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ookami no tooki mezame
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
シリーズものだけど、1作1作が別のカップルなシリーズみたいです。
狼を狩る法則~最新作(?)まで一通り読んでみて、この「遠き目覚め」が一番好みだったかなって思って読破記念レビューすることにしました。
・オメガバースにちょっと似てる
人狼が群れを成している現代世界観って感じです。
群れにアルファ(リーダー)とかベータ(副官)とかオメガ(巫女みたいな立ち位置かな…)がいます。
・運命の番に似た「メイト(伴侶)」っていうのがある
運命の番みたいな感じです。
男性妊娠はないっぽいです。
遠き目覚めは2作目で、1作目に出てきた脇役同士の恋愛のお話。
レミは元々普通の人間だったのが1作目で死にかけて、人狼になりました。ダレンシャンをイメージするとわかりやすいかも。
新参人狼レミ(受け・オメガ)と元々人狼だったジェイク(攻め・アルファ)がメイト(運命の番)で…っていう。
よかったですっ
ろくに確認せず続き物がお初でした。
人狼もの。
英語圏ではやはり人気なんですね。よく見る気がする。
そんなに惹かれないので、平常心で読んでしまいました。
メインの二人はオメガバでいうところの番であり、強烈に惹かれ合っています。
MR文庫で会える二人って、底無しのような愛の深さを感じます。
BL楽しむ以前に、こんなにも大事にしてもらえる、したいと思える相手が見つかっていいな…と自分のことを考えると虚しくなりがちですが…(笑)
精神的にも肉体的にもガッツリなので、ソウイウシーンも多めでした。
私の状態が今それを特に求めてはいなかったので、かなりお腹いっぱいです。
大変な状態の時にも体を重ねそれが癒しにもなるのだろう。凄い。が、お母さんのシーンらへんはもう少しなんとかならなかったのだろうか。
ラスボスにあたる父親の問題が軸ともなりますが、調査していた割に解決があっさりにも見えスッキリとした面白さはなかった気がします。
父親への恐怖と弟の心配にページを割いていたわりにドラマチックな展開ではなかったですよね。
私のコンディションとたまたま相性が悪かった気もしますが、あまり楽しめなかった気がしなくもないです。
人狼シリーズはこの作品以外は未読ですが、全く気にならず楽しめました。細かい背景などは「?」と思うところはありましたが、ストーリー的にはノープロブレム。日本のオメガバースとは違う人狼の世界でしたが、似通ったところもあり、すんなり読めました。
表紙の二人が素晴らしいです。特にレミ!このクールなイケメンが、あんなことやこんなことに…!と、読後に表紙を眺めるだけで脳内がえらいことになります。
レミの過去は読むのがしんどかったですし、母親まで亡くならなくてもよかったのでは、と本気で思ってしまうほどシリアスな部分は暗いです。が、それを凌駕するほどのジェイクとレミのメイトとしての関係性に萌えまくりました。加えて、ご主人様とサブとは!いやいや、エロいにも程があるでしょ!しばらく乳首クリップとジョックストラップが頭から離れませんでした。
オメガに癒しの能力があるなどの設定も面白く読めました。ちょっと盛りだくさんすぎてお腹いっぱいな読後感ですが、満足度は高かったです。
「狼を狩る法則」で後天的に人狼化したレミと、そのメイト・ジェイクのお話。前半でくっつき、後半はレミの凄惨な背景や群れ問題を解決しながら絆を深めていく一冊だった。
人狼の性質に戸惑いながらも本能に逆らえず、ジェイクに惹かれていくレミ。何より大切にしている弟に対しても気遣ってくれるジェイクを、徐々に受け入れていく様子が良かった。
この兄弟の置かれた境遇はかなり酷い。質の悪い身内の支配と暴力で、幼少期からの呪縛から逆らえないレミの描写がキツかった。特に過去の事件は胸糞。
さらにレミは設定盛り盛りで、群れのオメガであり治癒能力があると。物語が進むにつれ、心優しい聖母化していく。ここらへんはちょっとやりすぎかな?と思わなくもない。なろう系か?っていう(タイトルしか知らんが)。
エロシーンはまた別の方向に激しい。ジェイクにSM嗜好があったりお道具だったり、戦いのさ中に衆人環視のアオカンだったり。今後使い道のない単語や下着の名前を覚えてしまった気がする……。
いくつかの犠牲のもと、事件は終結。個人的にはもう少し狼たちの肉弾戦の描写を読みたかった。ロマンス小説には不要かもしれないが、せっかくの動きのあるシーンが詳しく書かれず物足りない。
レミの弟とリースのサブカプも可愛らしく、笑顔が戻ったエピローグで締めてくれて良かった。内容盛りだくさんな感じで、最後まで楽しく読めた。
読み終わってから気付いたが、設定萌えがあればたまらないところが多くあったように思う。整理すると面白いかもしれない。
「狼を狩る法則」からのシリーズ2作目。「狼を狩る法則」より断然こちらが好きでした!前作でちょっとハマらなかったなって方も、こちらはまた雰囲気違うので試してみていただきたい。この作品は翻訳物だけどかなり読みやすい気がします。カタカナ名の登場人物多めで名前を把握しきれなくなっても気にせず読めば大丈夫。
以下、ネタバレあります!
