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kiokusoushitsuotoko hiroimashita
記憶喪失男を拾ったことで事件に巻き込まれる話かと思いましたがそんなことはありませんでした。
探偵が主人公ですが、ミステリ的な面白さやバディものの萌え要素はほぼなく、ドタバタエロコメディ的な内容。
読みたかった小説とは違いましたが、全体的にテンポが良いのでサラサラっと最後まで一気に読めました。
しかし、最後まで攻めのことをこれっぽちも好きになれませんでした(笑)
この攻め、受けの生き方をめちゃくちゃ否定してくるんですよ。
探偵業を営みつつも、パトロンが何人もいて、寝たり絵を描いたりして生活している受け。
単に倫理観を説くだけの真面目キャラなら問題なかったのですが、口の出し方が本当に勝手というか……受けに手を出しておいてその態度!? って感じでした。
受けのことよく知りもしない癖に勝手なことをズケズケと〜!!!
そしてエロシーン。
エロのノリはギャグ系なのですが、攻めがウザすぎて楽しめませんでした。言葉責め腹立つ〜!
美少年好きでバリタチを豪語する受けに、お前はネコがお似合いなんだよ! とばかりに敏感さを嘲り責めたてる。
パトロン切らせるのも同居もひたすら勝手で腹が立ちました。
何様なの!?
とはいえムカつきながらも最後までノンストップで読めたテンポの良さはすごいなと思いました。
シリーズが完結したらしいので久しぶりに読み返してみました。とっても読みやすくて盛りだくさんなお話ですね。
なぜ最初にしゅみじゃないにしてしまったのか。
多分、雪也が勝手に嫉妬して映にお仕置きしたり、パトロンと手を切らせたり、マンションを解約させて自宅で同居させて、あと999回ご奉仕とか勝手に決めたり。
そして映にも共感できなかった。
この2点でしゅみじゃないにしちゃったと思うんですね。
でも映も雪也によって寂しさや頼ることを覚えてしまった。手放せない存在になってしまった。
雪也も男なんて絶対に無理だったのに、迫られたら無理じゃないかも…なんてなったり。一人の人間として、またファンとして映にまっとうに生きて欲しいし守りたい。フェロモンにあてられただけじゃないよね?
色々過去がありそうな映に雪也の荒療治が効いてくるかもしれませんね。
シリーズの半分くらいは手元にあるので、最終巻まで揃えるか悩み中です。
会話文多めなキャラ先行型の探偵コメディ。三人称多視点で、二人揃った場面でも視点が不意に変わるため、読みにくいのが難点。この書き方で心理描写まで入れ込まれると、視点が変わるたびに集中が解けて残念だった。
メイン二人は両方チート的な能力・権力・財力持ちで面白い。映は身長160、華奢で女装が似合う童顔と、好みのBLキャラとは真逆の設定。だがコメディの主人公として見ると中身・言動と併せて魅力的に思えてきた。口が悪く奔放な性格は好き。
フェロモンはやたらとセリフやモノローグでアピールしていたが、設定説明のみでエピソードとしてはあまり出て来ず、効果を実感するシーンは少なかった。
雪也は表に出てくるだけで全てがあっけなく解決するという、ある意味最強キャラ。やり方がぶっ飛び少女漫画によくある感じで、お約束が飛び出してテンションが上がる変な感覚に陥った。
いくつかある事件は既視感アリアリなストーリー。気になったのは章タイトルがネタバレになっていて、その後の展開が読めてしまうこと。ただでさえ事件ものの王道をいっているのに、これはいただけない。
……それにしても、BLジャンルだけでも刑事・探偵ものといえば薬と売春と連れ去りっていう安易な展開は何なのか。ちょっと捻りが無さ過ぎでは……。
シリーズ一作目なので、事件は今後面白くなっていくことを期待したい。
恋愛面は、ノンケだったはずの雪也が急激な勢いで執着攻めになっていった。元々ファンだったという下地があったようでまあ納得。映がアレなせいでオカン属性までついてしまって、とても良い。好き。
映の方は次巻以降で深みに嵌まってくれるといいな。
