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出会いはサイアク。でも、カラダの相性はバツグン!? オレサマ失恋男vs泣きぼくろ美人、攻×攻(!?)ラブ
3byougo niwa hoshigari no kiss
冒頭、幼馴染の年上のひとにずっと恋していた高校生のストーリー「三つ数えて、キスをして」で始まり、続いてそのスピンオフ作品である表題作「3秒後には、欲しがりのキス」収録、という体裁になっています。
「三つ数えて、キスをして」
「アネモネ」
主人公の高校生・晴悠(はるちか)は、隣の家の古書店店主・綾人が大好き。小さな子供の頃から入り浸って慕っていた。その気持ちが恋に近い?と気づき始めたと同時に綾人の同級生・怜と綾人が抱き合っているところを目撃してしまう…ところが綾人は怜に対して気持ちがあるわけではなく、体だけの関係らしい…
…という設定で、晴悠も綾人に告白するんだけど、綾人は晴悠を子供扱いして取り合わない。そして晴悠が20才になったら、と。
…とここまではいいとして、そのあとも綾人は怜と続いている、それを晴悠も知っている、知っていて20才になるその日を待っている晴悠と困り顔で煮え切らない綾人。
綾人の考えがわからない…怜とセフレになったのもずるずる続いているのも、何か訳があるのかと思いながら読んでいましたが、結局何もないんですよね…
で、はじめは怜にも晴悠を受け入れる気は無いとか断言してたのに、どうやら元々綾人は成長してきた晴悠が好きだった?だけど晴悠をコッチの道にしていけない、普通の幸せを〜的な?
結局は大人しく健気な顔で怜も晴悠も振り回してる感じだったなぁ…
「3秒後には、欲しがりのキス」
「三つ数えて〜」で綾人に失恋した怜のストーリー。失恋といってもなんかモヤモヤしますが。
綾人は晴悠に抱かれ、もう怜とはしない、と泣きながら言われる。
綾人に本気で恋していた怜は、バーで一人の男と出会う…
これね、作者様にそういう意図があったかはわからないけど、綾人にそっくりなんですよね。
ともかく怜はこの男性とワンナイトをするわけですが、なんと彼・黒田は仕事の取引相手だった!
…というのもBLではあるあるの展開です。
で、すったもんだあって結局くっつく、と。
面白かったのは、この最初のワンナイト。
黒田はタチもできるタイプで、落ち込んでる怜を抱くのです。(詳細は描かれず)
ポジションの逆転はコレ1回だけなのがざーんねん!その後はじゃんけんで決めてるようなのが微笑ましかったです。
自分、純愛至上主義です。
そういう人間はBLにはあまり向かないのは分かっているのですが、抗いきれないBLの魅力。
ずっと好きなひとがいるけれど、今の関係が大事だから想いを伝えることができない。
BLでは命題とも言える前提ですが、こういう状況下で登場人物が取る行動は大きく3つに分かれると思うんです。
1) 何も言わず、ただ一番近い場所で見守る
2) 何も言わず、距離を置く
3) 何も言わず、相手の代わりに別の誰かと関係する
純愛至上主義としては理想は1)ですが、2)も結構いい。
一番だめなのは3)だけど、BLではこの3)が選択されることが多いんだよなあ。
というわけでこの作品。
見事なまでに3)が出てきます。
しかも誰でもOKなビッチ化ではなく、相手はひとり、しかも友人、さらに言うならずっと自分に好意を寄せている相手。
おおう、何ということでしょう、ビッチよりひどい。
10年ですよ、奥さま。
いつからそういう関係なのかは書かれていませんが、攻め(怜)が想い続けたのは10年間。
生まれた子供が小学校4年生になるくらいの時間、好きな相手に「からだだけはあげる」と言われて関係を持ち続けることで想いは断ち切れないし、情でもいいからと期待するものでしょう。
そうやって自分に想いを寄せる相手(怜)はセフレとしてキープ、自分の想いびと(晴悠)には「しあわせを願ってる」と言いながら「今は言わないで。3年経ったら…」なんて言葉で縛る。
