ヤクザに惚れられました ―フェロモン探偵つくづく受難の日々―

yakuza ni horeraremashita

ヤクザに惚れられました ―フェロモン探偵つくづく受難の日々―
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神19
  • 萌×223
  • 萌4
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
7
得点
202
評価数
51
平均
4.1 / 5
神率
37.3%
著者
丸木文華 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
相葉キョウコ 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
シリーズ
記憶喪失男拾いました~フェロモン探偵受難の日々~
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784062869867

あらすじ

白松組の若頭・龍二が撃たれ、双子の兄である雪也は、組内の内通者を探すため実家に帰ることに。昼は探偵助手として、夜は恋人としてかいがいしく世話を焼いてくれる雪也がいなくなり、映は不安で仕方がない。彼は無事、帰ってくるのか? そして、毎晩抱かれないとダメな淫乱な体はどうなってしまうのか? 超トラブル&フェロモン体質の探偵・映の極道編、過去最大の危機が迫りくる!?

表題作ヤクザに惚れられました ―フェロモン探偵つくづく受難の日々―

如月雪也(白松龍一),34歳,映の探偵助手で実業家
夏川映,28歳,探偵事務所所長

レビュー投稿数7

相変わらずフェロモンだだ漏れ

『フェロモン探偵』シリーズの5作目。丸木さん作品の中ではコメディよりな作品で、シリアスな雰囲気はあまりないシリーズなので、安心して(?)読めるかなと思います。




5作目は雪也の双子の弟で白松組の若頭でもある龍二が何者かに撃たれた、というところからスタート。

撃った犯人は早々に自首してきたため、事件は解決…、したように見えるものの、龍二を撃つためには白松組の中に内通者がいなければ無理な状況で。
事件解決のために実家・白松組に戻る雪也ですが、事件の真相は…?

というお話。

雪也が実家を出て極道から足を洗うようになった過程とか、彼の内に隠したどう猛さとか、そういったものが描かれていて、わんこ・雪也の今後を左右するような展開だった様に思います。

そして映のフェロモン過多状態は今作も健在。
たくさんの男たちを虜にしちゃってます。タイトル通り、ヤクザに惚れられちゃってます。小物から大物までコンプリートしちゃった映に爆笑です。

映が浮気しないようにいろいろ策を練る雪也。
がんばれ、雪也!

てなところなのですが、映も雪也に惚れてきてるな、というのが読み取れるので微笑ましい気持ちになりました。だんだん恋人らしくなって、ラブ度が上がってきています。

前作で初登場した、映の初めての男・蒼井は今作では登場なし。
ラブ度が上がってきた雪也×映の二人に、彼がどう絡んでくるのか気になるのですが、今回解決しなかった事項もあったりするので、今後、それらがどうかかわってくるのか、楽しみです。

7

まだまだ目が離せない!

フェロモン探偵シリーズ5作目。
シリーズものになると、あんまり読み返したりしないので、最初から少し物騒な始まり方でした。龍二が撃たれたという展開からはじまり、そういえば前回撃たれたことを思い出しました。内容としては、たしかにヤクザっぽい血生臭い印象で、映になにかあるんじゃないか終始冷や冷やしてました。そして、さすがトラブル体質。見事に誘拐されてましたね。雪也がGPSを仕込んでいてよかったです。
そして、犯人は予想通り--というより、この人だったら嫌だなと思っていた人が犯人で、少しショックでした。
だんだん映のフェロモンもすごいことになってきましたね。題名のヤクザに惚れられましたというのは、てっきり龍二のことかと思いましたが、全く違う人で、映のフェロモンおそるべし!ですね。
雪也も映からますます目が離せませんね(笑)
しかし、今回よかったことは、映から雪也に対する愛情が感じられたことですね。こんなにも雪也のことを想っていたことに驚きました。(当初は美少年あさりをしていた印象が強かったので)このまま、幸せになってほしいですが...。それまでにいろいろと問題ありますね。
特に、映の初めての人ーー蒼井秀一。(一瞬、某探偵漫画のスナイパーが過りました)名前が一文字違いでしたので・・。前回はなんとも思いませんでしたが、今回はなぜかもの凄く気になりました。

