条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
inazuma critical
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
帯の「友情じゃなくてはならない、感情―」という言葉を見て、
友情からの~は自分の好きな設定なので買ってみました。
渡(受)が、たまたまドアを開けて入ってきた三珠(攻)に誤って謎のスティックを向けた途端、
三珠が渡に触ろうとすると電流が走るようになるという謎の現象が起こります。
その謎のスティックとは、渡が所属する美術部に代々伝わっている「催眠をかける棒」。
怪しさ全開ですが…
その出来事をきっかけに、二人は友達に。
渡は家庭の事情も影響してか、友達がいなかったため、三珠の人当たりの良さに惹かれ、友達が出来たことを喜びます。
一方、三珠も純粋無垢な性格の渡に惹かれていきます。
ただ、三珠のほうには自分の気持ちが「恋愛」の意味での「好き」だという自覚があります。
けれど友達ができたと喜んでいる渡りに対して、自分の恋愛感情を向けてはいけないと、気持ちを押し殺そうとします。
友達ならして当たり前のこと、――二人で出かけたり、三珠の家に渡が遊びに行ったり――を通して、三珠の気持ちは膨らむばかり。
渡も無自覚ですが、渡のことを想っている様子。
「友達になること」はそんなに難しことだっただろうか?
人当たりが良く、友達も多い三珠は「友情じゃなくてはならない感情」に苦しみます。
果たして、下巻ではどうなるのか…。
おおまかにはファンタジック要素(謎の催眠棒など)+友情+学園+思春期の繊細な精神面、これらを詰め込んだ内容でした。
日常系ですが、ファンタジック要素があるので、苦手な人には向いてないかも。
ただ、一冊ぶん使って丁寧に精神面は描かれていると思います。