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akumakun ni koishite
一冊まるまる表題作です。
表紙の悪魔君、耳がとがっているしファンタジーものなのかと思ったら、
ヤンキーものだったという驚きw
こういう感じの「裏切られた感」は別に嫌いじゃないです。
あらすじなどを見ずに冒険購入するのも結構好きなので。
ある時、ヤンキーに絡まれている天川を、
悪魔君(本名は麻尋)が助けてやります。
それ以来、天川は悪魔君になついてきて…。
という感じの話しなんですが、
展開が少女漫画そのものでした。
こちらの作品は内容の雰囲気が少女漫画の中でも
「りぼん」や「なかよし」的な印象でした。
しかも80年代の雰囲気があります。
というのも、女の子のヤンキーキャラが特にそうだったんですが、
言葉づかいや服装や髪形が一昔前のヤンキーのそれで、
(セーラー服のスカートの丈が長い、など)
何となくその古臭さがダサい印象になってしまっている感じがしました。
今この時代にわざと古臭いものを描くというのは、
逆に新鮮でオシャレ感が出るから狙ってやるものだったりするのですが、
それが狙った感が出ていない。
多分、女の子のヤンキーは前時代的で、
他のヤンキーは割と今っぽく描いてあったので、
統一感がなかったためにそう感じたのかもしれません。
あと個人的には、例えあだ名であっても、
人を呼ぶのに「悪魔」という言葉を使うのは若干抵抗を感じます。
生理的に受け付けないとか、そこまでじゃないですが。
決して人に向かって言って良い言葉じゃないと思いますので、
マンガ的には可愛いつもりで使っているんだろうと想像できるのですがしかし、
軽く違和感というか。
そういう異名がついている、
という紹介程度の使用なら良いんですが、
作中、天川はずっと麻尋のことを「悪魔君」と呼んでるので、うーん…と。
麻尋には麻尋って名前があるのに。
麻尋って呼んであげなよ…
と思ってしまった。
これが怪物くんみたいなファンタジーならアリだと思えるんですが、
こちらの作品は日常系で、
みんな普通の人間、普通の高校生という設定だから、
余計いけない言葉のように感じるのかもしれません。
この絵柄自体は苦手なタイプではなかったし、
暖かい雰囲気などもけっこう好きなほうでしたが、
展開の先の先まで読めてしまうような素直すぎる内容や、
上述したような理由から、中立評価になりました。
エロ無しで、可愛らしい雰囲気のものや、少女漫画そのものな内容でもOKな人には合うかもしれません。