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moichido koishite
「君までもうすぐ」に登場した当て馬キャラだった春が主人公のお話です。
前作で春が振られるんですが、その直後からこの作品は始まっています。
「君まで~」を読んでいなくてもお話は分かるように描かれているので、そちらは未読でも大丈夫です。
ただ、既読の方はこの作品で受ける春の印象と前作での印象がかなり違うのに気づかれるかもしれません。
私がまず感じたのはそのことで、前作ではかなり図々しくて物怖じしないキャラだったのに、今回は恋愛に関しては別人のように大人しくなっています。
2人の男性との間で心が揺らいで、どちらと付き合うかずっと悩んでいるという…。かなり優柔不断な印象を受けました。
いわゆる三角関係のお話で、この巻でもどちらと付き合うかまだ結果は出ていない状態なんですが、実はこれ、読む前から終わりは見えてるって感じの作品ですよね…だって表紙も、各話の扉絵も全部小宮山と春の2ショットばっかりなんですもん。^^;
せっかくの三角関係のお話なんですが、結果が分からずドキドキするような楽しみは残念ながら感じられません。
もう一つ気になったのは、受け様が余りにも仕事とプライベートを区別できていないところ。前作でも主人公の受け様にそういう所が見られたんですが、今回はそれが更に強く見受けられてちょっと…という感じでした。
チーフとの関係に悩んで忙しい時に仮病を使って3日も会社を休むなんて…ありえないんですけど…><
攻め様の方は、今回は強気で押してくるタイプなのかと思いきや、案外そうでもなくてヘタレでした(笑)。
でもきっちり告白してからは急に甘ったるくなるし、今後の押しに期待です。