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aizen kagura
1話目がいきなり切ないです。ガ―ンってなります。でもあとはハッピーエンドに向かっていくだけなので大丈夫です! 戦国時代の下忍たちの物語。忍びという響きだけで妄想が広がるこの世界。それっぽい雰囲気が味わえたらいいな、ぐらいの気持ちで読みましたが、思った以上に萌えが詰まっていて大満足でした!
8人のメインキャラがそれぞれとっても魅力的で、長編シリーズ物を読んだかと錯覚するぐらいの愛着がわきました。一気に8人出てくるので人物紹介図としばらく格闘でしたが、2冊でこれだけのエピソードが詰まっているならそれぐらい何でもないです。
◆カザハ(表紙上&左下)
下忍。お色気担当。儚げで健気に見えてタフな男前。
「死ねと言われて死ぬるのが忍びの覚悟か!おれは生きたいんじゃ…!」
それでも上忍の命令には絶対服従。
◆ヒダリ(表紙右下)
若様(上忍)。
「うぬは心底ドアホウじゃな!!」
すみません若様がドアホウ担当かと思ってました。意外にも1番のヒーローキャラでした。
◆斬蔵(ざんぞう・表紙前から3番目)
下忍。上品担当。幼いころ公家の屋敷から攫われてきた、カザハの兄弟弟子。
「かげろうのように死ねればいい。それが美しさだと。それが 誇りと矜持だったんです」
◆蘇芳(表紙前から4番目)
刀工。みんなの刀を研ぐ人。
「あなたの中を 汚してしまっていいですか…」
今宵は己の刀を研ぐ☆
◆いづな
下忍。ダキニとコンビを組み世話を焼いたり襲われたりしている。頭脳担当。
「全力で逃げて生き延びる。いいか、俺たちはそういう忍びだ」
そう言いながら助けにきてしまう王子様。
◆ダキニ
下忍。やんちゃ担当。言葉攻めを駆使する襲い受。
「決めたんだ。俺の命はいづなのためにって」
名シーンでの台詞。※言葉攻めの一種ではありません。
◆サンジ
下忍。筋肉担当。坊さんのコスプレがお気に入り。
「ワシは神にも仏にも祈らぬ」
何か秘密があるらしい。分身の術を使って4Pとかしてました。1番受けに転向させたいタイプ。
◆小太郎
一般人だが千里眼を持つ。ワンコな襲われ受。
「今生でできることは 今生で」
ストーリーについては下巻「地の巻」で!
忍びものでかなり残忍な展開ありで痛いかもしれませんね。
内容的には忍びの里を背景にした愛と復讐、生きることの意味を問いかけているかもと
思いながら読ませていただきましたが、実は同じ時代物でも忍者や武士が出てくる
作品はあまり読むことがないし出来れば避けたい。
そしてこの作品は忍びの掟や定めが現代から考えれば理不尽すぎるのですが、
そんな厳しい中にあって必死で生きる忍びに哀愁萌えするのです。
天の巻がプロローグ的で主役キャラの攻め役が始まり早々に死んでしまう展開で
かなりビックリ、そして足抜けに追ってと忍びならではの連続です。
この巻で何か得体の知れぬ不穏な動きが里を支配している、忍びの里ならば
恨みを買うのも当たり前だと思うが、忍び故に心を殺して命に従う。
結構奥深い作品で誰が敵か見方かわからないし、忍びの恋も切なかったけど素敵で
読まず嫌いしなくて良かったと思います。
梗概から先の謎解きとその謎を追う羽目になった
者達の織り成す恋模様、と書くと美しい一方に
捉える方もおいででしょうが、抑えた描写ながら
その時代から漂う匂いの描写は随所に挿入されて
います。
敢えて帯に抵抗してものを言うならば、
カップリングが多様なのではなく運命が多様
だったのでしょう。
評者は敢えて受け攻めに関する情報修正をスルーしました。
評者が読む限り、この物語は二人が起点なのではなく
二人がパズルの最後の一片ではないのかな、と。
究極のネタバレになるのでは、ないのかなと。
それ故、ためらった上で放置しました。
主人公・風間刃之介(カザハ)は伊賀百地の下忍で美貌と術を
武器にしています。
忍者同士のカップリングがたくさん出てきます~(一部忍者
ではない人もいますが)
私はカザハの兄弟弟子・斬蔵の、周防×斬蔵のお話が好みでした。
ただ話の流れが分かりづらいのが残念でした。