デジタル・修正版
pink gold
池 玲文さんの「媚の凶刃」目当てに買ってみました。
「PINK GOLD」を読むのは2,3に続き、これで3冊目です。
表紙は、特に2の中村明日美子さんのがとてもステキだったので、
比べるとちょっと残念かなぁ…
少々お高めの本なので、できれば上質な印象を受ける表紙が好ましいな。
この表紙はギラギラ派手めで安っぽい? 固くて若干読みにいのも残念です。
でも!!
中身は結構楽しめましたよ~~♪♪♪
修正は、それなりにシッカリ入っていました。
太めの線が大体ナニに2,3本入っていて、
(1㎝幅のビニールテープで実物を隠しているような感じ?)、
18禁ならもうちょっと控えめでもいいんじゃ…とは思いましたが、
その修正に負けじと作家さんたちは、
エロを強く意識してそれぞれ工夫して描いてくださっている!
という印象を受けました、しっかりエロにページを割いてくれています。
個人的に特に読めて嬉しかったのは、コミックも出ている作品の番外編。
■池 玲文さんの「媚の凶刃~X side~」
韮沢が初めて加賦に抱かれる様子が、じっくりと描かれていました。
韮沢のナニの皮を加賦がぐりっと押し下げて…両手の指で穴を広げて…
とにかくエロいです…そして下からのアングルが多くて迫力ありで激しい!
でも餞別代りに最後に…というセックスなので切なくて……最高でした。
■大和名瀬さんの「最恐教師~」から「初めてのご奉仕」
ソファーで寝ている井吹に欲情して、孝紀がフェラを。
まだ柔らかい井吹のモノを取り出して、見て、顔を寄せて、口に含んで…
その様子と、柔らかいナニがすっごくすっごく可愛いくて、萌えましたーー
69も3ページも使ってシッカリ描かれてて大満足です!
■御影椿さんの「できちゃった男子~3P編~」
5,6歳くらいの小さい友二郎!可愛い~~と思っていたら、
でっかくなって&本物も現れて、友二郎2人にはさまれて3P~~!
2人分の指でほぐされて、友二郎に見られながら挿入されて~~
それでも優しさを見せる友二郎にキュンときました♡
他にも、
座裏屋蘭丸さんの、
外国人の少年と旅行者の再会ラブを、優しい線のタッチで描いたお話、
(エロは人目を気にしながら満員のトラックの上で…で、めちゃエロ!)
中村明日美子さんの、
小柄メガネの子と熊のように大きな体格の、幼なじみ同士の体育館H、
本仁戻さんの、
愛しているがゆえに自分は手を出さずに我慢して、
好きな相手を他の男の手で感じさせ、それを目の前で見続ける…という話、
ひなこさんの、
気の強いリーマンが実は女性器を持っていて、
同僚に社内でその女の部分を弄られ感じまくり…というダークめな話、
……などなど盛り沢山でした。
激しいエロは、ほとんどが(全部ではないですが)深い愛情の表れ。
「エロとろ」に比べると絵柄も全体的にキレイで読みやすいのも特徴です。
わたしは読めてよかった、とても満足です☆
もうすぐ新刊が出るらしいピンクゴールド、滑り込みで前号のレビューです。
今さらで、すみません<(_ _)>
ちなみにピンクゴールドは初読み。
この程度で18禁を謳うか!という声も多いですが、たしかにそれは言えてるかもしれません。個々に見ればそっち方面はわりとライトな作品もありますし。
でも、今や18金ピンクゴールドは手の届かない値段だけど、18禁ピンクゴールドなら1,400円+消費税!
