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kimochi no yukue
一見、「どうかな・・」というキモチにならなくもないんですが、読んでみるとコユイです。
凄く好きな作品。
受の子が、ウリをさせられたり。
オネエ言葉の男にお仕置と称して強引に慣らさないまま犯されたり。
遺体部分もチラホラですが、それもまたなんか受子にとっては茶飯事とというか。
それが「なんでもないこと」になってる部分があるというか。
違和感が無いです。溶け込んでるのです。
ん~だから・・なんっていったらいいのかな。
プレイ自体は【酷い」と想う部分があるんですが、これがまた一つの作品として新党してるからそこまでとは想わないというか。
まとめると。
面白いですww←そんだけかよ
エロ度高メ。味のある作品にしあがっているのではないでしょうか
表紙で3Pものかしら・・・と敬遠されている方に朗報です。
このお話はちらっと3Pですがきちんと総さんと啓二くん、二人の物語に仕上がります。
最初のころの3Pのシーンも3Pっていうよりも受けが二人に可愛がられてるって
感じなので一夫一夫主義の方にも受け入れてもらえるんじゃないかな?
各所で出てくるフィストだったりピアッシングだったりのSMシーンは見てる方は痛いですが
されてる啓二くんのキモチよさそうな顔(笑)
嫌がってるポーズの啓二くんの望みをしっかり叶えてあげるあたり総さんほどの
尽くし攻めはいないんじゃないかと。
当て馬くんの存在が最初読んだ時は邪魔だ・・・と思いましたが再読するたびに
彼がいなければ最後の玄関のシーンはなかったんじゃないかなあ、と思わせるあたり
明治さんやっぱりうまいなあ。
人の気持ちに鈍感で世離れしてる啓二くんが一歩だけ前に進む。
それをゆっくり見守ってそばで育てていきたいと総さんは笑う。
たったあれだけのことが嬉しいんです。いまはあれだけでいいんです。
ラストの玄関のシーンを見たとき、泣いてしまう人は
きっと明治先生の作品向きの人だと思います。
もちろんわたしは泣きました(笑)
表紙で損してるな~。なんでケバピンクのタイトルなんだろう・・・。
過去話と、この作品の後日談も収められている同人誌『mix』を、入手していたのですが、それを先に読んでいたため、アホな私にはすんなり内容が理解できたんじゃないかなと思います。
啓治の身体のいくつかのボディピアスは秘密の契約の印。彼は、双子の兄弟、総と洋に飼われているのだった。でも、初めての友人深山の出現で、その秘密の関係のバランスが崩れ初めて・・・。
と、裏表紙にあらすじがありますが、いやもうこってりSMでした。
でもソフトなほうなの?どうなんでしょうか。
明治さんのほのぼのした絵のタッチに騙されそうになりますが、かなりな感じです。
他の兄弟とは隔てた教育を啓治に施す父親にしろ、執着して束縛する双子の総にしろ、そうさせているのは啓治なんですよねえ。本人まるで自覚ないけど。
隣人の深山も、もし深い関係になったとしたら、やっぱり総と同じことをしてしまうんだろうなあという確信めいたものを感じました。
それがまだ深山に芽生えていないから、啓治も深山の元ではリラックスできるんでしょうし。
『mix』では総のキモチが描かれてあるのですが、啓治依存症と言ってもいいほどの不安定さを、玄関に飾る薔薇の花だけで表現されてあり、やっぱし明治さんってすごいわ~と、ひたすら尊敬してしまいました。
いつか同人誌も収録された新装版を出していただきたいです。
かなりハードなSMで、痛いシーンも多いのだけれど、お話の軸はどこまで行っても気持ちだったので、最後まで読めました。
正直、ここまでのHシーンはいらないなぁと思うくらい多かったのですが、このカップルの関係性を描くには必要だったと思います。
とても特殊な関係性は、紹介文を読むだけでもわかります。そこからどう収束させていくのか楽しみにしていましたら、納得のいくラストに続いていました。
最初は、あまりに痛いことをしているので、ケージ君の気持ちがさっぱりわからなかったのです。それで読み返していくうちに、わかってきました。
ほかの作品も含め、面白い表現の仕方をする作家さんだなぁと思います。ざらざらした耽美。少し川原由美子さんを思い出します。
表面上、性的描写が多いのですが、絵本やおとぎ話をほうふつとさせるのは、総のオネエ言葉がどことなく古びて魔女を思わせるからでしょうか。総というキャラクターは、オネエ言葉や職業に隠れてあまり男っぽさが見えないのだけれど、ふとした時の表情や体がとても男らしい。攻めですし。そんなとても男らしい総が使うオネエ言葉が、とても色っぽかったです。雲田晴子さんの落語心中なんかで感じる色っぽさ、艶っぽさと同じものを感じました。
どちらも好きです。こちらの方がより乾いていて、男っぽいかな。
こんな風にオネエ言葉ひとつをとってみても、そこを掘り下げて味わうことができるし、SMについて、大恋愛について、受けの子について、深山についてなど、様々な側面から見て楽しむことができる作品だと思います。
本当に味わい深い良い作品でした。
明治カナ子先生の世界が素晴らしいです。
狂気染みていて苦手な方もいらっしゃるでしょうが、私は大好きです。
乳首にピアスしていたり、亀頭にピアスを開けられるシーンがあります。
いきなり、挿入したり、薬や玩具でイキっぱなしにしたりと盛りだくさんです。
尿道責やフィストもあります。
