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itsumo no futari de
表紙の絵よりも、本文のモノクロの絵がとても好みです。
ベタがきつい絵はたまらないなあ。ああ、素敵。
表題作は「ああ、そうだよね」って話ですが、もう一つの「やさしい悪夢を」が全くもって話がわからない。
同僚に懸想していて、普通のリーマンが元は画家で………ん???
何度読んでも意味がわかりません。
夢なのか現実なのか。
最後は受けが攻めを負傷させて、その面倒を見るでいいのかしら??
こういう不安定な話は嫌いではないですけれど、もう少し整理されていないと全く伝わらないので勿体ないような。
絵やコマ運びは好みなので「神」ですが、話が「しゅみじゃない(というか全くわからない)」なので半分の「萌」で。
表題作品の「いつものふたりで。」はまず前半で、どのセリフをどっちが喋ってるかわからなかった。
もうひとつの「やさしい悪夢を。」が最初は夢から始まるんだけど、それが現実なのか夢なのか主人公同様にわけがわからない…。
好きな設定ではあるけど、夢の中で受けを犯して噛み跡をつけて会社で会うたび白昼夢に襲われてる感じかなと思ったけど、ちょっと混乱してる。
攻めが事故にあって車イス生活になったっぽいけど。
二人で寄り添って生きて行くようで。
でも、受けの存在が攻めの妄想なの?と思うシーンもある。
攻めがだいぶ病んでるので。
最後は受けがスーツを着て改札を通ってるから、ちゃんと存在してるんだろうな。
「いつものふたりで。」のお父さんが、息子がゲイで孫は諦めると言ったけど、おとーさんと呼ばれるのはまだ早いと言ってる心境が好き。
お父さんが一番好きなキャラかも。
こちらは、読書メーターさんで、お気に入り登録させてもらってる方のレビューを読み気になって電子書籍で読みました。表題作と収録作で2CP。表題作は大学卒業間際でお互い気になる存在(友人)からカップルになるお話。受は実家のお寺を継ぐために卒後は田舎へ、攻はそれを追っかけるのですが、受の父親が黙認してるのが心寛大。数年僧侶修行へ経った受を待ち続けた攻に感心しました(笑)。収録作は、毎夜のように同僚(♂)を犯す夢をみる男と×その同僚(♂)との奇妙なお話。この内容を商業誌で出すのかと思うほど、読み手を惑わす内容でした。攻めが夢で犯してると思ってたら受けのほうが攻めの夢に出て操ってたなんて驚愕!絵とお話がとてもしっくりくきます。こんなヤンデレも良いです。しかし、2CPどのお話も、他の方も今誰の言葉だ?と思ったり、唐突に場面が変わるのでえ?何故今ここに居る?と結構疑問符がチラつく不思議な感じがしました。
カバーのカラーイラストより、本編のモノクロ絵の方が好み。
シャープな筆致に硬い紙質も合って、絵は好みなんだけど、
ラブくしたいのか、したくないのか、
「いつものふたりで。」の方は、大学の卒業を間近に控えた二人が、お互いの感情にケリをつける話。
それまで曖昧なまま友達として付き合ってきたのが、やはりのそのままの関係では思いを断ち切りがたく、期間限定の同居をしてみて、、、。
お話は普通にラブストーリーなので、もっと甘さのある絵で、もっとたくさん説明してほしかったかも。
「やさしい悪夢を」の方は、サラリーマン物。
同僚が淫夢に出てきて、、、。
ちょっとサスペンスがかった執着系。
この絵で、こんな雰囲気で、突っ走っちゃうのはアリだけど、でももっと分かりやすくなる余地はあったと思う。
この絵だったら、もっと普通じゃないお話を読んでみたかった。
ある意味水墨画に似た味わいの作風かな、と
読み終えて思いました。
読み手の気持ちの加減で味わいの加減も変わって
しまう様な、ある意味不確かな作風なのか、と。
表題作は割合に素直な、これまでのBL作品の
お約束も継承した作品かと思われます。
なんだかんだと饒舌な空気が詰まっておりますし。
だから説明不足に思える部分も読み返してみると
何となく腑に落ちる。
ただ、併録作については筋書きの合間を埋める
空気が余りにも寡黙ですのでかなり面食らう
読者さんも居るかなと。
「ご想像にお任せします」とは少し違う様な、
少しざわついた感じですね。
コントラストが強く、黒色が多めなコミックなので、
最初は、少しダークなイメージを受ける絵でした
よって、好みが分かれそうです
表題作より、やさしい悪夢を。のほうが絵はマッチしていると思いました
表題作
絵の少しダークな感じとは反対に、青春物でほのぼのしているストーリー
二人の両思いが分かってからの、家庭の事情により一旦離れていく隆太と航の描き方がうまかったです
が、終盤の展開
隆太は航の父親に一発やられながらも、航と再会します
隆太は「すててきちゃったぜーんぶ」といって、航を抱きしめるのですが、
この言葉の意味をどう捉えるかが、悩ましいところでした
こんなのに悩むの私だけだたぶん(恥)
航に夢中でも、全部という表現が少しオーバーかなぁと思いました 次男だし
血のつながりのある長男なら全部捨てたという表現ぴったりですけど
隆太はそこまで笠原家の次の座を考えていた様子もないし
さらに気になったのは
一体何を捨ててきたのかしら?
今までの笠原家の隆太を捨てたという事?
父親と隆太との悶着の後の台詞なので、
笠原家の人間で無くなり、雨宮の人間になる
つまり、嫁になる覚悟があるという、捉え方でいいのかなぁ
男性同士なので、頭が少しぐるぐるしましたwww
隆太がどうやって航の父親を説得したのかもとても気になります
航の父親は、黙って自分の生き方についていきそうな航を、少し心配していたようですが、それだけでここまでの展開になる?