まず、前作ほどイチャイチャしたり常に勃起したりはしていません笑
いくらメイトとはいえ、やっぱチェイとキートンが硬くしがちだったんだな…しかし、チェイとキートンに期待すると、序盤も序盤に少し登場するだけで、ほぼ出てこないのでご注意をば。そしてレニに対する印象も前作と全然違ってました。キャラブレが凄すぎて追いつけなかったので、脳内で前作とは切り離してました。
人狼要素が前作より深掘りされています。群れのシステムや、アルファ、ベータ、オメガの役割など、人狼モノとしてより楽しめるは断然こちらだと思う。最後の訳者冬斗さんの解説も嬉しい。
リースの「彼のメイトは無事だ」のシーン、薄々察してはいましたが、なんともロマンチックでよかった!
人間を人狼にするパターンはまたか…と思ったけども。
男×男のカップル故にこうやって人狼を増やしていくのか…?とうがった気持ちに。
SM要素がいい!!激しいモノではありません。SMというよりdom/subなのかな。相手に従属したいという感情、支配したいという感情…もっと見たかった。
ミステリ要素…は相変わらず自分としてはもう一声でした。
萌2〜神
前作で人狼になったレミ。
あんなに嫌な印象だった男に、まさかこんな壮絶な過去があったとは……
そして、その壮絶さは現在も続いているという理不尽さ。
レミとスターリングの父・ダーク。
このDV殺人鬼にめっちゃ憤りました。
何人殺せば気が済むんだ!この気狂いが‼︎
いや、ほんと辛い。
スターリングが傷付けられた時には動悸が止まらなかったし、ザックが亡くなった時には涙が止まらなかった。
もう少し早くなんとかならなかったのか……と、思わずにはいられませんでした。
ただ、ストーリーとしてはとても面白かったです。
前作よりかなりハード。
ジェイクのレミのSとMの関係も良かったし、まさかこんな関係になろうとは予想もしていなかったので驚きました。
リースとスターリングの今後もみてみたいなあ。
でも、続編ないんですよね……残念。
人狼BL第2弾。「狼を狩る法則」に続く2作目です。
主人公は、前作で瀕死の怪我の後、人狼の血を与えられて人間から人狼になったレミです。
ところが、レミを助けたキートンのボディーガード・ジェイクが、レミが自分の「メイト」であると気付き…
ひどいホモフォビアで人狼の存在など夢にも思わなかったレミがジェイクに欲情し、ジェイクの方もレミに手を出すわけにいかず自制に苦しむ。そんな2人の姿に萌える!
前作でのチェイは非常にポジティブで、キートンが男であることは何の障害でも無く、明るくてストロングで誰にも恥じてない。
一方、本作のジェイクxレミのカップルの関係性はどこか「陰」の気が漂い、秘められた欲望と快楽の薄暗さが感じられる。
それは彼らの間にいわゆる「Dom/Sub」の関係性が入り込むからだと思うのです。
SMに近いけれど、サディズムとマゾヒズムの関係性ではなくて「マスター&サーヴァント」、主従関係の欲求が強い。
ジェイクとレミはメイトだけれど、同時にジェイクは元々セックスにおいてのドミナント/支配者だったし、レミはこれまではそういう関係性を誰とも結んではいなかったけれど、潜在的に相手に主導権を取ってほしい、支配してほしいという性癖を持っていたわけで、2人はここでもベストマッチな組み合わせだったのですね。
そして何と言っても大きく覆いかぶさってくるのが、レミの父親の存在。
この父親は正に恐怖そのもの。家族だけに暴力を振るって職場ではいい人、なんていう人間ではありません。本物の強権者。全てを支配下に置こうとする恐怖の存在です。
父親のせいでレミは記憶を封印してしまうような凄絶な体験をし、ある意味洗脳されています。
またレミの弟・スターリングは、まだ子供で父親の支配下に置かれているのです…
そんな父親との対決も迫力満点。
この、二重の支配と服従の関係性が片やスリル、片やダーク・ロマンティックな側面で、前作とは印象の異なる面白さでグイグイと読ませます。
セックス描写は前作同様ストロングでストレート。しかし少しウェット感も出て日本のBLに少し近いようにも感じました。
人狼シリーズ第2弾
前作で主役カップルの友人二人の物語
私立探偵で人狼のジェイク
前作で大怪我を負い人狼の血で命が助かったあと人狼化した消防士のレミ
殺人事件に虐待・DVとシリアスで痛くて重い展開でした。
ジェイクは一目でレミが自分ののメイトだとわかったけれど、突然の人狼への変化に戸惑っているのに男と運命の伴侶という事実を告げられずにいたけれど、レミの訳ありなことと現状の悩みから救いたい守りたいの一心で身を粉にして尽くす様が素敵でした。
父親からの暴力の恐怖と守りたい弟のことでいっぱいのレミが暴走したりヤケになったりしながらもメイトであるジェイクの存在に救われ、いつしか頼れる仲間から伴侶として認めていくまでの葛藤が細かく描写され運命に導かれて流されるのではなく自分で考えてジェイクを伴侶と決めて体ごと求めて行く時の男前なレミがかっこよかったです。