亀頭の左右にリングピアスが付いてるんですが、穴に指を通して亀頭をグリグリするのには萌えました。
汁だくエロエロな物とは違う感じのエロさがあります。
キャラの感情とか、ずっしり来ます。
全体的に暗い印象です。
受は自分の気持ちを理解してるのか疑問なところです。
親友との関係もお礼のキス止まりなのが、少し残念です。
個人的には親友とくっついて欲しかったです。
とりあえず、神評価ですが神評価じゃ勿体ない作品です。
明治カナ子作品のなかで一番パンチ力のある一冊だと思います。愛はあるんだけどそれ以上に精神的・肉体的痛さが勝ち過ぎて愛が霞んでしまいます。明治さんの作品はすべて読んでいますが今のことろ私的ベストワンです。でも読む人を選ぶので積極的におススメし難い作品ですが、読んでもらいたい!これだけ大変な作品なのに一応ハッピーエンドなのでバッドエンドを疑っている方心配いりませんよ!出版されて何年もたっていますが続編出版の夢はまだまだ諦めていません。新装版ではなく新刊をよろしくお願いします。
目次だけ見ると短編集っほいですが、同じCP(CP?)で一冊まるっとです。
総(オネエ言葉の人,狂気)
洋介(苦労人)
柳啓治(あの風貌でなかなか強い名前である)
…何の説明にもなっちゃいない
オネェ言葉の攻めで、兄弟×受けの3Pがありつつ愛があるのは1人で、ピアスを開けたり、和姦か怪しかったりと、明治先生らしいクドさの作品です。
「ピアス外してたら穴が塞がっちゃったんだ」の恍惚とした表情でやっと和姦なんだと思えました。
この終わり方がかなり好きです。押すかと思ったときに引く総とか、深山の微妙な立ち位置、意外と介入はしてこない洋介と。最終的に希有なバランスでそれぞれがその場所に収まったのが面白い。収まっているのに片足が宙に浮いているような感覚もある。視点の置き所でいろんな角度から楽しめます。
萌2〜神
背徳・倒錯・アブノーマル…人には言えない秘密を誰かと共有するゾクゾク感は何よりもの昂りであり中毒性を孕んでいる気がする
その世界にハマったら抜け出せない魅力がある事だろう
そんな世界の住人を覗いているような気持になるこの作品
私にとってこの作品を読む事ははその甘いであろう蜜を舐めとる行為に似ている
甘い蜜は美味だが舐め過ぎると痛みに近い苦みを感じる事がある
でも舐めたい…一口なら…何かに付けてなら…と沢山の理を自分に用意してその蜜の虜になっていく
そして舐め過ぎると頭が痛くなる
なのにその痛みを忘れてまた舐めたくなる
何年経ってもこの作品のページを捲る事が止まらないように
この作品が好きと公言出来ないのは私の秘密
でもここでレビューを書いてしまう
誰かの好きに刺さればいいな、と密かにワクドキしながら・・・
クセになる絵、クセの強い登場人物、癖(へき)全開のプレイ
気になる方にはその扉を開いて甘い蜜なのか苦い蜜なのか試してみて欲しいと思う、そんな作品です
さすが明治先生…20年以上も前の(‼←すごい)作品なのに私の心は変わらず初読みしたあの時から囚われたまま
※内容が内容なので地雷描写、痛い描写があると思います
修正、ほぼ無いので諸々モロ確認可能です R18じゃないのにR18並!(DMM)
紙本を手放していたので電子で買い直しましたがこの修正具合には驚きでした
双子に飼育される青年と、その友人。
いつも痛い系の明治作品ですが、最初はモヤモヤしたものをぬぐいきれません。
イジメを助ける代償に彼らに性奴隷にされる啓冶。
自ら進んで選んだ道ですが、それが居心地のよいものとなっているのでしょう。
どんなプレイを強要されても、「嫌」と言いながらも進んで受け入れて、期待さえしている。
始めは双子2人との3Pでしたが、片われ聡のほうの執着が強く彼との1対1の関係になってゆきます。
そして、ひきこもりに近い啓治に初めてできた友達深山。
彼からは安らぎを得ているはずなのですが、それが恋なのかどうなのか?
余り深山は登場しません。
双子の片われ聡はその深山の存在に嫉妬しながら、啓治を調教しながら、啓治の心の成長を願っている風さえ感じられます。
果たして、啓治は依存なのか?
深山にキスされても、友達としか思えていない啓治。
「もっと奥までいらっしゃい、あと何年かかってもいいから」という聡
「恋人って立場も重要だけど、初めての友達というのもそれはそれで」という深山。
深山のスタンスはわかるにしても、聡も飼育・依存という部分を抜け出たいと思っているのか?そして啓治は聡に愛と錯覚した依存以外の感情をきちんと持ちえているのか。
その辺りがモヤモヤの原因です。
スルっと読んでしまえば「そうなのか~」で終われる話なのですが、ついつい考え込んでしまう話。
これは、何度も読み返して、きっとそのたびに違う視点が現れてきそうなそんな一冊でした。
このわからなさは、なんだろう。
本当に捕らわれているのは、誰?
ってことを描いているんだとは思うのだけど、
多分、、、
単にSMが地雷とかいう訳じゃない、
それとは違う別の次元で、
この手の共依存?
みたいな、
歪んだ愛?
が、理解できない、のかなぁ、、
理解できないのは、作品のせいじゃぁない。
外の人にはわかりにくくても、この3人にとっては、これも愛なんだ、って事を描いているというのは伝わってくるんだけど、でも、その愛の形を、私が、受け入れられない。
そんな感じでしょうか。
本が古いだけに、修正薄めでエロ度は高いです。
ただしプレイがかなり痛そうなので、個人的にはかなり拒否感ありました。