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「共犯者」の時系列の続き。
クリスマスには帰国できなかったルカが1月を過ぎてやっと里帰りのタイミング。
そこに合わせて父ドン・カルロ、レオナルド、エドゥアールのロッセリーニファミリーがパラッツォに集結することになり…
この大イベントで、レオは瑛との関係をエドゥアールに打ち明けようとしている。
さて、前半はパラッツォに集まる前のマクシミリアンxルカ、エドゥアールx礼人の2組の恋人たちの甘い時間が描かれて、逆にこれから嵐が巻き起こるのだな…と緊張感が高まります。
嵐、というのは、同性愛が「受け入れられないもの」という認識で描かれているから。社交界的にも、マフィアのファミリーの存続に関しても。
いざ、レオナルドがエドゥアールに打ち明けるその時。
エドゥアールは自分も礼人と、とは言えないのです。
一方何も知らないルカは、若いわがままでパラッツォの中では距離を置いているマクシミリアンにまとわりついて。
誰もいない夜の厩舎で無理にマクシミリアンに抱きつくルカ。
心落ち着かない瑛が馬を見に厩舎を訪れていた事を知らずに…
だがそのマクシミリアンたちも夜半の屋敷で、礼人の部屋から出てきたエドゥアールを目撃する…
お互いの恋愛事情を知らないために、それぞれショックを受ける恋人たち。
状況を悟ったマクシミリアンが、瑛と礼人を呼んでこれからの対策を練っていきます。
読者としては、冷静なマクシミリアンが中核にいればなんとか大丈夫かな…
とはいえ、まだまだ一波乱二波乱起きそう。
なぜなら、ルカがマクシミリアンに絡みついている現場をレオが見てしまう!
さあどうなる?
…というところで上巻終わり。下巻へと続きます。
「老執事と領主館と三人の息子」
パラッツォの執事・ダンテ視点。
パラッツォの華やかなりし時。ミカの死後、家族がバラバラになった寂しい時。
全てを見てきたダンテ。
レオナルド様はアキラ様が来て変わった。だからパラッツォも明るくなった…
今度の新年は久々に家族が集まる。ここが正念場だ…!
…三兄弟を長年見てきたダンテの目には、ロッセリーニ家の滅亡など決して見えていない!だから来る嵐も恐れる事はないのだ…そんな伏線にもなるのでしょうか。
「ロッセリーニ家の息子」シリーズの文庫化5弾目!
ということで、どんどんストーリがドキドキの展開へと進んでいきます!
3兄弟が互いにパートナーが男性という点で
隠してきた中でしたが、一同がそろった今ほころびを見せて
秘密が知られていきます
互いが驚き、どうなることかとハラハラな展開です
シリーズ物でこれから手に取るのは・・・と思われている方にも
せっかく文庫化となったので手に取っていただきたい作品です(*´∀`*)
個人的に大好きな作品なので・・・すみません
今回の描き下ろしは、3兄弟の実家(パロッツォ・ロッセリーニ)の執事・ダンテ視点のお話です。
ダンテやその他の者たちがどれだけ、兄弟達を心配し今の状況を喜んでいるかと
温かい目線で書かれています