疑わしきは恋!

utagawashiki wa koi

疑わしきは恋!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×29
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
54
評価数
16
平均
3.5 / 5
神率
6.3%
著者
永住香乃 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784344832152

あらすじ

「女でもないくせに」と突き放した一太を、女装子になった貴羅は「好き」だと言い続けて…?バカでいとしいDKだらけの作品集。

表題作疑わしきは恋!

高校3年
高校3年

同時収録作品友達になれないアイツ

同時収録作品王子様と(俺)・王子様と(あの子)・呆れるほど遠くて驚くほど近い

サラリーマン
シルバーアクセサリー職人

同時収録作品王子様と(クマ)

クマの着ぐるみ
高校生

同時収録作品愛と欲望をまき散らせよベイベー

高校生

その他の収録作品

  • おまけまんが【表題作後日譚】
  • あとがき

レビュー投稿数5

「王子様」シリーズがイイ!

連載中からコミックスになるのを楽しみにしていた「王子様と()」。
タイトル通り王子を中心に恋模様が巻き起こるのですが
私がその中でも好きなのがクマの着ぐるみが出て来る「王子様と(クマ)」です。
王子こと星野真樹くんは暑い日でも朝から美人でキラキラしてて
着ぐるみの中のサラリーマンも会えるのを密かな楽しみしているんだけど
見た目と違い王子は下半身に節操がないタイプだと判明する。
ある日サラリーマンがバス停で王子を見かけ思わず並んで観察していると
王子の目線の先にある男の子がいるのが分かる。
本命くんに対しては見ているだけの王子に「きっかけ作れ!」と
文字通り背中を押し、王子は本命くんと話すきっかけができ
遠い未来に繋がる一歩となったのですが
このサラリーマンがいなかったら結ばれる事もなかったのかな?って。
実はその日の次の次の日に引っ越す予定だった王子、
何もせず引っ越そうとしてたのにはずみがついたとかで次の日告白。
でもみごとに玉砕しかもすぐ後に王子が交通事故に合う、
でも大した事なかったからすぐ引っ越し先に行っちゃった、
でもそれを知らない本命くんは病院でも学校でも探し出せなくて…。
結果王子の事が頭から離れなかった本命くんは
大人になって出逢った時に「よかった、生きてた」と泣いてしゃがみ込む(これは「王子様と(俺)」で描かれています)。
学生時代には簡単に受け入れられなかった事でも
大人になるまでに考えた事で自分の気持ちに素直になれた本命くんでした。
「王子様と()」が付いているのは3話だけなのですが
別の1作は転校先でやらかしている王子と
もう1作は大人になった王子と本命くんのその後で
コミックスの半分以上は王子 星野真樹くんが出ている作品です。
なので出来れば表紙も王子が出てほしかったのですが
編集部の意向なのでしょうかね?




2

王子の髪型、描くの大変そう

ロボ耳太郎君が誰かにおススメしていたので興味を持って購入。
この本、中の絵の方が断然いいです。
さっぱりしていて、すごくかわいい。
表題作と冒頭の短編は、高校生男子が、恋のありかがわかっていても、なかなかそれを認められずにドタバタするラブコメディ。
この2編は受け攻めも曖昧なまま、この気持ちは恋だと受け止めたところでおしまい。
後半は王子様シリーズ。
この王子様が、本命には一途でピュアなのに、それはそれとして何でもドントこい的なビッチ受けで、この振幅の大きさをどこまで受け入れられるか評価の分かれ目になるのかな。
私としては、どのお話も最終的にハッピーエンドなので良かったと思うよ。

1

雀影

追加
この作家さんってこれ以降のコミックスは出ていないようだし、作家さん自身の情報も見当たらないし、今どうされているのかしらね。
誰かの絵に似てる気がするんだけど、これだけお上手ならどこかで別名で描かれてたりするのかな?

お気軽ランチ

表題作の尺はあっけない程に短いです。
前後編番外あわせても恐らく全ページの
三分の一に足りない感じ。
にもかかわらず好い味わいをしていますね。
DK…男子高校生ならではの限界と格好つけを
上手に描きつつ主題を掘り下げた良い味わいです。
そしてその付け合わせになっているのが併録作で
あるにもかかわらずシリーズ五篇構成になっている
『王子様』シリーズ。
そして表題作の前菜代わりに短編一篇ですね。
『王子様』シリーズからはそこはかとなく
昭和の香りを感じます。
機微の描き方故にそう感じたのでしょうか。
割合にさらりと読めて程々に腹持ちの良い一冊です。

2

純情だけどくどくない

最初の話は短編で、高校生〜なソフトなお話(と思いました)。

表題作は2番目。
攻めが「女でもねーのにベタベタすんな」と強烈に拒絶するところからスタート。
そして受けは「なら女になればいいのかよ」→女装男子になる、という展開。
そして二年が過ぎて。

受けは健気だけど気が強くていいですね。格好は女の子だけど男の子な性格。
ただなんというか、他のお話にも共通するところなのですが、
展開が早いようで遅いというか、急に止まったかと思ったら突如駆け足になる感じで、
(丁寧に描いて欲しいところがそうでもないというか)
私個人的な「好みのテンポ」と若干ずれている感じがしました。

絵柄はとても綺麗で、特に女装子は本当に可愛い!

王子の話は続くたびに「続くんかーい」と思いました。
(悪い意味でもなくて、一話一話綺麗にまとまってると思うので)
しかし絵が綺麗なだけに、誰も彼もがどうも女の子っぽい・・・。
高校生はいいとしても、社会人カップルならばあともーちょい男っぽい方が好きです。

王子のキャラは好みではないのですが、
お話で貫かれている純情モードが良い感じで、
お幸せに〜と意外とほんわか読了しました。

0

知らないのはもったいない作品

本当に絵は綺麗でした。
ただ作者さんとわたしの好みの方向性が合わなかっただけなので、好きな方はすごくハマると思います。

・超絶美人ビッチ受けが三度の飯より好き
・ビッチ受けが世界に平和とよりよい社会をもたらすのがイイ
・ビッチ受けが初恋を実らせる展開は素敵♡と思う
・素直になれなすぎて拗らせてしまった攻めも好き
・そんな攻めに何をされても一途な受けもイイ
・一途だけど、効果的に攻めをやきもきさせる計算し尽くした行動ができる受けもたまらない
・ビバ!女装子

上の項目に当てはまる方には確実に萌2以上の作品です。
読んでなかったけどそうなんだ!?と思った方はぜひご一読を!
ビッチ受けは本当に無理、攻め受けどちらでも素直になるタイミングを外して拗らせ過ぎた状態がだめというわたしでも、毛束の一筋まで計算し尽くされた王子の風貌には笑えましたし、王子は全員を陥落させていっただけなのにクラスが一致団結していったのも面白かったです。
素直になれない攻めのぐるぐるした悩みにも「ここまで自分を思ってくれるからって、そうそう同性愛の世界には踏み込めないよな…」とものすごく納得しましたし、受けが攻めに惚れたシーンではうっかりわたしも攻めに惚れそうになるほどカッコよかったですが、やっぱりしゅみではないのです。
ただ、評価しているひとの数がすごく少ないので、「絶対こういうの好きなひとは好きだよ!?」と思ったので、レビューを書かせていただきました。
上記の項目が好きな方にはこころの底からおススメしたい作品です。

1

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