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yankee uke
2014夏ごろから5作ぐらいでしょうか、シリーズでいろいろと出ていたと思います。どれもテーマが、読者を選ぶもの。
だいたいどれも読んだのだけれど、もっともわかりやすく、テーマに沿ってむりやり作られた感じがなかったのはこの一冊。
羽生山へび子で始まり、スピード感のある描写で一気に読み手のテンションを上げます。可愛いイラストで惹きつけつつキリキリと怖さも与え、シリアスもおバカも入る。そしてラストは「キラキラ爆弾」で〆る。
カス『セブンティーンキラキラ爆弾』(これすっごくよいです)まで読み切って、この作品で終わっているのが最高だと思った。スッキリ、よい気分、これで、神です。この運びがよかった。
読もうか迷っている方は、先のスズキ27さんが書かれたレビューを読まれることをおすすめします。
私は、カバーイラストby九號と、ヤンキー(っぽい)受けに対してそれじゃあ攻めはどんなキャラを作ってくるかな?というのが気になって手に取りました。お気に入り作家ばかりでなくても、トータルでの満足感があると思います。
こういったシリーズは、テーマを頭の隅に置いていろんな作家の作品を楽しめるアンソロならでは感が好きですが...
そのテーマに関して、「ヤンキー受」はわりと広いのでよいとしても(※この作品は本当に痛いのやら流血はほぼナシだと感じます)
血をみたい人ってあまり多くないと思うのですがそんなに需要があるのかしら。そろそろボコり、ボコられ系テーマは一時ストップして新しいものへシフトしてもよいのでは。勝手な願望ですけどね。
九號さんのイラストに捕らえられ、思わず表紙買い。
○○の穴は明け渡しても心は譲らねェ、そんな目つきにゾクゾク。
粋がって突っ張っているヤンキーが実は純情だったり可愛かったりするギャップも良いですが、それよりも何よりも、犯されてもなおプライドを失わない漢(オトコ)の眼がいい!!
キャッチコピーは〝拳で語る愛死天流〟。グダグダ考えるよりも体をぶつけてスッキリ解決する爽やか男前ヤンキー受けへの期待が高まります!
実際中を開いてみると病み気味だったりSM方面に走ってみたりほのぼのしてみたりと、現代ヤンキーの生態は様々だという事が分かりました。
◆『ヤマケンとマサキ』(羽生山へび子)
リーゼント! 筋肉! 咥え煙草! 方言!
――アホ……わかれ、アホが…。
上手く言葉にできない気持ちが、拳を通して伝わる。
心が通じ合っている2人だからこその拳ラブ(※notフィ●ト)に萌えました!!
◆『青少年流バイオレンス』(森世)
ヤンキーがイケメン転入生に調教され、手を挙げられるだけで反応してしまう体に。
◆『勝手、きままに。』(羽澄しろ)
メガネ委員長×襲い受けヤンキー。ほのぼのでした。
◆『友達になりたい』(松本ノダ)
ムッツリながらも強引で鬼畜な後輩の敬語がエロい! もっと見たかったです!
◆『卒業の日』(さとまる)
成長とは何か。この熱い心を失うことなのか。
◆『気持ち良けりゃいいよ。』(プルちょめ)
中西がフられる度にピアス穴を開けてあげる直ちゃん。この度めでたくアチラも開通。
◆『あの日みたネコ』(摩天楼クモ男)
助けたネコに繋がれて。
◆『不思議と悪い気はしない』(クリハラ)
イケメン男子×ほだされ坊主。純情なヤンキー受けです。
◆『アイライクユーアイラブユー』(たらつみジョン)
好きな人がいて。報われなくて。だからと言ってお前の気持ちには答えられない。
◆『女装☆番長!』(エマオ)
不言実行の男の前で、鉄の掟がなんぼのものかと。
◆『セブンティーンキラキラ爆弾』(カス)
元ヤンであり元教師である攻めのギャップ。
それぞれカラーが違ったので、同じヤンキー受けでも最後まで飽きずに楽しませていただきました♪