・・・と思えば、そう腹も立たない気がします。(ま、まあただのダジャレではなく実際にXレイテッドなんですけどね)
しかしまあ、エロいかエロくないかと言ったら、間違いなくエロいわけですよ。同じリブレの「エロとろ」とどう差別化されているのか、「エロとろ」を読んだことがないのでよく分かりませんけれど・・・
装丁は雑誌とは一線を画する豪華さ。
普通のアンソロと違って広告ページがないのもこだわりですね。
今回のテーマは「執着愛」なのか(BLはいつも執着愛っちゃそうですけど)、表紙にも扉(?)にも蜘蛛の巣のイラストが入っていて、統一感があります。
こういう部分は、永久保存版というコンセプトが生きてる気がします。
ただ、400ページ前後の中に14作品が収録されていて、1話の密度はあまり高くないんですよね。
しかも、人気作品の番外編もいくつか入ってますし。
個人的にはこのアンソロの中で世界観が完結する話が読みたいですね。長い作品でも32ページという短さですが、その制約の中で起承転結を付けるのが価値ある短編だと思うし、価値ある短編集であることがPGの永久保存版たる意義につながる気がするので。
即物的なエロはどこにでも氾濫してる中で、敢えて成人指定と冠するほどのエロって?ピンクゴールドならではのこだわりって?というところが、この本を手に取った人の一番の関心事なんじゃないかと思うわけですが、そこは正直よく分かんなかったです。
もっとも、個人的には、座裏屋蘭丸さんの「太陽と秘密」と、本仁戻さんの「グラン・ギニョール」は、期待してたものが読めたという満足感がありました。
女性にとってのエロツボを追求してみた、という感じで。
「太陽と秘密」は、どこだかはっきりとは書かれていませんが、きっと東南アジアあたりの観光地が舞台。
現地人の少年が、旅行者の白人に弄ばれて――と、思いきや、そこでは終わらない話。
冒頭の、魚屋の店先に魚が美しく並べられたコマに惹きつけられました。
エロまっしぐらに突進する話じゃなくて、遠回りしながらじわじわと奥ノ院へ・・・っていう余裕がイイんですよね。
ちょっとエキゾチシズムを味わいながら回り道した分、エロも盛り上がるというか。
同じことを満員電車の中でやる話はゴマンとありますが、所変われば同じ行為も新鮮に。
やっぱり雰囲気は大事、回り道大事です。
「グラン・ギニョール」とは、フランスの大衆キワモノ芝居だそうで。
登場する執事のコンラート君はドイツ人ですけど。いや、でもこの作品にはラテン系よりもゲルマンですよね、やっぱり。
こちらも旅先で拾った美青年を執事に・・・という話。
しかし主人の須蛾子爵には妻がいて、養子の彼に浮気はご法度。
義父と妻に足元をすくわれずコンラートを手許に置き続けるために、子爵は自分はコンラートに手を触れず、友人に彼を抱かせる――という間接セックスのお話。
子爵は当事者であり、観客でもあるわけです。
全裸よりも着衣がエロい、Hはじらされるほどいい――これはやっぱり女ならではのエロに対する感覚なんじゃないかと思います。
これからも是非この調子でお願いします!!(*゚∀゚)=3と叫びたくなった2作。
実はこの本、腐友さんからの借り物でして。
ありがとう。おいしゅうございました。
『PINK GOLD3、4』未読ということもあって今回も見送ろと思ったのですが、
池 玲文さんの『媚の凶刃』と美しすぎる表紙、イラストカードの誘惑には勝てませんでした。
全体を通してみるとダークで痛々しい作品や苦手属性もあって大満足とまではいきませんが、
やはり他では見られない男性同士のセンシュアルな魅力、何より作家さん達の作品に対する愛やパッションを感じられるのは大変嬉しいことだと思います。
気になる中身は、カップル同士の愛はどこか屈折していたり、常軌を逸したものが多い印象を受けました。
だからこそ、作品の中に見え隠れする濃艶さや可憐さが一層輝きを放つんでしょうね。
どこから見ても男性なのに女性器を有している作品が、私の中では一番インパクトありました。
生理用品からの流れが印象に残っております。
女性と男性部分を使い分ける描写やアングルは素晴らしかったです。
『媚の凶刃』に関しては、加賦さん×韮沢さんの初めてを見ることが出来てもう本当に大満足です☆
嬉しくてニヨニヨしてしまう(*´ω`*)
ゴージャスな装丁も含め、期待以上に良い仕上がりになっていた『PINK GOLD5』だったと思います♪
池玲文さんの媚シリーズをおさらいしようと思ってこちらも読み返したんですが、うん、やっぱりこのアンソロすごく好き。
媚シリーズで加賦への常軌を逸した執着を見せるキャラ〔韮沢〕が表紙を飾っているこの5は、「ピンク色の執着に包まれた男と男の18禁」「抱き殺したいほど、アイシテル。」のキャッチコピーに偽りなく、18禁PINK GOLDシリーズの中でも最も大人向け、大人の女性好みに仕上がっている1冊ではないかと思います。
男の執着というのは、女のそれよりも時として恐ろしいと思っているのですが、それを女性の妄想でもってさらに脚色した形で描かれる訳ですからなかなか背筋にクルものがあります。
全部が全部ではありませんが、ブラックなお話多め。
PINK GOLDシリーズの中では自分的には2に次いでお気に入りの1冊です。
先ずは、トップバッター池玲文さん「媚の凶刃〜X side〜」
シリーズ1話目「媚の椅子」に回想で出てくるシーンを別軸から読めます。
加賦と韮沢は“あの時”初めてセックスしたのか!というニヤニヤと共に、その一方で、明かされる甘さゼロのエピソードに胸がひりつきます。
これを読んで「媚の椅子」を読むと、韮沢がただの健気で従順なだけの男じゃないことが分かり、一気に惚れ込みました。
1話目のあの「目」のシーンが引き立ちます。
このエピソードあっての韮沢の魅力だと思っています。
…なんですけど、これまだコミックに収録されていないんですよね。
2巻に入ると思ってたのに。
これから描かれるという番外編と一緒に収録されるのかな?
