まさか自分の好きなタイプの関係萌えが同人の続編でいただけるとは、
衝撃的でした…!!!
しかし「渇かないバイパスコート」の同人はこれで終わりっぽいことが書いてあったので、残念ながらこれでこの人たちの話は終わりのようです。
じ~んと、萌えの余韻に浸っています。
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