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dorobou to hatsukoi
ブラック★アウトサイダー、泥棒と初恋シリーズが収録されています。
ブラック★アウトサイダーは、オジ様同士の恋が好きな方にはうれしいお話かと思います。オジ様苦手な方でも少し安心して読めるかも?
指先の恋を少し思い出しました。
泥棒と初恋シリーズは画家のお話でした。本当に泥棒のお話かと思ってましたが違かったです(笑)私の勘違いでした。
ストレートな気持ちを軽々とぶつけてくる優秀な恋人への劣等感を上手く伝えられなくて四苦八苦する姿は健気です。
素直になれないもどかしさ!好きって言っちゃいなよ!何回かつっこんでました。
一冊がリンクしていて面白かったです。
好き嫌いが分かれてしまう作画ですが私は好きです。
今回のお話は3種類ありましたが
主人公は変われど登場人物は一緒なので同じ流れで読むことができました。
まず最初は喫茶店を経営している天野と同級生の高瀬のお話。
始まりは再会から。
お互い顔見知り程度の同級生だけど、学生時代はお互いに相手のことを想ってた。
(勿論それぞれの心の中でね)
それからなんとタイムスリップという展開で過去に行き
それらの気持ちが明らかになるのですが
何故タイムスリップ?と思ってしまったのは置いといて
そちらで経験してきたことが戻ってくると現実の過去になっててオイオイと。
お話の展開が一足飛びのような気もしましたが
取りあえずはラブラブお付き合いです。
次はこの喫茶店でバイトをしてる子がメインのお話。
こちらも再会から。
高校の美術科の先輩と後輩。(今は新進気鋭の画家とフリーター。)
こちらもま互いに思っていながら…
ですがこちらはタイムスリップなんて事にはなりません!(笑)
あらすじにもある過去の「罪」と「秘密」を抱えてたのは
橘だけではなかったというお話。
ギクシャクとする2人ですが1話目の攻・高瀬が背中を押してやった感じですかね。
意地悪な感じでしたけど…(^^;)
そして最後は桜井の先輩で額縁作家の徳長のお話。
読んでビッックリ!!
まさかこの人までもが橘の絵を?!
この人も過去に「罪」を犯してたということです(爆笑)
徳永には年下の好きな子がいるんだけど片思い。
それを桜井の事と勘違いするお話です。
そのおかげで桜井×橘カプは同棲にまで行き着くので
それはそれで良かったのかな?
そしてカバー下
私もアートセンスがゼロということがよく解りました。
大筋はシンプルなラブコメでしたが、様々な感情を抱えたキャラクターとずっしりした絵で読み応えのある物語でした。陰影の濃い絵柄はあまり好きではないのですが、主人公・橘の女性的ではなく青年らしい可愛らしさがガッツリ描かれていて良かったです♪
◆『ブラック★サンダー』『BURN OUT(描き下ろし)』
イケメンオヤジ×平凡なオヤジ。タイムスリップ要素が入った元同級生との再会ラブ。
受けが本当に平凡すぎてこの話には萌えませんでしたが、この後の表題作に脇キャラとして出てくる2人はいいオヤジ味出してました!
◆『泥棒と初恋』『泥棒と恋愛』『泥棒の見解』『泥棒の弱点(描き下ろし)』
新進気鋭の画家【桃井】×カフェ店員の【橘】。高校時代、同じ美術科の先輩&後輩だった2人の再会ラブ。
過去の過ちを誰にも言えずにいた橘と、同じ事をしていながら公言しまくりの桃井。お互いに嫉妬、羨望、執着といった感情を抱えながらも物語は明るく前向きです。
ミステリアスなイケメン画家・桃井の素顔は橘を溺愛する普通の(?)憎めないイタ男。対する橘は戸惑いながらも真っすぐに向き合う姿がどこまでも可愛いらしい受けです。
全ての感情を否定せずに素直に生きる。見ようによってはただのバカップルですが、うわついた印象を持たせない2人は見ていて気持ち良かったです。
◆『泥棒と破壊者』
ヒゲモサオヤジの【春来】(桃井先輩の先輩)と、10才下の美少年【光】のお話。ヘタレと見せかけて自分のポリシーをもっているオヤジ、大好きです!
「魔法使いの罠」が好きなので、作家さんを見て購入した作品でした。
ひとつの世界中にそれぞれ3つのカップリングのストーリーが展開される形式なのですが、「魔法使いの罠」とは少し毛色の違うキャラクター達だったと思います。
個人的に最初のカップリングの攻めキャラが好きでしたが、好みは分かれるところかもしれません。全体的に軽く読める感じで、エロに比重を置いている印象でした。
本屋にて表紙買い。
男らしい男の子の前髪上げ…!ポンパドール…!おでこ…!ということでとても荒ぶりました。
ちょっと辛口かもしれません;
表題作の桃井(攻)、橘(受)ともに見た目はそれぞれストライクゾーンです。
絵柄も最近はやりの細くて硬そうなものではなく、男らしく肉質の良い絵でとても好み。性描写シーンでは筋肉もムキムキにならない程度にしっかり描き込んであり、背中だの首元だの脚のラインがとても良し!
