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唯一の雌を巡っての、危険な恋の駆け引き
swapping vacances
「スワッピング・バカンス」とはタイトルからしてなんて変態的なテーマ!ととりあえず飛びついたんですが、意外にも純愛っぽい話でした。いや十分エロいんですけど。受け様が今まで強引な性格の彼氏と付き合ってきたけど、運命の人(攻め様)に出会って本当の愛を知った、みたいな話です。3Pのお話はかなりの数読んでいて、受け一人対攻め二人で受けがどちらかを選べなくて最終的には3人でずっと仲良くという結末が圧倒的に多い気がしますが、この話では受け様は攻め様一人を選びます。ちょっと新鮮に感じました。
プレイ的には3Pがありましたが4Pっぽいのもありました。2カップル出てくるので受けが二人いるんですが主人公の受け様の方が総受けっぽいんですね。正直そのシーンは・・・萌えました~(笑)がっつりエロいの読みたいわって気分の時にはおすすめです。
ゲイカップル限定のバーで顔見知りになった縁から、南の島でスワッピングをやってみようという事になった二組のカップル。
舞台演出家・毅士×保育士・矢尋は身体の付き合いから入ったものの、相手の行動に特にやきもきする事のない浅い関係。
もう一組、製薬会社の御曹司・理久×モデル・智は長年の顔見知りでお互いの事情を察しているが、恋人同士?と聞かれると言葉を濁す含みがある。
そもそも性生活が安定していない、心の結びつきも曖昧な二組のカップルが試しにパートナー交換してエッチしてみたら、そっちのほうがしっくりきちゃった…って当然の展開になっちゃった訳だ。
エッチシーンも道具や媚薬を使ったり複数入り乱れての乱交、コスプレしながら等、矢尋みたいな肉食系で欲望に正直な受けは割と好みだ。
この話、単なるエロエロってだけではなく、会話が弾むとか趣味があうとか、相手の事を本気で好きなのかって内面を覗かせた、普通に恋愛過程を見せる部分もある。
タイトル負けしてはいるが、個人的には結構好みの話だった。
だって恋人交換した後のカップルのほうが好感が持てるのだもの…。
矢尋も理久も割と冷静で、智も密かに野望を持っていたのに対して、スワッピングというプレイに踊らされた毅士が一番自信を見失っていたってのがこれまた皮肉だ。
なにせ「恋人とのセックスが一番、だからひと夏の危険なバカンスを楽しもう」なんて台詞自体が矛盾に満ちているって気が付かなかった位だもの…。
でも、攻めザマ~、とまでとまでは思えずに、智は本気で毅士に気があるんだし、後にいい関係に発展できたらいいね…。
タイトル通り、恋人2組で南の島にバカンスにいくお話です。
複数プレイありき、しかもスワッピング…。
なので苦手なかたも多いかと思うのですが、設定はおもしろかったです。
カップルが2組出てきますが、4Pというより3Pが多い印象でした。
主人公の矢尋と毅士はちょっと冷めてるけど一応恋人同士。
一応、というのは、互いに恋人がいるかと言われたら相手の名前は出すけど、愛情や独占欲が強いわけではなく、気楽な体の関係に重きを置いていて、あまり感情を向けていないようなドライなカップルです。
でも他の誰かと寝たらすこしは面白くない、くらいの嫉妬心はある。
ゲイバーで知り合った理久と智のカップルを2人はをそれぞれ気に入って、一度だけ智と寝たいなあと思い立った毅士はスワッピング旅行を持ちかけます。
モラルのないお話なんだけど、最後まで読むと納得できるオチがあります。
旅行にはきちんとルールがあって、他の人と寝てもいいけど身体だけ、愛を語るのはNG、旅行が終わればもとの恋人同士にもどる、というもの。
恋人がいるのに別の人に惹かれていく罪悪感がテーマだそうですが、最初から矢尋と毅士がわりと冷めたカップルだからか、あんまり背徳的な感じはしませんでした。
矢尋は相手カップルのタチであるで理久が気に入りますが、プレイは智とからんでたり毅士とからんでたり…
私は受け×受けが大好きなのですが、探してもなかなかないのでこれは嬉しかったです。
道具や媚薬など、プレイが濃くて台詞も濃厚…えろえろです。
主人公がわりと淫乱なので苦手な方はご注意。
南の島に来ている感じも十分あってよかった。えろいけどちゃんと愛もあります。
でもストーリーそのものは予想がついてしまう感じでしたので、複数プレイ好きでえろが読みたい、てかたむけかと思います。
番外編の理久×矢尋のお話がよかったです。アホえろっぽいお話で、もうこのバカップル、と言いたくなる内容なのですが、すごく幸せそう。
本編中はどうしても他の人も周囲にいたので、2人きりで相手だけに専念してるプレイってこの番外だけかもしれません。
えろメインで、複数プレイ好きのかたは満たされるお話でないかなあと思います。
副題に「スワッピングバカンス」とあるのですが、スワッピング感はあまり全面に出てなかったと思います。
帯に「唯一の雌を巡っての、危険な恋の駆け引き」って書いてあって、本屋さんで「おや?(交換じゃなく奪い合い?スワッピングなのに雌が唯一?)」と思ったのですが、むしろそっちでした。
ネタバレしちゃうので詳しくは書きませんが、スワッピング推しじゃなくて、恋心が成長していくお話だったと思います。
H内容はそこそこエロいです。
3P、媚薬、おもちゃ、コスプレ、言葉責めなど。
毒吐きレビュー好きのみなさんごきげんよう。
期待値が高いがゆえに毒を吐くんだと思っててクダサイ。
数ページ読んだ時点でのインプレッション→えらい会話文つなげるのがヘッタクソだな、この人…デビュー作?