一つ言いたいのは、「依頼人の前では所長と呼べ」と言っていたのに、雪也は一度も映のことを「所長」と呼ばなかったことについて。個人的に肩書き呼びに萌えを感じるのですごく残念だった。
作品の雰囲気は軽く、何より映が明るくしてくれるので、重くなりそうな背景事情もするする読めた。この二人のお話をもっと読んでみたいと思わされる。とにかくキャラが良い作品。次巻も即ポチした。
丸木文華先生のドロドロ系は到底読めないと思われるので、コミカル路線を読んでみよう!と手に取ったのだけど、地雷が潜んでてアウ……となりました。
途中まではテンポの良いコミカルな娯楽作品という感じで、なかなか楽しく読めてたんだけどなー。
やっぱり丸木先生は手強いなーと思いました。
受けは26歳には到底見えない童顔で、小柄ということもあり美少年という感じ。
なのにバリタチで、小柄な美少年が大好物というところが毛色が変わってて面白いなと思ってたんだけど、それには深い理由が。
思春期を迎える前に、6歳上の兄の知人にアナル開発されていたという過去。
「排泄を我慢させられて、その感覚の兆しを覚えさせられた。次第に、遊びの延長で、肛門を弄られるようになった。色々なものを、入れられるようになった。そして、最後は。気づけば習慣になっていた」
という程度でそれ以上の描写はないんだけど。
そのせいでやたら敏感になってしまった自分を受け入れられず、強烈な自己否定やら捻じ曲がったあれこれのせいで、自身が美少年風でありながら美少年専門のバリタチという倒錯した感じになってしまったという……。
開発済みの身体だからめちゃくちゃ敏感で触られてないくせに達してしまったり、とにかく乱れっぷりがすごいんですね。
そして受けは複数のパトロン持ちということもあり、彼らによって開発されたと攻めは思い違いしてるんですね。
だから言葉責めの一環として、受けの感じまくってる様子を嘲ったりするんだけど、なんかそこも読んでて辛かったです。
パトロン達によって開発されたんじゃなくて、幼年期に出会った変態ヤローのせいだよ……やつのせいでこんな身体に仕込まれてしまったんだよ……と何も言わない受けに代わって攻めに物申したくなるというか。
そしてエッチが独特の濃さで2回目にして尿道責めが登場して、これまた受けが乱れに乱れまくってるという……。
エロが濃くても、受けが乱れまくってても全然いいんですよ。
だけどこの乱れっぷりの根底には、変態ヤローによるアナル開発という薄暗い事実が横たわっているので、それが常にちらついてしまい楽しめなかったです。
あとがきを読むと
「同性愛者が主人公だけど、同性愛者である事をあまり悩んでなくてあっけらかんとしている作風」とのことだけど、幼少期の性的虐待というエグい背景を超さらりと仕込んでおきながら「あっけらかんとしてる作風」とご自身で捉えているあたりが、なんか作家さんと感覚にズレがあるように思えたので、この一冊でお別れです……。
そこさえ目を瞑れるなら、攻めが壮大なワンコに成長しそうだし面白そうなんだけどなー。残念。
読む前は、本作が人気作であること、そして「フェロモン探偵シリーズ」の第1巻であるという情報だけを得ていて。
フェロモン探偵という言葉のイメージから勝手に「フェロモンむんむんの男臭い探偵が、様々な美女をコマしたり時には美少年を食っちゃったりしつつ、事件を解決する話」なのだと思っていました。
もちろん主人公のフェロモン探偵は攻め、探偵になる前は捜査二課の刑事、年齢は三十代後半。
聞き込みのために美男美女と寝るのはいつものことという爛れた生活を送っていた探偵が、ある日、記憶喪失の青年(二十代)を拾った。
その青年(受け)の不幸な育ちに同情したり、それでも真面目な性格に自らを省みたりしつつ、やがて想いが通じ合い、本当の安寧と幸せを知るようになるまで。
……みたいなストーリーが完全に私の脳内で出来上がっていたので、冒頭から度肝を抜かれました。
まさか、フェロモン探偵が受けだったとは。
あらすじくらい読んでから買えよって、自分で自分にツッコミを入れました(笑)
予想外の方向性だったのですが、あっという間にのめり込んで読み終えました。
丸木先生のシリアスな作品が大好きなのですが、コミカルな作風もいいですね!
