fiona0109
sekibaku wo sute haru wo machi
電子書籍で読みました。電子書籍だと3巻で完結のようなんですが、3巻すべてに変なサブタイトルがついていて、この1巻を読む限り、どっからこんなタイトルが出てきたんだろう?と思わせるタイトルです。^^;
オリジナルのタイトルの方がよっぽどお話の雰囲気と合っているような気がします。
舞台は第二次世界大戦終わり頃のヨーロッパ戦線で、ナチス親衛隊員が主人公です。
ドイツ軍の戦況が思わしくなくなり、敗戦の色が濃厚となった頃、ドイツから逃亡しようと企てる武装親衛隊特務曹長・マイヤー。
このマイヤーが護衛についた美しい上司ローベルトとのお話です。
骨太なストーリーで緊張が続くお話に一気に惹きこまれました。
軍隊からの逃亡がばれないように国境へと旅を続ける二人なのですが、終始緊張感が漂っている中の2人の濡れ場は刹那を生きているようでありながら、一瞬の安息のようで切なさが増します。
まるで映画を見ているような展開でした。
軍隊もの、歴史もの、硬派な恋愛ものがお好きならお薦めです。