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傲慢な財閥御曹司オーナー×美貌の船長、豪華客船で繰り広げられるアダルト・ラブ
chikai no kuchiduke wa senjo de
あらすじと表紙の雰囲気で衝動買いした一冊でした。
表題作のほかに短編が3種類収録されています。
表題作の初読み時、私は予想していたよりは萌えることができませんでした。(でも再読したら案外萌えました。なぜだろう・・・)
初読み時、あらすじから勝手に美貌の船長が初心な初モノ設定(←完全にただの願望)だろうと思い込んで買ってしまったのですが、実際には違った・・・それががっかりで萎えたのかもしれません。(私はピュアな受け様が好き)
でも、時間をおいて再読したら、攻め様がハイスペックながらもとっても嫉妬深くて好きな人の事になると色々やらかす残念キャラ(←褒めてます。これは私の萌えツボの一つです。)だったし、そんな攻め様の台詞も素敵だと感じました。
それに実は受け様がこの攻め様とのHで初めて物凄く感じてしまう・・・という設定にもなっていたので、初読みではぴんと来なかったけれども、再読した際には受け様の姿にも萌えました。
再読してみて良かったです。
「奈落の密約」拉致されて強引に催淫剤を飲まされてしまった受け様。間一髪で攻め様に助け出された後に急に薬が回ってきた時の「・・・薬が今頃効いてきた・・・」という部分が個人的には萌えツボでした。
「花形役者と恋の艶道」年下の幼馴染みに強引にやられてしまい・・・という設定が個人的にはツボ。でも、その時のシーンは回想だけで詳細が描かれていないのが残念。このカップルは好きなタイプのカップルなので、もう少しこのカップルの話を見てみたいです。
「愛しい獣」悪徳闇金業と神主業を兼業している攻め様。物腰が丁寧な所がツボです。もふもふ物は苦手なのですが、攻め様がツボ過ぎて、これは難なく読む事が出来ました。
これは…!
その昔、一世を風靡したBL作品そのものの香が漂っていました。
表題作は表紙絵の人たちですが、
読む前に、
攻めは「俺様」「御曹司(金持ち)」
受けは「健気」「やたら色んな男に言い寄られている」
こういう感じだろうと何となく思ったわけですが、
読んでみたらほぼ当たっていたという。
表紙のフォントや絵の雰囲気が小説の表紙絵みたいと思ったのですが、
よく考えたら作者様、小説のイラストもけっこう描かれておられましたね。
東野さんが挿絵をされていた小説も何作品か読んでいますし、
なんかアラブのコミックも読んだことがある気が。
そんなわけで初読みの作家さんではないですが…(内容の記憶はない;)
ここ近年、典型的な俺様攻めはまったく流行らなくなってきましたね…。
私は俺様は「受け」のほうが美味しいので、
典型的な俺様攻めにはそこまでそそられないのですが。
ただ、俺様が攻めの場合は「受けを溺愛」は外せませんです!
そしてやたら金持ちで色々高スペックで床上手がセットなら読めます。
こんなバブル男おらんやろ、みたいな夢のような男も時にはいいです。
しかし現世に帰ってきてから、本と現実との落差に呆然とする。
夢なら覚めないでくれーーー
こういうタイプのキャラや設定が好きだという人もいると思いますが、
しかし今っぽくはないな~という印象です。
思わず何年発行の作品か確認してしまいました。
流行りは繰り返すといいますし、
そのうち「俺様」が形を変えてまた流行るかもしれません。
同時収録作については、
・ヤクザ×組の顧問弁護士
・女形の歌舞伎役者×攻めの幼馴染
・神主(なぜか闇金取り立て屋さんも兼務)×狛犬
の三作品が入っていました。
作風は大人シリアス~ファンタジー甘々まで
バラエティに富んでいました。
なのですが、すべての作品の展開が超王道。
一つ一つのお話は整っているけれど、
「特集」に合わせて描かれているので、
尺が短く感じるのが惜しいところです。
王道でもじっくり描いてくれていたらもっと良い評価になりそう…
と思いました。