kirara
private love affair
商業誌(ガストコミックス)『PRIVATE PRINCE』(本編未完のまま止まっている!)の番外編同人誌第一弾です。
これを出された(描かれた)時点では商業で続きの構想があったそうですので、ごく普通の『同人誌番外編』って感じですね。
そう、決して『続編』ではなく番外編です。
本編のラブ成分だけ取り出したような、甘くてHならぶらぶ。無題の短編が2編です。
1編目。
いつも同じフロアしか知らないサードに、外の景色を見せようと屋上へ連れて行く薫。
しかし、普通の常識を持たない(元の身分的にも時代的にも)サードは屋上へのエレベーターの中でもHしようと・・・
しかも、お約束の如く途中の階で同僚(先輩)に見られてしまったり。
『そのつもりで入った部屋じゃなかったのか?』と・・・
いつも(?)は鏡張りの試着室だしね。
屋上で夜景を見ながらちょっとしんみり・ほのぼの~かと思ったら、屋上の手すりに掴まったまま・・・
もうこれは『H不可欠なラブコメディ』だから!
2編目。
本編の、サードが初めて人形(マネキン)から人間になったシーンのサード視点の回想から。
この物語の原点ですね。
そして、こちらは表紙イラストがとても綺麗で素敵です。彩色が色鉛筆(のような感じ)メインですごく好き。コメディとは思えないくらい。
現時点で発行されているあさとさんの唯一の商業オリジナル漫画『PRIVATE PRINCE』の番外編です。
本編1巻と関連した内容が出てくるので、1巻を読んでからこちらを読まれたらいいと思います(といっても本編も1巻しか発行されていないのですが…)。
紳士服販売店の新入社員の薫は本編でもすでに「かなりの人形マニア」として他の社員から認識されてしまっているのですが、今回もそのネタでコミカルな作品になっています。
サードが他の人の前では人形に戻ってしまうというのは、果たして不便なのか、それとも他の人に色々怪しまれなくて便利なのか…?
いつものある日の2人が描かれているのですが、いつもとは違う景色をサードに見せてあげたいと思う薫が健気でした。