明るくノリのいい主人公(受け)が、読んでいて楽しい。
記憶喪失の攻めの、丁寧口調も、それでいてちょっと変わっているところもたまらなく好みでした。
攻めの正体も、正直これでよかったと思う。
割と早い段階から臭わされていた方向性を予想していたので、正体が判明した瞬間「あれっ」と思ったけれど、その先を読み進めて、むしろこれでよかったなと思いました。
タイトルにあるフェロモンは、思いの外、受けの厄災にしかなってなくて、探偵業の役に立っていないようでしたが(笑)
非常におもしろかったです!
最近読んで「これ面白い!」と思わせたのは全部丸木先生の作品でした。
これの前に「ノエル」と「いじめっ子」を読ませていただきましたが、
話の雰囲気が全然違うのですが、どれも最高に面白かったです。
先生の世界観がちょっと変わってるというか、スケールが大きいというか、
何にも縛らずにとても自由な感じがしますね。
この作品も設定から癖がありそうな感じで、
ネゴ系フェロモン過剰受け×大型ワンコ色男攻め
なかなか萌えますね(☆∀☆) エロエロオーラもプンプンしますけど
受けの口が汚い所が面白いです~
攻めは年上なのになぜかずっと年下の受けに対して敬語なんですよね
この色男のツラで優等生発言をするかよ、
という受けのツッコミがごもっともww 最高のギャップじゃないですか
とにかく二人の性格はとても魅力的です!
性格の設定がブレる小説を読むとイライラする私にとって丸木先生の作品はいつも安心して読めます。
多面でありながら全然矛盾しない人物の書き方に惚れ惚れします。
そしてなによりも、その性格を形成させた人物の背景までしっかりと書くのが先生の素晴らしい所です。
探偵の話なのでついドラマを見ているような気がします
セリフのテンポもいいですし本当に映像化向きの一冊です
まあ映像化も無理だとしてもドラマCDにしてもらえるのかな、
話長いけどきっといいCDになれると想像できます!!
いつの間にか私の脳内に攻め→森川智之 受け→杉田智和というキャスティングになってます(笑)
敬語の攻めはぜひ帝王にやっていただきたいです
そして杉田さんは、なんか受けのその汚いのに愛嬌のある喋り方に似合いそうwww
そして、丸木先生といったら濃厚なエロシーン♥
丸木先生の書く受けは大体、小柄で、華奢で、超淫乱~
この度も大変美味しくいただきました!
この設定はもうお手の物でハズレはありません。
エロ不足の日には必ず丸木先生!
これからももっとエロい受けを書いてください~
最後に受けのお兄ちゃんと攻めの弟が出てくるんだけど、
続きも面白そうですね。これから二作目を買いに行きます~
トラブル体質で美形を自覚していてちょっとダメ男な受さんは、タチ専門だと言い張ってますが、その理由がまた可愛かった(笑)
探偵もので、ちゃんと事件解決してて、読み物として面白かったです。ミステリー好きなので展開にもワクワクしました。
受の映が、記憶喪失の男を拾って雪也と名付け助手にします。雪也は映のいい保護者です(笑)
えっちは、なんというか濃かったです。 タチ専門と言い張った映が乱れる姿がスゴイ。
ただエロい話じゃなくて、お話としてもちゃんとしててお気に入りです。
この作家さんの本をもっと読みたいと思いました。
主人公たちの性格も個人的には結構好きで、物語的にも楽しめるようなものでした。
しかし、私が一番楽しんだのはエッチシーン!