さらにひどいのは、想いびとを待たせている3年間、セフレとの関係は切らない。
なんだ、こいつは。
反吐が出るで候。
というわけで表題作の前哨戦とも言える「三つ数えて、キスをして」に関してはもう反吐しか出てこないわたしですが、反吐を出し切ったおかげか表題作がとても良かった。
10年間想い続けて、からだの関係もあった相手(綾人)が想いびと(晴悠)と両思いになった後の怜の話で、たまたま声をかけてきた相手(黒田)と…という流れです。
何でしょうね、BLにえろすはなくてもいいと常々言っているわたしですが、この2人(怜と黒田)の多幸感溢れるやりとりにはとても痺れました。
特に描き下ろしは最高でした。
「三つ数えて〜」の受け(綾人)は不幸になってほしい、でも純愛を貫いた攻め(晴悠)が不幸になるのはつらい、という読後のもやもやを一掃して余りある多幸感。
10年つらい思いをした分、表題作の攻め(怜)には本当にしあわせになってほしい。
ただ受けの言葉遣いが妙に引っかかって。
「ボク」「あなた」呼びが何だかキャラじゃないというか、しっくり来なかったです。
同時収録の受けだけで考えると「しゅみじゃない」のですが、それを覆す表題作のパワー。
たぶん心身ともに清く見えるあの受けの中身がキングオブ最低だったからこそ、ここまで萌えることができたんだろうなとはうすうす勘づいております。
だけど言わせてほしい。
染谷綾人、お前だけ不幸になーれ☆
この作品は、表紙が綺麗だと思い購入しました。
2つのCPのお話が入っているのですが、個人的には2つ目の方が好きです。
『三つ数えて、キスをして』『アネモネ』
隣に住む年の離れた幼馴染の話で三角関係ものです。
受けがちょっと自分勝手すぎるように感じてしまいました。
『3秒後には、欲しがりのキス』『勝利と敗北』
こちらは、三つ数えて~で当て馬だった怜の話です。
こちらはすごく好きでした!!
最初、バーで出会った怜と建留がホテルに行き、怜の方が抱かれちゃったときは「えっ、そっち!?」と驚きましたが、結果怜×建留に落ち着き一安心しました(笑)
大人な恋愛という雰囲気がとても好きな作品です。
桑原先生の作品は、初購入でしたが絵が繊細で綺麗で特に受のお兄さん方が本当に私の好みで…大満足でした!
健気綺麗なお兄さん受け、泣きぼくろ誘い受が好きな方はオススメです!
桑原さん初めて読ませていただきました。
表紙が美しい!!
さらに、裏表紙の4人の眼鏡姿にひきずられるようにレジへ向かってしまいましたw
あとは、帯ですよ……。
“出会いはサイアク。でもカラダの相性はバツグン!?”と
“攻め×攻め(!?)ラブ”なんてこられたら気になります!!
と思って読み始めたら、おや?表題作じゃなくて年下攻めのお話が。
表題作が一番初めにくるとは限らないのですが
帯でわくわくしてしまったので多少拍子抜けw
『三つ数えて、キスをして』
お隣さんで、小さい頃から優しくしてくれ、
ご飯も食べさせてくれたりして大好きな年上の綾人を
恋愛対象として見ていなかったのに
綾人さんの古い友人・怜との情事をぞいてしまった事により
晴悠は自分の本当の気持ちに気づかされ…。
身寄りがいなくなった綾人は、幼いながらも晴悠に勇気づけられ
大切な人だから幸せになって欲しい、という気持ちもわかります。
あんな場面を見たから一時的なものだと思いたくて
晴悠に返事を20歳になるまでの3年待って欲しいといった事も
納得はいくのですが、綾人がすごく未亡人タイプで……。
語弊があるかもしれませんが、幸が薄そうで健気で、みたいな。
私はあまり萌えられなかったのです。
年下攻めは好きなんですけども、
年下らしいがっつき感がない代わりに辛抱強く3年待った晴悠は
偉いな!とは思いましたが萌えたかどうかと言われると…。微妙どころです;
当て馬全開の怜が、
『3秒後には、欲しがりのキス』で主役!!ひゅー!!でしたw
こういう救済スピンオフ(?)好きですw
バーのカウンターで一人で飲んでいる時に
グラスの滴が綾人の涙と重なるシーン、なかなか切なかったです!
