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ドＳ御曹司×料理界の王子サマの奪い愛v
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時間をかけて育む愛
歌って踊れるイケメンシェフとして一世を風靡するも、今は小さな料理教室で講師をやっている受け。
そこへ元恋人の攻めが訪ねてきて…という再会物。
昔、攻めのレストランで働いていた受けは、攻めに夢中で、彼に言われるままタレントシェフとしてデビュー。CDまで出してしまった黒歴史がありますw
今では逞しくなり、タメ口で攻めを追い払う受けですが、攻めは新しくオープンするレストランに受けをどうしても迎えたくて押し問答に。
結局、攻めが受けをデビューさせたのは、自身が受けの大ファンで、受けの歌って踊るところを見たかったから～～という他愛もない理由と判明。
ビジネスではなく本気で愛していたことが分かり、受けも攻めの気持ちを受け入れます。
しかし、そこですぐ攻めについていくのではなく、まずは料理人としてもっと力をつけてから…と単身海外に渡ってしまうという展開。
一見堅実ですが、レストランをオープン予定だというのに、それを断って攻めを何年も待たせること自体、恋人に甘えているような気も？
そこが少し引っ掛かったものの、満を持してのラブシーンは甘くて良かったと思います。
中立寄りの萌評価です。
結論は必要だったのか？
ほー、と読み終えた？おもしろかったなあ、と思ったあとの描き下ろしの性急な後日談で冷や水かけられた読後感です。
もともと御曹司に小さな料理店のシェフから見出され恋人関係にまでなったはいいが、アイドル的売り出しをされた事にがまんならず、違約金まで払って、というか幼馴染が弁護士まで呼んで払って別れたわけです。
そこで匿われた幼馴染からも思いを打ち明けられ、どうしたもんかと思いつつ、御曹司には対等で向かいたいといいつばぜり合いな日はつづく、to be continueですんだかと思ってたら。
いかん、この説明の薄さからそして四年の時が過ぎました、留学して帰って来ました、恋の結論もつきました、さあエッチしよう！な書き下ろしは。違約金の肩代わりまでした幼馴染の想いはどうした。
片方にまるで結論がついてないし、それほどにして見せたいエロシーンかっちゅうと別に普通。それほどエロく感じる構図も汁気も熱さもないかんじ。
描き下ろしに量が取れないならバッサリなくして、こちらの想像にでも任させてくれといいたくなる本です。どっちとくっつくにせよもう片方を切るには余りにも分量不足です。
いや、脳内で幼馴染とくっつき、御曹司とは仕事関係に落ち着くかな？と結論付けかけてた自分にも問題あるけど。