一番気に入ってるのは、本仁戻さんの「グラン・ギニョール」
こちらは「耽美主義」に収録されている「ロマンティック」の前日譚です。
主人×執事。
自分は一切手を触れずに、他人に受けを抱かせるという寝取らせモノなんですが、ただの寝取らせと違うのは、2人がキスすら交わしたことのないプラトニックな関係だということ。
全く意味の分からないプラトニックを貫く2人ですが、これが非常に萌える!
そしてとてもエロい。
この作品で、それまではどこに萌えるのか全然分からなかった「寝取らせ萌え」に突如目覚めました。
前述の「ロマンティック」には、この2人の耽美な結末が描かれています。
耽美が嫌いでなければそちらも是非にとオススメしておきます。
もう一つ大好きなのが、せらさんの「裸族の花嫁」
これは健全な方向の執着。
うん、執着って本来こうだよね。
ロディのシンプルな愛情表現に癒されます。
ミチルと離れ離れになっちゃうのですが、そこから発揮されるロディのめんどくさいことなんぞ一切考えない漢気溢れる行動に惚れ惚れ。
ロディかっこいいよー。
そして何と言っても、この2人のオープン過ぎるオープンなエロシーンが好き!
ロディのいくらなんでもデカ過ぎるあれが無事ミチルの尻に入って何よりです。
他もそこまでのハズレはなく、全編楽しく読めました。
これ読んで思ったのは、自分が思うエロいエロって言うのは、激しくやってるものじゃなくて、想いが激しいものをエロく感じるんだなと。
池玲文さん、本仁戻さんのエロは頭一つ抜けてエロかったです。
このシリーズは、初めて購入しました。書店で買う場合、恥ずかしくって、裏を出したら、もっとエロくてハズいというデザインになってます。数量限定販売で、装丁が凝っている事、エロが濃~いとの事前情報はありました。作家陣の豪華さも購入の理由です。装丁はデリケート素材(特殊紙)というだけあって、手に届くまでにすでに無数の傷がっ!こんなに傷つきやすいとは・・・。エロが濃い=根底に流れるのは愛だと思っているんですが、期待を裏切らないエロも愛もありました。一途な受もいたし、病み系もいた。続きが読みたいなあと思えるお話も何話かありましたよ。ごちそうさまでした。
この一冊に隠し主題があるとするならば
それは随所に挟み込まれている表紙の背景
なのだろうか、と読み終えたあと満足の一息。
リブレ出版さんの18禁BLはテーマ縛りで
進めるよりはある程度作家さんの筆に遊び心を
持たせながら…、と言う方がノリが良いんじゃ
なかろうかとやっとの事で悟っています。
まあこの悟りは現時点での話であって
この先覆される可能性が大いにある訳ですが。
さて、連載作品が一つ大団円を迎えた訳ですが、
この作品が単行本化された時どう言う扱いに
なるか気になります。
X-BLレーベル初の単行本と言う事になれば
また何か変化があるのやも知れません。
そう言う可能性を感じるアンソロジーでした。
……修正の可能性も、探求して欲しいですね。
収録作品の参加作家さんのお名前を見ると、さすがに贅沢。
カバーデザインも豪華で、読みごたえがあります。
ただ、収録作品の内訳的にはBE-Boyの番外編集といった趣で、元の作品ありきな感が強くて、ここだけで完結するアンソロジーとはちょっと違う感じだったかな。
多分、ここの収録作品は、元の作品がコミックスになった時に一緒に収録されるのだろうけど、その時はもっと修正が強まるだろうから、その時の比較対照、修正部補完用として保存しておく価値はあるかも。
(敬称略) 池 玲文 / 相葉キョウコ / 藤崎こう / 大和名瀬 / 御景 椿 / 石田 要 / 座裏屋蘭丸 / 柊みずか / 中村明日美子 / せら / みなみ遥 / 本仁 戻 / 灰崎めじろ / ひなこ … さんの順に掲載されていて。