しかし、声をかけてきた男の見た目がわりと綾人と似た感じで
でも手慣れたような態度は全然違っていて…。
失恋したての怜にとって、誰かの温もりが欲しかった為
好きなように抱いて一夜限りのはずがまさかの受け身!?w
受けのように見えて攻めというのも最近好みなんですが
黒田が怜の相手だとどうにも無理があるっぽく感じてしまいました;
どちらでもイケるなら、抱かれた方が良くないかな?と。
そりゃ、悲しんでいるより怒った方が元気出るっていう理屈はわかるけど。
二度と会わないはずが仕事で、というテンプレ具合は当然として
(スミマセン)
意識してしまう怜に対して
「今は仕事中です。ちゃんと仕事に集中しましょうよ」
と言った黒田が好印象でしたよw
期限間近の仕事で差し替えなければならないトラブルを
ダメモトで依頼した黒田が救ってくれたりと
二人の信頼関係が築きあげられる様子も良かったです。
黒田だって、好きな人の力になれて嬉しかっただろうし。
怜が黒田へ惹かれていると自覚して言った「抱かせろよ」の後の表情!!!!!
ここがすっごくイイ顔なんです!!!
なんというか…含みのある色っぽさというか、自信ありげなというか…。
この顔にどがんとキたので、なんだかんだと言ってしまいましたが萌評価ですww
いやぁ……。こんな顔されたら全力で抱かれたくなるよww
お互い心の中では“こんなに惚れるはずじゃなかったのに”みたいな感じで
全部気持ちを明け渡したくないのも素直じゃなくて可愛いです。
ただ、やっぱりどう考えても黒田が一度目攻めだったのが違和感でした…。…。
お隣に住む歳の離れた幼馴染同士のラブもので三角関係ものでもあります。
18歳と26歳だから差ほどの歳の差でもないけれど、受けになる綾人のキャラが
どうにも好きになれなったですね。
たった一人の身内の祖父が亡くなり本当に天涯孤独だと意気消沈していたときに
お隣に住む攻めになる晴悠に慰められたことで生きる上での恩人扱い認定で、
晴悠に告白されたけれど、彼の将来を思って拒絶しますが、その拒絶も半端。
まぁ、ここに綾人さんの本当は晴悠のことをどう思っているのかが伺えますが、
20歳の大人になるまでとりあえず返事の保留展開。
でも綾人には元同級生で綾人を好きだという怜とセフレ関係にもなっています。
怜は恋人にはなれないという綾人に10年も片思いしているのですが、結局振られます。
全ては綾人の優柔不断な性格なのでしょうというストーリーでした。
これが「三つ数えて、キスをして」で表題はその片思いしていた怜と仕事で接点がある
建留とのリバありストーリーでした。
あて馬さんが10年の片思いの末に失恋して落ち込んでいたところを、
建留に身体で一夜の行きずり関係みたいに慰められるのですが、怜はタチだったはずが
ホテルで初めて突っ込まれて失恋の痛さも尻の痛さで吹っ飛んだ感じかも。
確かに表題のほうがまだ面白かった気がしますが、心に響くものが残念ながら
個人的には少なかったように思いました。
でもイラストは限りなく好みで好きなのですよ~
裏表紙に登場キャラ4人のそれぞれのメガネ男子ぶりのイラストがあるのですが、
もうたまらなく萌えるのです、イラストだけならダブル萌えです。
桑原さんの作品で男前受け!?
と思い期待しすぎました………
初ページからの作品 プラス 表題作(スピンオフ)になるのかな?
最初の作品は……あまりに受けの子が身勝手で好きなれず。
期待した表題作は、結局よんでみると可愛い、綺麗な人がフツーに下になっていて……
流れなんかも想像つくものそのままで………
一応初回のみリバ……なのですが、そのシーンを描くつもりはなかったのか、止められたかでボカシすぎ。つまらん。。。
なんだ、結局そうなるのね。
しか印象に残らなかった………です。。
絵は相変わらず優しく可愛い感じでした。