受けが乱れに乱れてくれるし、攻めがねちねち攻めてくれるのがすごいよかったです!
この方の他の作品も見てみようかなー!と思いました。←エロ目当てですが(笑)
さらに面白くなったので、勢いに任せて1作目もレビューしちゃいます。
まぁ、『フェロモン探偵受難の日々』とサブタイトルに書いているその通りのお話なのですが、話のテンポもよくぐいぐい物語に引き込まれました。
1作目(今巻なのですが)読んだだけだったらだけレビューまで気持ちが盛り上がらなかったのですが、2作目が出たことで読み返すとあら不思議!!なんかもぅ嵌まりましたね。
主人公のフェロモンの受難っぷりと探偵さんなんで事件との話の絡まり方が何とも言えない面白さを醸してます。
事件自体も割とよくあるようなお話ですが著者の味が程よく出ててこれだけ見ても割と楽しいです。
2作目盛り上がったので、ぜひたくさんシリーズが出る前に読んでいただきたいとお勧めします。
いろんな意味で衝撃でした。
まずBL界では誰もが知ってるけど目をそらしてきた、いわば「それをいっちゃあ、おしまいよ」的な事実が、物語のオープニング早々、主人公の口からぶちまけられること。そう、フェロモン探偵こと夏川映は、黙っていれば美少年、いや美少女にだって化けられる可憐な容姿とは裏腹に、とことん口がきたない。しかも好んでNGワードを連発する傾向がある。日本画の大家の父と、琴の家元の母を持ち、自らもいろんな才に恵まれながら、あえて自由を求めて家を出て、あんま儲かりもしない探偵なんかやっている変な男。
変だという自覚は自分でも十分あって、雪の日に事務所の前に行き倒れていた記憶喪失男をなぜか気に入り、雪也と名付けて助手にしてしまう。見た目は申し分ない男前、でも目元なんか上品なくせに妙に猥雑で「かなり女食ってんな」(というのは映の勝手な憶測)。星を見上げて「俺、宇宙人なんでしょうか」とつぶやいたりして、こちらも胡散臭いことこの上ない。しょっぱなからこの2人のあけすけであられもないやりとりが炸裂します。
映の探偵業はかなりテキトーで、その生活は実質複数のパトロンによって支えられている。ゲイで美少年好きで「タチ専門」と宣言してるけど、抱かれる側に回った時の色気はハンパない。こういう自覚のあるビッチって好感が持てます。荒淫の果てにトラブルを引き寄せたとしても、相手を憎まず天を恨まず、従容としてすべてを受け入れるような。しかも何やらトラウマ持ち。その危うさに、ノンケのはずの雪也も次第に壊れてきて、ついに一線を越えてしまう。
いやぁ、エロかったです。終始敬語で嬲る雪也、受けはいやだと言いつつものすごく気持ちよさそうな映。2度目のエッチでは尿道プラグとかローターとかのお道具も乱れ飛び、映は潮まで吹いてます。普段はあんまりお道具責めって好きな方じゃないんだけど、ここまで突き抜けてると、逆になんだかカラッと明るく健康的なエロスを感じて悪い気はしなかった。
でも今回一番驚かされたのは、ホワイトハートというレーベルの果てしない守備範囲の広さかもしれません。なんたってすぐ隣にはあの「十二国記」のように「この地上には性も色欲も存在しません」と言わんばかりの名著が肩を並べているんですよ!!(そういえば、かの地では子どもは木に成るんだったっけ)
丸木先生の本は過去に二作ほど手に取ったことがあるんですが、シリアスな内容がどんよりしている雰囲気に思えたのと、終わり方も私の好きな感じではなくなんとなく敬遠してました。
しかし、こちらの作品のあらすじだけは前々から気になってはいたので、電子書籍で思い切って読んでみることにしました。
紙媒体で本を買って面白くないと少し後悔するのですが、電子書籍だとその後悔が最小限で済むので、悩んだ場合は電子書籍で購入です。
結果的に言えば、イラスト付きで、内容もとても良かったです。