僧堂入りってことは、航の家はお寺関係のはず
父親が孫を諦めるような説得方法ってどんな方法? 気になるわ
最近、お寺の跡継ぎに、外人の方が養子として入ってくる事もあるみたいですが、この場合、女性も男性も跡取りいないから、他と合併されちゃうのかなぁ 尚更、説得方法気になるじゃない と思いながら読んでいました
最後の展開があっさり行き過ぎている気がする作品でした
描き下ろし
こちらは少し、コミカル調
航の3年間の修行中の間の、隆太と航の父親の様子を描いています
お父さんの最後の台詞 どういうこと? ある意味で息子は自分を越えたって事?
やさしい悪夢を。
こちらの作品はゆっくりと読まないと流れが分からないなぁと思いました
何度もページを行ったりきたりしました
そしてようやく分かったwww 絵のシーンで視点が交代するのね
サスペンス等によくある自分のものだけにする為に殺害に至るというお話に少し似ていますが、それよりはましな展開でした
でも、下山って人は危険な賭けに出る人だなぁ 死んでたらどうしたんだろう
読んでいて少し怖くなる作品でした
この手の絵になれてない私は、全体的に少し読みずらかったです
絵は嫌いじゃないのに、説明不足な気がして、疑問が出てしまいました
ごめんなさい 中立で
書店でジャケ買い、久しぶりです!
鶏尾さんってお名前がなんとなく面白くて
“卒業間近の大学生同士がジタバタする不器用な恋物語。”の帯で
レジに向かってしまいましたw
『いつものふたりで。』前後編
卒業が間近にせまり、卒論を手伝ってもらうという口実で
同居生活する事を提案した隆太。
実家を継ぐ事が決まっており、卒業式まで実家に帰る予定だった航は
「面白そうだな」とノッてくれはしたものの
うまく距離をはかれなくて……。
どんだけもどかしいんだろう!?と期待してしまったのですが
前後編というページ数の関係もあるのか
意外とあっさりくっついちゃったなぁという感想でした;
来客用の布団が無いのに同居生活提案するかな?とか
そこは事前に確認して、航も持ってくるよね?とか気になっちゃって…。
でも、想いを通じ合わせても航があんまりデレてくれないところが好ましかったのと
白と黒のコントラストが美しかった!!
切れ長な目元がすごく色っぽかったです!!
航を追いかけて“全部を捨ててきた”と言う隆太、
前編では意識的に感情をあまり出さないようにしていた為か
後半ワンコ気味になっていたので、
隠す必要が無くなったらこうなんだろうな、と微笑ましくなりましたし
航の父親がなかなかフラットな人物で良かったです☆
『やさしい悪夢を。』1st、2st、3st
会社の同僚を夜な夜な夢の中で抱いて噛み痕を付けるくらい夢中で
触れた事もないのに執着する気持ちは膨らむばかり。
何度も夢に見たその躰を抱けたのに
現実味が無くて溺れるように肌を重ね、夢のように噛む。
決して離れられたくないと思う高橋ですが
もっと前から高橋に囚われていたのは、下山の方なのでした。
高橋の描いた絵に魅せられ、ずっと自分だけを見て欲しかった。
布をかけたキャンバスに、何も知らないというふうに
「もう描かないの?」と聞いても
高橋の答えは「暫くはいいかなって……」。
絵よりも何よりも、自分に向いて欲しいが為に
雑踏の中、高橋の背中を押して……。
ふたりだけでいられるようにしたその方法が、
正しい事だと私は思えませんでしたが
そういう愛もあるのかなぁ…と。
執着し合った先にあるのが幸せならば、結果オーライ…かな?
“優しい悪夢”、なるほどなーと思わせられるタイトル。
病んでいて、モノローグとセリフが少な目で多少難解な感じが
20年くらい前の西炯子さんっぽい印象でした。
でも、本当に目元が綺麗……!!
これからがとても楽しみで、絵柄が好みだったので萌です!
比較的明るめの表題作と、執着×さらに執着な『やさしい悪夢を』の2作品。世界観を全て説明せずに必要最低限の台詞で進んでいく、文学的な香り漂う作品でした。私はさらっと読んでしまいましたが、読む人によってはドツボにハマってしまいそうな根の深さを感じました。セミの声とか単調なBGMのみのシーンが続く映画を見ていてうっかり寝てしまったら横で見ていた友人はひどく号泣していた、みたいな感覚です。
◆いつものふたりで。
大学4年生の隆太と航。卒業したら離れ離れだと焦る隆太に、卒業を前に実家へ帰るという航。あわてて自分の家に引き留め、卒業式までを一緒に過ごすことに。好きという気持ちを前面に出すのではなくて、人生の岐路に立って何を選択していくかということが描かれていて読んでいて不安な気持ちになりました。突然現れたお茶目なお父さんに笑わされ、描き下ろし後日談の3年間修業編に笑わされ、不安だらけだけど人生はなるようになるんだなぁ、面白いなぁ、とゆる~く思いました。
◆優しい悪夢を。
元(?)画家のリーマン高橋と、その同僚の話。同僚に対する尊敬の気持ちが嫉妬に代わり、欲望にまみれた感情に囚われるようになってしまった高橋。けれどそれ以上に暗く異常なまでの執着心を飼っていたのは同僚のほうで。
説明されない台詞やシーンのひとつひとつが徐々に繋がっていって執着の全体像が見えてくる感じです。どこをどう拾うかによってその全体像は変わってくるんだろうと思いますが、私が完成させた全体像はきっとミニチュア程度。気力&体力が育った時に再挑戦したいです。