早乙女さん…んー、なんか読んだ記憶があるんだよなぁ…と思ったら、「皇太子の双騎士」作者さんでありました。たはーーーっ、なるほど。
「皇太子の双騎士」のレビューは自分でもよく覚えてます。
Ⅰ、Ⅱと連続買いして、文章がありえんレベルでマズい!のに設定がどツボで★★★★つけた思い出の作品。
今回もまったくもってそのケースだった件。
最初は「うわーーーーーーっ!!!ついに!ついにBLにもスワッピングの波が!これはこれはこれはエポックメイキングな作品になるにちがいなーーーい!」と鼻の穴おっぴろげて予約をポチポチしたのですが。
ここで解説。
スワッピングとは…恋人が2組でパートナーを交換しあってセックスすること。夫婦交姦などとも呼ばれる。
なにがスワップの醍醐味かというと、「嫉妬」がエロスに昇華するプロセスで、現役スワッパーの方々に聞くと、「交換してまたもとに戻った瞬間に脳内ヒューズが飛ぶ」。
BLでスワッピング…って、なんとなくではあるが、書き出すのが難しいような気がしたんですよ。女だったら、嫉妬をあらわにして泣いたりしながらもエロスにハマるみたいなところあるんだろうけど、男性×男性だとそんな女々しいことやられても冷めるし、男としてのメンツと嫉妬と快楽と~~みたいな、より複雑な表現になるのかなと。ワクワクテカテカ。
がっ! 読んでいくうちに「スワップまだー?」って感じになってきたでござる。
とりあえず、イベントとしてのスワップはやっているらしいんだが、肝心の嫉妬と、痴態を恋人に見られる羞恥と…っていう心理面がまったくもってスルーされている~。あぁぁぁぁ…。
スワップやってて相手に惹かれていく…ってそれスワップの意味ないじゃーーーん!
読後…納得いかないまま本を閉じる。あきらかに設定負けだよねぇ…。
BLで珍しいスワップをテーマにしている点は期待値大ってことで★1個。
あくまで「雰囲気」を楽しむ作品ですねぇ。
なんなんでしょうね、スワッピングと言うよりネトラレ感が先に立つような気がする。
憧れと恋する気持ちが強くて嘘をついてまで好きな人にアタックすべくチャンスを作る、
そんな友人の頼みを断れず、嘘の片棒を担ぐことになり、思いがけず友人が恋する相手の
恋人に惹かれてしまうノンケ御曹司。
恋人の浮気癖に怒るでも嫉妬するでもなく、過剰な干渉をしない気楽な恋人関係を
続ける主人公の矢尋。
それぞれの思惑が入り乱れる海外バカンスでのスワッピング旅行なストーリーですが、
どうにもすっきり爽やかな後味には感じられませんでしたね。
もっともスワッピングと言う設定が個人的には趣味じゃないからで
なんと言うか、SM系のカプのスワッピングは許せるけれどいわゆる普通な嗜好のカプが
恋人交換をする設定はあまり愛を感じられないと勝手に思っているからなのですが。
主人公の浮気をよくしてしまう恋人の毅士が今までの浮気の付けを一気にされたような
気がしないでもないですがそもそも恋人同士だったのかすら疑問になります。
主人公にいたっては本気の恋をしていなかった流れでノンケ御曹司相手に初めて
本気の恋をするのですから、毅士がかなり一人哀れな気がします。
心変わり以前の話だと思ってしまいました。