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renai prism
オーラが見えると言うちょっとファンタジーっぽいキャラ設定ですが、それがマイナス方向に働いてしまって素直に言葉で確かめたり、目を見たり出来ないんですよね。高校生らしく、攻め方も恐る恐るだし、拒否られたらすぐ引くし、爽やかで良かったです。
高校生、絵も綺麗で典型的なイケメン顔。おまけに剣道部なので胴着も出てきます。美味しいです。
人のオーラが見える主人公、という設定ですが、そのオーラの表現の仕方が綺麗で見事で、実際モノクロ漫画で読み手に色は見えないのに、雰囲気や感情が伝わり安くて楽しめました。
香原はオーラが見えることで、最初から相手が怒ってるのがわかれば波風たてないように、とか、理由をきかずに面倒にならないようにと人と接していて、それが当たり前になっていて、人付き合いに距離を置いていることが無自覚なんですね。
剣道部の北川と知り合って、そんな自分の周りとの接しかたを見つめ直すお話です。
同じクラスの女の子の出番が多いけどキャラがサバサバしていてわりと好感が持てました。
北川は最初からが香原好きなのがわかりやすくて、何故香原が好きなのかな?て私は最初思ったのですが、肝心の香原のほうはオーラは見えてもどういう感情かつかめない鈍いところがあり、北川の気持ちにも気付きません。
逆に自分といるときだけ違う色のオーラになる北川に、「自分は嫌われている」と思い込む始末です。
北川に対してはオーラが見えるせいで逆に空回りしているかんじでした。
好き同士なのにオーラが見える事がネックになって、言葉が足りず、逆にすれ違いを生んでいるもどかしいお話です。
北川は普段は凛々しいのに、内面では思春期の男性らしく悶々してるところがあったり、周りから見てもあからさまにヤキモチやいてたり香原を気にかけてる様子がわかりやすくてかわいかった。
久々にこんなに爽やかな学生ラブを読んだなぁという感じでした。
もどかしくも甘い学生ものが読みたい方におすすめです。
私は、初読み作者様の漫画の当たり外れがとても大きいのですが、本書は大当たりでした!!!
購入のきっかけは、正直フェア目当てでした。フェア対象作品の中でも表紙の絵の感じが良いなぁ・・・というのと、あらすじも面白そうだな・・・ということで選んだ一冊でした。
良く、表紙と中の絵が全然違う~!!!!ということもあるのですが、この作品は中の絵も、表紙の感じを裏切らない絵になっていて素敵でした。
各エピソードごとの扉絵もなかなか萌えます。
人のオーラが見えてしまう事が苦悩の種で、それ故に人付き合いをさけてきた受け様が、実は密かに受け様の事が気になっていた攻め様と仲良くなるのだが、攻め様のオーラが見えてしまう分受け様は攻め様の気持ちがつかめなくて混乱・・・(受け様はオーラは見えるのだけれども、色の意味は分からないという設定。それで余計に受け様の中で混乱を招くようです。)
・・・という感じのお話です。受け様の苦悩故に一見シリアスな感じも漂うのですが、攻め様が案外コメディー(?!)担当で、そこでシリアスさが緩和されて、私としては読みやすい作品だと感じました。
受け様と一緒に学園祭の委員長を務めている女生徒も、最初はずるい嫌な女子・・・路線っぽかったのが、それは誤解で実は姉御肌の頑張り屋さんで、更には2人を応援してくれるサッパリした良いキャラであることが判明。しかも、ある意味オーラの見える受け様よりも人の機微に敏感で、好感のもてる女子でした。
・・・で、コメディー担当の攻め様の件。
私は残念なイケてる攻様がえらくツボなので、今作の攻め様の残念ぶりにはもう萌えすぎてもだえる勢いでした。とても面白くてたまりませんでした。
評価が「神」になったのは、攻め様の残念さが神レベルにツボだったからです。
こういうキャラ大好きです!!!!