3

受難の日々はやっぱり続く

フェロモン探偵シリーズ 極道編

雪也の弟 龍二が撃たれ、その事件解決の為に雪也と映は少しの間離れて過ごす事に。映はやっぱりトラブル体質で、色んなトラブルを寄せ付け、フェロモンで色んな男を惑わします。笑

雪也の実家 極道関係の事件が中心ですが、今回のお話は、映の雪也へのデレがいっぱいで、「雪也よかったねぇ」と嬉しくなりました。雪也からの執着に嫌がる映がデフォルトなイメージでしたが、映はやっぱり雪也を想っているんだなぁ。えっちはいつもの通り濃厚です。今までが色々凄かったのでちょっと大人しく感じてしまいましたが、ラブラブで濃厚です。笑

コメディだけど、ミステリーで、ちゃんとラブもある。安心して楽しく読めるシリーズ5巻目でした。

2

受様のフェロモンは効かない相手はいない!?

本シリーズは作爆体質で実業家兼探偵助と
トラブル体質の探偵事務所所長のお話です。

攻様の弟の襲撃事件で表面化する
白松組の内部争いが決着をみるまで。

受様は日本画の大家を父に
琴の名手を母に持ち
それぞれの才を受け継ぎますが
実家を出て探偵事務所を設立します。

しかしながら
探偵業の才はからっきしで
探偵事務所は閑古鳥が鳴いています。

そんな受様が偶然出会った
記憶喪失の男が攻様になります。

攻様の実家は広域ヤクザの白松組ですが
学生時代に起業した攻様は
一応カタギ(笑)の実業家です。

トラブル体質で妙な男を引き寄せる受様に
惚れてしまった攻様は受様を独占するため
彼の助手として日夜引っ付いています。

前巻ラストにて
攻様の弟である白松組の若頭が
敵対する黒竹組の者に狙撃されて
絶対安静な事態になります。

犯人はすぐに自首してきますが
あまりにもすんなりしていて
背後関係が胡散臭過ぎです。

若頭の行動が筒抜けだったことから
白松組の内通者の存在が
浮かび上がってきます。

攻様は父親である組長から
黒竹組との話し合いと内通者探しの
助力を請われて実家に戻る事になります。

白松組の内通者とは誰なのか!?
そして内通者の狙いとは!?

本シリーズは
トラブル&男性引き寄せ体質受様が
いろいろな事件に巻きまれつつ
攻様との絆を深めていく(笑)お話です。

前巻までは主に受様側の事情を主体に
彼を取り巻く家族や過去が
語られてきましたが

本作は攻様が実家からみで
いろいろと行動する事から
彼の過去を絡めて展開します。

攻様兄弟とも旧知の仲である
黒竹組の凶暴な若頭、

攻様の弟の穏健派の側近や
白松組で攻様が慕っていた幹部、

受様の護衛につけられる
ホモ嫌いの下っ端君、

受様の絵画に心酔している
元パトロンの元会社社長、

等々が
一見無関係な立場を主張しつつ
それぞれの利権と立場が絡み合って
登場し、

内通者が判って事件の真相が見え
とある大物やくざの仲介で
黒竹組との関係に決着を見るまで

ワクワク&ドキドキで
読ませて頂きました♪

若頭襲撃事件解決が柱なので
攻様の実家絡みのいざこざでは
今までは隠されていた
攻様の中に潜む凶暴性と
それに対する不安も見え隠れしていて
今後の展開にどうかかわるのかが
興味深いです。

本作では
攻様が受様から離れて行動するので
浮気をされないようにと
攻様のしかけるHは執拗で濃ゆい♡

もう受様も
かなり攻様に惚れてる状態なのに
攻様の執着は留まりません。

まぁ、
攻様から蚊帳の外に置かれる受様が
トラブル体質を発揮して
黒幕に誘拐されたり

男を引き寄せるフェロモン体質で
新たな男達を惚れさているので
攻様が安心できる日は
来ないのかもですけどね (^-^;

