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endless game
田亀作品も復刊や海外モノを除いてこれで23冊目になるそうで。
ゲイマンガという特殊な世界でこうしてコンスタントに発行され続ける、そして愛読されている、世界中の人々に支持され続けているって、とても凄い事だと思います!
ゲイマンガであるので本は成人向け=R18となっていますが
ちょっと自分の考えを申せば、XBLなる企画モノ本が最初は目新しくて飛び付いたが、そこに2、3匹目のドジョウは存在せずむしろ惰性になってきてしまい
興味本位以外のゲイポルノとしての世界をみることができるこれらの本にこそ、その印の存在意義を見るような気がするのです。
さておき、この表題である【エンドレス・ゲーム】は田亀作品の大きな特徴であるSMは登場しません!
これはいつもの、丁寧な作者によるあとがきなる作品解説を読むと、
読書中に自分が感じたモノを裏付ける事が書かれてあるので、なるほど!と合点がいくのですが。
ヤりたくて仕方ない大学生のアキラがヤリ部屋へ行った折、警察の手入れが入るからとそこの店長に裏口から逃げさせられる。
しかし、その裏口にいたのは手入れに来たはずの刑事!
彼に、身体を弄られそそられたアキラは、刑事とヤれるならと彼の誘いに乗り、休日に彼に指定された部屋へ出かけるのですが、そこに待っていたのは身体にトライバルのタトゥーを入れたケンジという男だった。
ケンジのデカマラに魅了され、彼とのセックスに醍醐味を見出すアキラは淫乱を開花させ、ケンジの意のままにセックスを楽しむようになる。
・・・が、実は!というのがラストにあるのだが。。。
最初読み始め、あ、かなりノーマルだな~だけどゲイの姿だよね。
と、恋愛とは違う身体が優先する、SMの田亀作品からするとかなり平坦な流れに「おや?」と思う。
しかし、段々とエスカレートしていくケンジのリクエストにセックスの興奮と喜びを見つけのめり込んでいくアキラの姿は、同意の元であり、彼もまた楽しんで喜んでいるのです。
ただ、それが実はハメられた罠だとも知らずに。
ハメる方もハメられる者に無理強いはせず、必ず同意の元進展させていくのです。
それが読み始めの”アレ?”をワクワクするものへ移行させていく、作家さんならではのテクニックで盛り上げていくのです。
この手法が何故なのか?それがあとがきに書かれる事になりまして、なるほど~と海外に向けた作品の作り方という、目からうろこの教えを受ける事になるのです。
そう考えると、BLってかなり過激で酷い!?
田亀作品の表現方法、毛とか筋肉とか、セックス描写とか局部描写とか、そんな色々はもう言及しますまい。
自分にとって田亀作品って、すごく勉強になることが多くてもうそういう域を超えちゃって(ちょっと見慣れたこともあるかな?)
ほー!とか、へー!とか感心ばかりが先だちます。
局部も成人向けですから修正もなく露骨な描写がありますが、エロを感じるより生物学のイラストを見ているような~(笑)
ゲイの世界を見たい、という方にはまさにその世界が(アニキの世界のほうですがw)描かれているのではないでしょうか?
同時収録の【転落の契約】これは表題と打って変わって、田亀作品のSMの関係を描いたまさにそのお手本のようなお話。
これも、あとがきを見るとなるほど~と思います。
コテコテすぎるほどの展開は、【エンドレスゲーム】の反動だとか(笑)
元レスラーでホルモン屋をやっている玄龍は事業に失敗して借金をこさえるのですが、その相手・百田の出した条件は3年間彼の奴隷になること。
あとどのくらい、耐えに耐えて百田の奴隷を果たし終えた玄龍に待っていたモノとは・・・
執着、調教、転落。
見事にいつものSM路線を王道のように突っ走る話でした。
しかし、笑いをそそられる点が・・・精液をホルモン呼びする事です♪
「ホルモンが出る~!」モツがこれから食べられるかな(笑)
お値段も高いし、マジガチゲイなので、耐性があって好きな方しか読まないとは思うが
たかがポルノではなく、何故ポルノなのか?
性の本質を飾らなく描いている作品を、あとがきもじっくり読んで味わって欲しいといつも思うのです。
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