単行本でもよく拝読している作家さんが多くいらしたので大変満腹感がありました。なんというか、流石です!(拍手、笑)
中でも柊みずかさんの『挿れさせてください』、せらさんの『裸族の花嫁』がお気に入り。お二方とも初読み作家さんだったのですが美しい絵な上に柊さんは攻めの思い込み→引き→受けを誘い込む取引()がお上手でキュンッキュンしましたSM関係成り立つお話です。他でDT卒業しようとして…
せらさんはインパクトの強い、裸族!ギャグなのか…?ギャグ…だよな……でも……あれ……?という感じで引き込まれていきました(笑) 題材のインパクトって大事。
(後、ぐいぐいイケメェン!感が強く素晴らしい相葉キョウコさんの歪んだ…イケナイ一面を拝めたことが貴重でしたありがとうございますラブラドール受け…?最高でしたありがとうございます眼福ですただただ眼福)
ひなこさんのお話のみふたなりが含まれています。
媚シリーズにハマり、買ってしまいました。
表紙の作者さんの絵は、個人的には好みではなかったのですが、
話の内容と、絵がとてもエロく、この本の中では一番エロい描写だったんじゃないかと思います。
有名な作家さんがたくさん描いておられ、どの作品も読みごたえがあります。
レーベルのよっては、局部が完全に見えなくしてあったり、
こんな修正の仕方しなくても…というくらい、萎えるようなハズレな作品もあったり。
でも、この18禁シリーズは、どの作品もエロく、局部も隠されておらず、安心して読めます。
他のレーベルの作品のエロに物足りなくなった時に読み返したりしてしまいます。
とにかく、エロを堪能したい!という方にはオススメです。
私もアンソロは苦手な方でしたが、この作品は楽しめました。
カバーからして麗しい。漫画を買ったらカバー下を確認するのが鉄則!と思ってカバーを捲ってびっくり。すごく不思議な装丁でした。X-BLシリーズは毎回新しいことに挑戦していますね。
好きな作品は面白いけれど、そうでないものはふつう……という全体的に可もなく不可もなくという印象でした。
毎回痛々しい作品がちらちら入っていますが、今回は少なかったかなぁ、という印象。
番外編も少なかったので、初めて読む作家さんも楽しんで読むことができました。
ただ、藤崎こう先生の作品の修正の仕方と、一度だけでた断面図(というかお尻が透けてて挿入しているのが見えてるアレです)がかなり残念……
女性向けBLであんまりやってほしくないなぁ、と思いました。
個人的には大好きな大和名瀬先生が参加してたのが嬉しかったです♪
最恐教師の番外編なので、本編知らない人はよく分かんないかもですが……
井吹と井吹にきゅんきゅんする孝紀が可愛すぎました……
それから、このシリーズで一番長く続いた『裸族の花嫁』。
これはこれで完結したのかな……?
衝撃なラストで終始笑いっぱなしでした。
それからそれから、最後に出てきたひなこ先生の作品。
この作家さんは私の知ってる作家さんか……?
ひなこ先生といえばほんわか系の作家さんだったはず。
慌てて過去のコミックスと見比べましたが印象も雰囲気も変わってて本人か?と疑うレベル……
少しダークでエロエロなところが良かったです。
綺麗なのと、ほんわかなのと、ダークなのと、痛いのと……
全体的にバランスがとれていて、読み手を選ばない一冊だと思いました。
次回はなましぼり!トキめくタイトルですねー♡
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