次は受様の元カレが
深く絡んだお話がいいな♪

今回は攻様が元ヤクザなお話で
四ノ宮慶さんの『FOOT FETISH』など
いかがでしょうか?
こちらも事件&濃ゆいHが楽しめますよ。

2

バラエティに富んだ良いシリーズ

フェロモン探偵シリーズ五冊目。今回は雪也の御家騒動という、今までとは一風変わった内容。バラエティに富んだ楽しいシリーズだと思わされた。
ヤクザの跡目争いに絡んだ話だが、そこまで痛々しい場面もなく深刻さもないので、気持ち的には今までのシリーズ同様軽い気持ちで気負わず読める。

キャラクターたちは変わらず可愛らしくてとても好き。映は急激に雪也への気持ちを強めている印象で、美少年探しも躊躇するほど。個人的には、趣味の美少年探しをしていても愛される自信を持って自由にやるくらいまで関係性を深めて欲しいと思って見ているキャラなので、このまま大人しくならないで欲しいと思う。ここらへんは前作で出てきた過去の男を清算してからの話かな。
雪也は背景事情はよく分かり、雪也視点の語りも多かったが、内面はあまり見えなかった気がする。映への執着攻めっぷりが目立っていて、今作ではまだまだ恋愛的に発展途上なのがもどかしい。女にはなびかない、映だけだ、映が愛おしいという心理描写が長めに書かれていて、読んでいてなぜか異常に恥ずかしかった。

事件は登場人物たちが複雑に絡み合っていて面白い。最後は主人公とつながりのある大物の鶴の一声で一件落着のよくあるやつ。全てにおいて甘いが、女性向けコンテンツとして妥当なところなのかもしれない。

エピローグ的なラストでキャラが集合してわちゃわちゃするのは、シリーズお決まりの流れになっていくのかな?たとえ事件がシリアスでも、最後にこうして和ませてくれる安心感を持って読めるのは良いなあと思う。
今回は次作への引きがなく賑やかに終わっている。とはいえ二人の関係はまだまだ。次も楽しみ。

1

ヤクザの世界

今回もとっても濃い内容でした。
これは今後への布石になるのかな?

映は名探偵ですね。そしてどんな男も落としてしまい。

今回は雪也と映は基本離れ離れなのですが、毎日電話で話したり雪也が会いに来たりで。
いつのまにかはっきり恋人だと映も自覚があるんですね。映がすっかり可愛くなっちゃって。

二人とも周りがほっとかない人材で。こらからもトラブルに巻き込まれそうです。

光のッスが良かったです。彼だけはないと思ったんだけどなあ。

0

いまいち全てが中途半端?

シリーズ五作目で、今回は雪也さんのお家騒動なわけなのですが、
タイトルからして、きっと今回も暁さんが、
またフェロモンでやらかしてしまうのか?と思ったら、
相変わらず男たらしでしたが、そう濃くもなく。

ヤクザに惚れられ?
光?西原?日永?それとも龍二が本格的に攻めてくる⁈と、
どきどきしつつ読み進めても、
一向にそういうエピソードは出て来ず。
結局最後の最後に唐突に付け足すみたいに告白されるだけという。
もっとこう、その辺のドタバタっぽいのも見てみたかったのですが、
ちょっと想像してたのと違ったかなと。

話自体も、なんだかあれあれ?という間にことが起き、
あっという間に解決し、ちょっとした伏線もありなのですが、
イマイチ盛り上がりに欠けるというか……

ラブの方も、二人がらぶらぶなのは大いによろしいのですが、
暁さんっていつの間にこんなに雪也に惚れ込んじゃってたの?
という感じで、昔の隙あれば……という感じがすっかり無くなってしまい。

五作目ともなると、
最初の緊張感も桃色に溶けてしまったという感じでしょうか……

なんだか全てがすっきり解決という感じでもなく、
一応収まってはいますが、次回作への伏線?という感じの本作でした。
なので、ちょっと不完全燃焼気味。
期待していた分肩透かし感大で、ちょっと厳しく「中立」で。

2

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