内容としては、ギャグ寄りのエロエロで、さっらと楽しめました。
一応探偵ものなので、事件も出てくるのですが、それほど印象には残りません。
それよりも、主人公たちの心情とか、会話とか行動の方が楽しめました。
続き物一作目ということなので、導入という意味ではバッチリだったと思います。
受けにしても攻めにしてもそれぞれの魅力が十分伝わりました。
なので、彼らの過去に関してもぜひ知りたくなりました。
主人公の過去やお家事情に関しては匂わす程度ではっきりとは出てきません。なぜ、今こんなに倫理観がゆるゆるなのか、こんな性癖になってしまったのか。
とても気になる話の持って行き方なので、続編も読みたいなと思ってます。
ただ、一点だけ。
丸木先生に限ったことではないのですが、たまにBL作家さんが描く20代に違和感を持つことがあります。
この作品に関しても、和服を好む云々抜きにそれが顕著に出てたと思います。
なんと言うか、数年前の20代?のような印象。
喋り方とかそういうのは、小説に限らず漫画でも独特なものがあるので割り切れるのですが、価値観?なんかが今現在の本物の20代とかけ離れているなと感じます。
価値観を例にすると話が収まらないので、この作品に出た会話を例にすると。
攻めの言動に受けが「吉幾●か!」と突っ込むシーンがあるんですけど……。
今どきの若者のの殆どは吉幾●を絶対知りませんよ。歌は知っていても、かの有名な歌と彼の名前を結び付けられる人がどれだけいるか。
そして、そのまま日常のツッコミに使えるほどこの名前に慣れ親しんでいる人がどれだけいるか。
私自身、読んでて数秒意味を考え、ようやく笑いました。ツッコミのうまさというより、なんでそんなツッコミの仕方知ってるんだというところに笑いました。
受けの映は26歳、ばりばりの平成生まれです。そしてこれから、20代全員が平成生まれという世の中がきます。
難しいと思いますが、20代が読んでも違和感のない20代、10代を読みたいです。
前回ホワイトハートさんでの『罪の蜜』がシリアスだったので
コメディが組み込まれていて楽しかったです!!
記憶喪失というキーワードが際立っているかというと
そうとは言い切れないのですが、交わされる会話が面白いw
見た目が若すぎて才能溢れる血筋の映が
緩い倫理観で口汚くて、でもどうしてもただのビッチじゃないところや
タチ専門と言いながら後ろですっごく感じやすいとか!
記憶喪失(一瞬w)の仮名・如月雪也が
身なりが良く、物腰は柔らかいのに、どこか滲み出る裏のにおい、という
キャラ設定が魅力的でした!
前半で「ちゃんと入れる用の穴があんのに、
何でわざわざクソの方使うんだよ」って映の言葉にも驚きましたが、
「そこに穴があるから入れたくなるんじゃないですか」と言う雪也に
すんごい順応力だな!と思いましたw
記憶が無くなったから、宇宙人かもしれないと言っておきながら
引っ越しは「赤帽に頼んだ記憶があります」って雪也ぁぁぁ!!
私も出戻り時に赤帽に頼んだので吹き出しましたww
(赤帽のおじさん、とっても親切で、優しさが身に沁みましたよ!!)
映は、他人から見れば恵まれ過ぎていて文句の無い人生だと思われていても
埋められない寂しさを抱えていて
そこに雪也はピタッと当てはまってしまったわけです。
自分を、家柄や才能も関係なく見てくれる男。
でも実際は……。
巻き込まれる事件自体、特に目新しいものではありませんでしたが
(す、すみません;;)
映の意地と雪也の行動力、
そして、雪也の映へ対する独占欲が次第に濃くなって
溺れていく様にわくわくさせられました。
映がパトロンに援助されているなんて、雪也にとっては許せないですもん!!
自分だけを見てほしい、自分だけを感じて欲しいと思うのは
映を好きだからこそですからねぇ…。
乱されまくりの映が、気持ち良さげでしたし
尿道プレイもあって満足でした!
