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Jr.アイドルユニット・カナ×ユガの禁断性域!!
kinku
表題作はシリアス調
■表題作【禁区！】
子役俳優同士の出会いとその後、高校生～社会人までを描いた作品です。
シリアス調の作品です。
最初に「男同士の関係」を持ちかけてその一線をやや強引に、かつ簡単に越えさせたのは彼方（攻め）のほうでした。
「男同士なんて変な気がする」と思いながらも、いつの間にか体がなし崩し的に反応しだして、心も持って行かれてしまった勇雅（受け）。
それなのに、彼方は「体だけの関係だ」と匂わすようなセリフを言い、勇雅を傷つけます。
いつの間にか彼方のことを本気で好きになっていた勇雅が、彼方に抱かれる度に苦しそうで切ないです。
ちなみに、子役時代に一線を越えてしまっているので、当然一話目で「ショタ」の絡みがあります。
読み始めたら予想外のショタ絡みがあってビックリしました。
ショタ苦手な方は注意です。
舞台劇のように自分の心を具現化した？子供が出てきたり、芝居がかった演出のある作品でした。
同時収録作は雑誌で読んだことのある作品でした。
雑誌で読んだ時はちょっと展開についていけなかったです。
コミックにまとまったものを読んでもやっぱり同じ印象でした。
ひたすらヤリまくっている感じです。
広報担当のＤＱＮＡＭＥが飛偉狼（ヒイロ）って、ユイってつけたくなるんだが。
絵柄は線画がもう少し整えば好きな感じです。
自分にはバランスが合わなかった
元々芸能界にいた子役である3人のその後の様子まで見通したストーリーなんですが、
正直言って通してドロドロした愛情とその奥にある暗さが気持ち悪く感じる本でした。
もともと片霧ライラさんの作風自体さくっと明るくならないドロドロさがあるのは
分かってはいたんですが、それと同じ位アホらしさとか結論の無邪気さがあって
そこが好きだったんですよね・・・
今回については結論が二人で落ちていこうぜ的なものであるばかりか、
もうとっくに前の本でストーカーさん（？）とお幸せになっている敦ちゃんまで引きずり落とそうとしている気味悪い結末まであって、どうにもこうにも。
予定調和が嫌い、という作者さんの意欲はわかるんですが、
この本はなんというかピアスというレーベルの悪い所ばっかり見た感じです。
ドロドロしたやや不幸？結末なエロが好きならどうぞどうぞ、私はもういいです。