今作で作者様の他の作品も読んでみたくなりました。
人のオーラが見えて少し人付き合いが苦手な高校生の香原と、澄んだブルーのオーラを持つ剣道部の北川の、不器用で可愛いラブストーリーです。設定も面白いし、主人公の2人は可愛いし、絵は綺麗だしでキュンキュンします。
香原が見えるオーラは、感情によって色が変わります。だから、怒ってるとか元気がないとか、聞かなくても分かってしまうのです。おまけに、小さい頃に、その能力でいい思いをしなかったので、ますます人と関わることはしなくなって…。だから、人とのコミュニケーションが足りなくて。
そんな香原の、初めてできた大切な人。やっぱり会話が足りなくて、すれ違うのが切ないです。
そんな香原に、思ってることはちゃんと言わないと伝わらないと、教えてくれたのが北川です。香原と話してる様子は大人っぽいけど、香原のことに関してはすぐオロオロするのが可愛いです。
オーラの色が怖いと、2回もエッチを直前で香原が拒んだ時は(それだけ、香原は純情なんです)どうなるかと思ったけど、能力共々香原を愛した北川がカッコ良くて萌えるし、嫉妬深いところもキュンとなります。
爽やかな高校生の、特殊な能力込みの爽やかな恋愛が楽しめて、迷うことなく萌え萌え評価です。
一冊まるまる表題作です。
受けさんが人の「オーラ」が見えるというお話で、
日常系なのですが、少しだけファンタジックなお話でした。
オーラが見えんでも、
普通に話したり表情見ればある程度のことは分るような気がしますが。
こちらの作品の受けさんは、ヘタにオーラが見えるので、
聞けばいいことをきちんと聞かなかったり、
人と衝突しないように避けて逆にギクシャクしたりという、
せっかくオーラが見えるのに人付き合いが下手な子でした;
そんなところもきっと攻めさんには可愛いんでしょうね。
それにしても全体的に、
展開と言い、キャラといい、
少女マンガと寸分たがわない内容でした。
少女マンガの中でも
マーガレットや別冊フレンド系の雰囲気ですね。
さわやかかつ切なくキュンとするような、
そんなお話でした。
でも受けさんがH怖がって、
2回も寸止めしとる…w
攻めの真っ赤に燃えるエロオーラに恐れをなして…
というオチでしたが。
久々に「早くせんかい!!」と震えたぜよ。
ま、まぁどう転んでも激甘ラブラブハッピーにインサートまでいくのは目に見えていたからいいんですけどね。
自分には素直すぎて物足りない内容でしたが、
そこそこキュンが頂けたので萌え評価です。
少女マンガっぽい内容はどちらかというと苦手なほうですが、
色々な『少女マンガっぽい』があると思いますが、
この系統の内容はそこそこ大丈夫なようです。
二人とも普通の高校生で、
攻めは好青年風味もあり。
作品全体にさわやかさがあって、
そこは良かったです。
人のオーラが色で見えてしまう共感覚保持者のような受け様。
感情の起伏や嘘をある程度、色で見透かせる分、人間関係において上手く立ち回れているつもりでも、果たしてそれが人の本質まで辿りつけるのかは難しい。
そんな厄介体質な主人公 香原の苦悩を描きつつ、気になる人の発するオーラの意味やメッセージを模索するカラフルで素敵な恋物語。
光り輝くような綺麗な表紙はもちろんのこと、円屋さんの絵は全てにおいてキラキラしていて綺麗ですね。
モノクロ漫画でどうやって色を表現するのかとても気になっていたのですが、トーンや効果をきちんと使い分けておられて、作品にに対する真摯な姿勢が浮かび上がってきます。
澄んだブルーの色を発する北川は香原に会う度、何故か色を変化させます。
そんな北川が気になって仕方ない香原。
香原の母親が学童保育の先生をしているところに北川の弟も通っていて、弟を介して二人は急接近するわけなのですが…北川の色が強いオレンジの閃光に変化した瞬間、当然キスをされてしまいます。
それから北川のことが更に気になってしまい、北川の色が変化する度に一喜一憂。
言葉で伝えるよりも色で判断してしまう香原は、人付き合いにも一線を引いてしまうところがあって…その影響もあり、北川との関係修復や進展も遠回りしてしまうんです。
一見クールなのに香原に関することになるとアタフタしてしまう北川のギャップが萌えます。
純粋で心が綺麗な香原もとても可愛いです。
香原だけに変化させる色という設定が二人の初々しさを助長して、更にキュンキュン。
香原が北川と関係を深めていく中で、本来あるべき人と人とのコミュニケーションの姿を見付けていく過程にも感慨深いものがありました。
恋愛のプリズムを通して様々な光を見せてくれる作品でした。
二人の後日談も可愛くてキュンキュンです♪