言葉で貶めるような攻めって普段はあんまり得意じゃないのですが
雪也は何故か良かったです。
キャラ違くないか?ってそんなに思わなかったというか…。
雪也のドSスイッチを、映が押しちゃったようなものですからw
最後まで宇宙ネタ持っていってくれて笑いましたw
「さあ、俺があなたを快楽の宇宙へ
ナビゲートして差し上げます」、いいね!w
次巻ではどうなるのか、また楽しみにさせていただきます!
行き倒れの記憶喪失男×トラブル体質のフェロモン受けのお話。
この受けなんですが、実に欲望に忠実です。
それに対して悪びれることもありません。
なかなかにイイ性格してます。
こういう受けってかなり好きです。
記憶喪失にトラブル体質というワードから、攻めの記憶喪失が原因で厄介ごとに巻き込まれていくのかと思いきや、そんな大袈裟なものではなかったです。
いや、トラブルには巻き込まれるんですけどね。
それは受けがトラブルホイホイなだけで、攻めの記憶喪失は全く関係なかったです。
まだまだ気になることも多いので、続きが楽しみですね。
飛びきりの才能に恵まれていながら、半ば男娼的に探偵生活を送っている映と、
映が事務所の前で拾った男、雪也(仮)が、依頼された探偵仕事でトラブルに巻き込まれて危機一髪になるお話。
かなり、エロエロ。
映のキャラクターが、見た目美少年なのにがさつで口も悪い設定で、時にコミカルにお話は弾んでいきますが、映がこんな風な裏には、色々あったみたいで、、、
シリーズ化前提の第1作目という事で、とりあえず主人公の二人が出会ってくっついた事は描かれているが、雪也も映も、まだその本当の姿の全容は謎のまま、
これから他にも登場キャラは増えていきそう。
一応依頼を受けた件は解決したことにはなっているが、少しづつ垣間見える二人の過去がもっと知りたくてmちょっと欲求不満かなとも言えるけど、その分、思わせぶりな伏線がどう回収されるのか、
乞うご期待!ってね。
ドロドロした作風のイメージで敬遠していた丸木先生作品ですが、今作は楽しく、読後感もよく読み終える事が出来ました!
丸木先生の本は「罪の楽園」だけ拝読しましたがまるで印象が違いました。
作中でも出てくるキーワードですがまさに宇宙のような作品でした(笑)
タイトルに記憶喪失男とあるので記憶が戻るまでにいろいろ苦労する話なのだろうと思えばそんな事はなく、記憶喪失要素は薄かったです。
攻めの雪也も受けの映も、これまで出会った事のないようなニュータイプの印象で、正直まだ二人がどんな人なのか掴みきれてないです。
雪也はワンコ攻めや腹黒攻めのようでいて違う気がします。オオカミ?なんだろう。
「白松」と出てきた時点で、極道の跡取りなんだろうな、と予想をしましたが双子とはびっくりでした。
雪也の家族も映の家族も、映の過去も気になる要素がいろいろありすぎるので、続きがすごく待ち遠しいです。
ドロドロ系は無理でもこのシリーズなら追っていけそうです。
後書きを先に読むのが好きなマンボウです。作者様の作品に対する方向性だとか、近況だとか、思い入れだとか…そして、宇宙人?まさかの丸木先生のSF系?…違いました…。しかしそこは丸木先生、こってり系の濃いキャラで丸木ワールド埋め尽くしてくれそうな感じがします。宇宙人っぽいお方だらけになりそうな気配です。そして、どうやらシリーズ化?!丸木先生がどこまで、ぶっ飛んでくださるのか、次作楽しみに待っております(*^。^*)です。その期待値を込めて神評価です♪
