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reijin
別冊付録目的で、久しぶりに買ってみた麗人。
別冊の方は満足で、買って良かったなって思ったけど、
でも、本誌の方は、いつの間にこんなに連載ばっかりになっちゃってたの?
麗人って、前は「読み切り」がウリで、連載の作品の割合ってもっと少なかったような気がするんだけど、、、
まあ、作品としては、ある程度の長さがあった方が、そりゃあ展開はおもしろくなるし、せっかくの設定でどんどん話が膨らむのもわかるし、最初からたくさんのページ数を使うの前提でじっくりお話が進むのもいいの。
作品のクオリティ的には全然いいんだけど、
でも、ちょっと、残念。
A5サイズ「寸止め特集」80頁の小冊子つき。作品のページ数にはばらつきがありました。
★猫田リコ「目と目が合ったらサヨウナラ」最終回(32頁、表紙なし)
ネジれてコジれた比良子(ひらこ)と吹上(ふきがみ)のわだかまりがとけ、いよいよ最終話。吹上は、3年+アルファで培った素っ気ない態度が染み付いててどこかぎこちない。
炊飯器を買いに一緒に家電屋に行く約束をしますが、待ち合わせの場所でどう声をかけたらいいのか分からず物陰にかくれたり。迷ってるうちに、比良子が女性の同僚とはちあわせして出るに出られなくなったり。
これまでは本心がバレないようにと無愛想だっただけに、今度は「デレかたが分からない」とオロオロ。でも気が緩んだ時に出てくる幸せモードとの合わせ技で、キレイなツンデレが決まってました。
★井上佐藤「10DANCE」第13話(26頁、巻頭カラー)
表紙には#12とありますが、13話です。
前回のアーニーとの会話の続きからでした。
無自覚な杉木よりも先にアーニーが核心に気がついて、「絶対教えてやるもんか」と。アーニーと一緒にいたニーノも気がついてたようですが、鈴木の去年の試合の映像にかなり不満でそれどころじゃなく。ごたついているうちに回線が切れてしまいました。
後半は鈴木と杉木のパート。
いつもの広場で話をしながらのダンス。お互いのことを知りたい、知って欲しいと会話が弾み、それを通して二人の子供時代やダンス以外の側面が垣間見えました。
★国枝彩香「スピンアウト」(32頁)
今回は物理的に痛いのと精神的にイタいの両方って感じでした。
またぷっつりと姿を消してしまった三木。巽は涼馬のかわりに三木を利用してたのに、とうとう涼馬を三木のかわりにするように。
かといって気が晴れるわけもなく、くすぶった気持ちのまま自宅に帰るとドアの前に酷い怪我を負った三木が・・・。
登場人物全員が不幸にしか見えないストーリーですが、更に事態は悪い方へと向かって行きそうです。三木が巽を訪ねたのには目的があり、それに乗ったら巽は完全に詰んでしまうだろうというラストでした。
☆小冊子の「目の上のたんこぶ」は石川と山口(耳たぶの理由→春に孵る→胸の鼓動)のショートストーリーでした。
☆山田ユギ「夏のかおり」
「一生続けられない仕事」の過去編。三上23歳と小野田24歳のある夏の日のお話。
小冊子は寸止め特集ですから、オチはお察しということで。
☆風緒「密室恋愛」
売り専ボーイが延長1ヶ月で訳アリ同居生活を持ちかけられるというお話。
ドコが寸止めなのかは、読み終わってから納得。主人公の一挙手一投足が鍵になってる、ちょっと技ありの寸止めでした。
ページも多いし小冊子の中ではこれが一番満足度高かった気がします。
―― 今月発売するコミックスの「試し読み特集」がありました。それぞれ4分割で17頁ずつ掲載されてます。
キサユキ「茶々恋々~桐生茶道具専門店~」、禾スパナ「汚部屋住人の顛末」、はらだ「やたもも」、松崎 司「リリパット」の4作です。
[補足のお知らせ] 山田ユギさんの「誰にも愛されない<完全版>」全サ描き下ろし小冊子の発送が9月に延期するとのことです。
[次回予告]
次回は10月9日発売です。予告にある作家は以下の通り。
山田ユギ、直野儚羅、エンゾウ、鬼嶋兵伍、井上佐藤、真行寺ツミコ、宮本佳野、西田 東、国枝彩香、猫田リコ、たうみまゆ、CJ Michalski、内田カヲル、深井結己、木村ヒデサト、他。
9月13日発売予定の「麗人Bravo!秋号」の表紙は山田ユギ。
巻頭カラーは神田 猫。甘々なイメージがある作家さんですが予告に「ヤンデレ」って文字が躍ってます。
他、西原ケイタ、歩田川和果、鬼嶋兵伍、おわる、吉池マスコ、木下ネリ、右野マコ、蔓沢つた子。(以上、敬称略)
表紙の3Pシリーズ(?)がどんどん
エロく際どくなっていく…
今回は乳首のぷっくり感と、片足に引っかかったブリーフが
ツボでした(裏表紙に注目です)。
■井上佐藤【10DANCE】
鈴木への恋に気づきかけ?の杉木と、
もう既にかなり杉木を意識している鈴木。
(マッパで寝ているところに、杉木から電話がかかってきて
真っ赤になるところが可愛かった♪)
子供の頃、男性バレエダンサーのモッコリに
衝撃を受けた話で盛り上がったり、
好きな酒は?映画は?
…など、互いを知ろうとする二人が可愛すぎ。
広場で踊っているところを、そのへんのおじさんたちに
「まただ」
「おーい 今度は埋まんじゃねーぞ」
とか野次られてるしw
26ページと短かったけど
また少し距離が縮まった二人に萌えました♪
■国枝彩香【スピンアウト】
隠れSの会社員×謎の美人×健気なお坊っちゃまの
三つ巴サスペンス。
巽は、自分を慕う社長令息・涼馬を抱くも
三木を忘れられない。
ある夜、久々に訪ねてきた三木は
何者かに爪を剥がされていて…。
SMプレイもなく、珍しく良い雰囲気の二人ですが…。
「この爪 剥いだの姉の旦那なんです
――あの男 殺してくれません?」
と三木に耳元で囁かれ、巽は道を踏み外してしまうのか?
穏やかじゃない引きに大変続きが気になります!
■西田東【愛はない】
前回、亡き従姉の一人息子・陽斗にヤられてしまった
小説家の義人。
情が移る前にと陽斗を追い出すが…。
年下攻が頑張る話かと思いきや
そう単純にいかないところがさすが西田さん!
「あんたのケツを200万で買ってやる 脱げよ!」
と鼻息荒い陽斗を軽くいなし、
逆にツッコんでしまう(!)義人さん、大人です…。
いや、陽斗への気持ちを持て余している義人も
結構子供かな?
軽薄なようで優しい義人のキャラがとても好きです。
次回も読めるようで楽しみ♪
■猫田リコ【目と目が合ったらサヨウナラ】最終回
恋人になって2週間の二人。
初デートに家電を見に行くはずが、
吹上に手をつながれ、
「オレっ 比良子さん大好きだから!」
なんて言われ、我慢できなくなった比良子は
吹上を自宅に連れ込み…w
ずっとすれ違っていた二人が
最終的にすごくラブラブになって良かった~。
事後、比良子に抱きつく吹上が可愛かったですv
単行本化が楽しみ!
<次回予告>
ユギさん、井上佐藤さん、エンゾウさん、西田さん、国枝さん…など次回も楽しみなラインナップです♪