弟を守れるのは自分だけだと思って気を張っていたレミがその重荷を半分メイトに預けて共に歩いていこうとホッとできたのがよかった。
そしてその弟にもちゃんと運命の相手が今度は身も心も守ってくれるのだから、これからは自分のメイトと群れのために力を尽くして行くんだろうという終わり方に明るい未来があってよかった。
バイオレンスで血と死傷者も多数出て痛いお話でしたが陽気なレミの弟の明るさが救いでした。
シリーズではこの作品が一番良かった。
1作目ではそれほど強い印象のなかったジェイクですが、この作品では強い攻めに。一方、レミは幼い頃のトラウマをかかえており、1作目では嫌なやつという印象ですが、主役の今作では、ややかわいらしいキャラに。ゲイ同士のカップルです。
アメリカらしく勧善懲悪で、悪者はレミの父親ですが、最後まで悪者のままで終わります。いかにこの父親を排除するか、というところがストーリーの大きな流れです。存在としてはやっかいになりそうな母親を殺してしまったのはご都合主義的。
レミの弟や、ジェイクの仲間など脇キャラとの絡みがうまく取り入れられていて、面白く読めました。
メインカプの関係がソフトSM的なのは萌えました。レミが、ゲイ、あるいは被虐的な嗜好など、事自己の中の隠された真実に徐々に向き合えるようになっていく姿がよいです。
「狼を狩る法則」に出て来た、レミとジェイクのお話。
前作でとても感じの悪かったレミですが、後天的に人狼になったこともあって、今後どうなるのかと私にはとても気になるキャラクターでした。
ジェイクのメイトだということが分かり、ジェイクはこんなホモフォビアとどうやってカップルになるつもりなの⁉︎と期待していました。
ジェイクのじゃじゃ馬馴らしが見たい、もしかして、私の大好きなケンカップルかもしれない…と(笑)
しかし、今作では、前作のレミの振る舞いには理由があったことが分かります。
しかも、あんなに嫌な奴だったレミが、「仔狼」や「じゃじゃ馬」どころかまるで子猫ちゃんに…驚きました!ツンデレ?いやいや、デレデレでしたよ!じゃじゃ馬というならよく考えたら前作のキートンの方だったな、と。
さらに、2人のプレイがSMプレイでまたびっくり!
包容力溢れるジェイクに、支配的な一面があったことにも驚きました。とはいえ、プレイ中もジェイクは非常にレミを思いやって大事にしているし、レミ自身が積極的なこともあって、悲壮感があったり、暴力的なシーンにはなっていません。
むしろ、SMってこんな愛ある行為だったのか!と感じた程です。
それに、期待したようなじゃじゃ馬じゃなくても、攻めのことが大好きで、素直で、セックスでは積極的な受けってそれはそれですごくかわいいですよね。
私は好きです。
そして、文中に出てくる「ジョックストラップ」が分からなかったのでGoogleで検索してまたまたびっくり!
レミがジョックストラップを身につけていることに関して、ジェイクは一切言及しないのですが、欧米では運動中以外に、日常でも下着として身に付けるのは普通なのでしょうか?
勝負下着じゃなく??
そんな些細なことに疑問とカルチャーショックを感じました(笑)
予想したようなお話ではありませんでしたし、日本のBLに多い「キュンキュンした♡」という感じでもありませんでしたが、読後の満足度は高かったです。
ケンカップルを期待した、と言いましたが、メイトは魂の半分、お互いがお互いを理解し補い合う存在。
メイトであることを認めて、カップルとして成立してしまえば、そんなに喧嘩する必要なんてないのでしょうね。
レミには読んでいて辛くなるような背景もありますが、ジェイクの存在がそれを後味の悪いものにしていません。
2人がそれぞれに葛藤を乗り越え、結びついていく、その関係があるので、こちらは「お互いがいれば大丈夫!」と安心してハラハラドキドキのサスペンス要素を楽しめましたし、設定の割に重い気持ちにならずに読み終われました。
前作に引き続き、メイト同士が強く求めあったり、その関係に満たされる様子は、自分にもこんな伴侶が見つかれば!と羨ましくなるほどです。
イラストについては、前作同様、褐色なはずのキャラクターが褐色じゃないことが残念でした〜!褐色同士だと、画面が黒くなっちゃうからってこともあるのかな…?
それと、レミもジェイクもイラストだけ見れば、絵柄も好みですしとても素敵なのですが、文中の表現からするとちょっと華奢過ぎるような…
日本の女性にはその方が受け入れられやすいのは分かるのですが!
私の個人的趣味としては、本文に忠実な2人が見てみたかったです(笑)
キースとスターリングのお話が是非読みたいけれど、3巻は別のカップルのお話のようですね。
そこは今後に期待します。