丸木さんの初シリーズ物だそうです。
相葉キョウコさんの挿し絵が、丸木さんの作品にとてもあっていました。
表紙がとても良いので、もう一枚カラーイラストを見たかったです。
ホワイトハートはカラーイラストが中にはないので、残念。
受けの夏川映は、血筋も気品も才能も非の打ち所がない男。
夏川探偵事務所所長で、26歳。
攻めは、容姿体格ともにバツグンの記憶機喪失男、如月雪也(映の命名)。
推定年齢は30代前半。
事務所の前で行き倒れていた雪也を映が拾い、助手として使い出したことからお話はスタートします。
複数いるパトロンに生活を依存しつつ、面倒事を引き寄せてしまう体質で探偵業を営む映。
そしてその境遇も行動理由も謎だらけ(最後に明かされますが)の雪也。
とにかく、映の性癖がね。
なかなかに珍しい設定ではないでしょうか。
ただ顔形が可愛いだけの受けでないというところが、すごく良かったです。
凸凹コンビというのはカップリング的には王道ですが、ただの凹でないのが飽きさせません。
そして、口も悪いので女々しさは皆無。
視点は、攻め受け両方で語られていて好きでした。
二回あるえっちシーン自体も、一度ずつそれぞれ両方の視点で楽しめます。
丸木作品らしく、ひじょうに濃く、しかも攻めも声出しまくりですよ(笑
ドロドロ丸木作品は苦手だけど、ストーリーのあるえっちが読みたい方向けですね。
しかし、ホワイトハートがこんなエロエロ路線の本を出されたなんて驚きました。
なんとなく、個人的には大人しめだと感じていたので。
そして帯の裏表紙側に試し読みが掲載されていますが、濡れ場なので、書店では表向きにレジへ出されることをお勧めいたします。
作家買いの丸木先生と相葉先生なので楽しみにしていました。
でも残念ながら、丸木さんのシリアスものが好みの自分には合わなかったです。
一言で言えば「昔のBL探偵もの」
そこで有りがちだった、すごい美形でやんちゃな主人公が後先考えず、取り敢えず行ったれ!な展開…ご都合結構で読んでいる割に、そう言えばダメなの多かったなって思い出しました。
第1巻なりに、主人公の映(あきら)と拾われた雪也のバックボーンと性格の説明はなされています。
そこらは、へぇスゴイな―って感じでしたが、だけど、主人公が動くとダメでした;
モブとの体の付き合い方や罪も人も憎まないゆるさ、才能のケチな扱い方や幼稚さ、どこもが鼻に付いちゃいました。
それと、続きものとは言え、主人公が好みじゃないから喰い付きたくなる、面白くなりそうな伏線は「次巻に乞うご期待」です。
すっきりさせて貰えないまま放置された感じでした。
読み易い文章はいつも通りだし、イラストもカワイイのに;
フェロモン体質やお仕置き好きも良いのにな;
「趣味じゃない」寄りの「中立」で。
キャラがそれぞれ個性的で、とても楽しめました。
シリーズ第一作で、主役カップルの出会いとラブ始まりましたというところです。
まだまだ思わせぶりなキャラや伏線がいろいろ控えているので、今後の展開に期待大!