攻←受の片思いが、実は攻→←受の両片思いだったというのも、BL的に良い展開です。
ただ、その展開にするには、過去の掘り下げが甘いかな~と。キャラに過去を語らせるのではなく、いっそ学生編をはさんでしまった方がよかったのかも。後から「橘の絵も盗まれてた」とか「橘も認められるような画家で」とか、口で言われても…。
そして、作中の絵に関する表現が微妙でした。
「画家の描く絵ってこんなだよね」というようなボンヤリした絵しか出てこない。画家である桃井の絵なんて、ほとんど自画像しか取り上げられません。
桃井の描く絵というのは、人物画や風景画が多いのか?抽象画で有名なのか?有名ならどの程度?画家で成功する、というのは難しいと思うんですが…。「新進気鋭の画家」という言葉で説明した気になってるな、という感じです。
他にも、アトリエはほぼ出てきませんし、パーティーのシーンや画材店の描写など、ちょっと著者の力量不足かなと思う点がちらほら……。
「BLにリアルな描写なんて求めるな!」と怒られそうかもしれませんが、普遍的な日常の中に、同性愛・恋という非日常が現れるから萌えるわけで……!
『ブラック★アウトサイダー』の二人は個人的には今ひとつ。
描き分けがイマイチなのか、最初に出てきた時も20代後半くらいにか見えないんですよね。実際に学生時代と違う点も、目の下のしわくらい。「おっさん?オヤジ?え、そんな年じゃないでしょ?そんな年なの!?」というか…。
それに加えて、状況の転換が解りづらいのでファンタジーなのか本当に夢なのか、最初は疑問に思いながら読んでいました。展開も少々強引で、矛盾を感じます。
ただ、その後、表題作に出てきた二人は良い味出してると思います。夫婦っぽい…!
『泥棒と破壊者』は……個人的には蛇足でした…。
すっごく失礼なことを書いていますが、総括するととても好きなんです!
でも、だからこそ気になる部分が見えてしまう作品でした。
次作に期待です!
タイトルのインパクトが直球すぎてなんだか腑に落ちないのですが、太陽に憧れる向日葵のような精一杯の眼差しが詰め込まれていました。
「ブラックアウトサイダー」
神様の思し召しによって、意識のタイムスリップから両想いを知るメルヘンなお話し。
見た目と精神年齢の違和感にクスリとなります。
表題作。
実はお互いの才能に惹かれ合っているのに凡才だと過小評価しまくった橘の、ほんの出来心から罪悪感に苛まれる心臓に悪い毎日が始まります。
桃井の俺様な言動と行動が、無理矢理手を引っ張っていくクセに大事な所で気弱になったりするからなかなかまとまらない。
見かねた高瀬の世話焼きぶりと嫉妬が絶妙な後押しとなります。
「泥棒と破壊者」
一番ページ数が少ないのですが、両想いになっても春来の報われなさににんまり。
直野さんの真骨頂とも言える、「俺なんか」と劣等感に下を向いても諦めきれないいじらしさが盛大に発動されているのですが、基本逃げてばかりで全能な神様頼り。
コミカルなほんわかさがあるので楽しく読めますが、もうちょっとシビアな部分が見えても良かったかなとつい思ってしまいます。
「おっさん」を求めてこちらを読みましたが、個人的に求めていたおっさんとはちと違っていて絵もあまり好みではなくて残念。
えっちはかなりエロいです!けど、汁多めでちょっと引きました…
カフェ店長天野とリーマン高瀬
天野は高校の同級生高瀬と道端で再会して飲みに行くが、そこで高瀬の元カレに殴られ失神。高瀬が自宅で休ませるが天野は夢を見ていた。高校時代に戻って高瀬とえっちしている。
目が覚めるとその時のことは夢ではなくてタイムスリップだった?!
天野の働くカフェの店員裕と画家の桃井
こちらも道端で高校時代の先輩桃井に再会。裕は動揺する。高校時代に桃井の描いた絵を裕は盗んだことがあったのだ。
再会以来桃井がなにかと裕につきまとうが…
桃井の先輩で画材屋の春生と10歳年下の幼馴染の光
春生が裕の高校時代の絵をやはり盗んでいてそのことから桃井と裕、幼馴染の光、それぞれが誤解して…
ちょっとずつリンクしてます。
すれ違いや誤解が解けてくっついてらぶらぶハッピーなお話。
個人的に好みではなかったので萌部分が思い当たりません…