今作は、攻めの正体とか、いつ記憶が戻るのかとか、そもそも本当に記憶喪失なのかとか色々考えながら読むのが楽しいと思うので、核心避けてのネタバレと感想です↓
夏川映(受け)→→26才だが、外見は美少年。フェロモンがすごい。
日本画の大家の父、旧華族出身で琴の家元である母を持つ名家のお坊ちゃま。両親から引き継いだ才能をはじめ、才能豊かだが、トラブルを引き寄せる体質。
自称、美少年大好きのタチ専門。
事情があり、実家を出て探偵業を営む。が、探偵としての仕事は少なく、複数のパトロンを持つなかなかのビッチちゃんです。
如月雪也(攻め)→→映の事務所の前で気絶していた男。記憶喪失で名前も分からないと語り、映に如月雪也(2月の雪の日に発見したから)と名付けられる。
映に惚れることもないだろうし、やっかいなことにならなそうという理由で映のアシスタントに雇われる。
その顔を見てヤクザがひびるなど、謎が多い。
ノンケだったが、映の垂れ流すフェロモンにやられ、どんどん映にのめりこんでいく。
独占欲が強く、なかなかのS。
映がビッチちゃんなので、清純な受けが好みの方はご注意を。
お坊ちゃまなのに口が悪くて、自力で暮らしてるつもりでも結局はパトロンに養ってもらってるしと、悪ぶってるわりに甘ちゃんなかんじですが、憎めないです。
攻めの雪也は独占欲強そうなので、映は今後浮気できなそうですが、映はおとなしくただ従うタイプにも見えないので…どうなんでしょう。今後が楽しみです♪
雪也はわりにSで、道具も駆使していくんですが、そのなかの一つが私初めて知ったやつで、用途が全く分からず、映といっしょにドキドキしました(笑)
エロは濃厚な方だと思います。雪也の興奮ぶりが伝わってきて、そこがエロい。
ちょっと気になったのは、映が受けた依頼(資産家の行方不明のドラ息子を探して連れ戻せ、というもの。)で探しだしたドラ息子は、あの展開でよかったのかな?ってことです。
ドラ息子達がろくに考えもせずにやったことは立派に犯罪で、多くの人を傷つけました。
それでもいまだ脳天気に仲間とつるんでる……。痛い目にあったから罰は受けた、ってことなんですかね。なんかすっきりしなかったです。
ただ、映は探偵をしてるものの、「正義の味方」ではないんですね。
だから依頼の対象であるドラ息子がどんなクズでも、映は探して家につれて帰るのが仕事なんだもんなあ、と最終的には納得しました。
勧善懲悪的なものをお好みの方は、いやな展開かもしれません。
映を男しか愛せない体にした過去の男や、映を溺愛してるっぽいお兄さん、雪也の関係者など、これから本格的に出てくるだろう伏線をほのめかしたところで、以下続刊です。
気になるな~。
短編は、まだ実家にいたときのお坊ちゃま映くんと過去の男がちらっとでてきます。
楽しみなシリーズで嬉しいです!
相葉さんのイラストとタイトルに惹きつけられた作品。
天は二物も三物も与えたような受けの映が主人公の探偵ものの初回編です。
読み始めて終わるまであとがきを読んでいなかったのでシリーズになる1作目だとは
全然気がつかないで読み始め、かなりまだまだ続きが気なる伏線的な事柄が多くあり、
もっと続きを読んでみたいと思ったらシリーズの二人の出会い編なのだと気がつき
なるほどなと奇妙な安心感を得ましたね。
映は良いところのボンボンででも自分ひとりのチカラで生きていきたいと家を出て
探偵事務所を開いて生業にしている。
持って生まれた才能は数々あるが、いらない才能まであってそれが厄介事や
困った人間まで惹きつける才能。
そんな映が事務所の前で拾ったのが記憶喪失の男で攻めになる雪也でノンケのイケメン。
一人で探偵業を営んでいた映は拾った男に雪也と名づけ、記憶が戻るまでの間
探偵の助手を強引に押し付けるのです。
もっとも直ぐに記憶は戻るようなのですが、映には知らせずこの男も何か曰く有り。
映のバックグラウンドは作品自体に大きくまだ描かれていませんが、
己の身体一つで生きるために映がしているのは複数のパトロンを持っているビッチで
映の過去のこだわりが垣間見える内容でもあります。
設定的にはほどよくシリアスなのですが、映のキャラがシリアスさをコミカルに
非常に読みやすくしてくれる気がします。
映と雪也の掛け合いもダメ探偵としっかりものの助手風で事件を解決していく。
シリアスさも吹き飛ばすハイテンション気味のコミカル風探偵ものでしょうか。
厄介事を絶え間なく引っ張り込むような映の体質が次回作も波乱にみちた
展開になりそうだと、ラストで映の兄なのか、雪也の双子の片割れなのかもチラ出して
映の受難の日々は続きそうだと、でも本当に受難なのはそんな映にすっかりハマった
雪也(白松龍一)ではないかなと次回作をあれこれ想像が尽きなかったです。