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oresama wa kuri dearu
母親が亡くなって父と四兄弟を、四男の桂中心で描くホームコメディ系です。
タイトルの栗は、この家で飼われている犬の名前で雑種のぶちゃいくなワンコでエラそーですがぶちゃ可愛いです。
男達で慣れない家事に右往左往してる中で、一番家事にたけているのが次男の柊。
専門学校に通い、長い髪を後ろでくくっていて家事上手な優しいタイプ。
この柊が男と付き合っている所を、桂が目撃してしまい家族全員にもバレてしまうのですが父親曰く「ヨメに行くまで家に居て家事をやってくれ!」って感じで結果的には丸く収まります。ほのぼの~。
長男梅太郎は体育会系のがっしりタイプ、会社の奇麗系後輩に慕われている内に自分もぐらぐら来ちゃってその気になるんですが、何と後輩はタチ[攻]で襲われそうになって反撃して貞操の危機を逃れたり、桂はノンケで彼女も出来るんですが卒業時に男子後輩から第二ボタンをねだられたりと、ゲイなのは次男の柊だけなんですがこの兄弟は結構ゲイに人気です。
三男竹生のちょっと変わった同級生で出てくる水木、彼は実にいい味出しててスピンオフも出てます。
途中、四兄弟だと思っていたのが実は違っていたりと柊が交際相手を連れてきたりと展開としては繊細な部分もコメディとしてほんわかうまく仕上げてます。
その後、実母が現れたりとまさしくてんこもりの内容が一冊にぎゅっと詰まってて楽しめる作品。
思わず神付けたくなっちゃう位に好きなんですが、萌で。
BLというより男家族を描いたヒューマンドラマです。
兄弟の中にゲイがいる家族もの、というくらいの気持ちでよむのがよいと思います。父親に男四人兄弟の五人家族。
語り手は末っ子の桂と、飼い犬の栗。
所々コメディーで、所々シリアスで、読みやすく、漫画が面白いなあというタイプの作品でした。
ちなみに、この桂君はノーマルで可愛い彼女を作ります。次男の柊はゲイ。そのため桂には偏見はありません。
家族は皆個性的で個人主義です。よく兄弟ものである兄弟皆に彼氏が出来ていくという王道展開ではなく、日常で起こりえるかも?みたいなほのぼのストーリーでした。
美形仕立ての男ばかりの家族登場人物という雰囲気は一切なく、父親も兄達もリアルな、その辺にいそうな父親だったりサラリーマンだったりです。なので女性向け作品なのかな?と思うような箇所もあるにはあるんですが、たまにはこういうほのぼのとしたお話もいいなあと思いました。
主人公は、犬の栗(たぶん)。
栗が語る、男家族のわいわいがやがやなホームドラマです。
植木やのお父さん、リーマンの長男(ノンケ)、家事を買って出たお母さん役の柊(ゲイ)、高校生の竹と末っ子の桂。
母親がなくなり、柊は仕事をあきらめて(内職はしている模様)、家のことをするように。彼氏がいて、家族にも認められます。
長男は同僚に粉をかけられますが、やがて正気に戻り彼女ができます。
ホモぎらいの口が悪い竹は、柊につらくあたりますが桂は大事にしている。同級生のゲイ(チャラい)にしつこく言い寄られるもなびかず。
桂は飄々として、主人公扱い。何でも受け止めてしまう。でもノンケで、やがて竹に言い寄っているゲイの妹とつきあうことに。
後半は、竹と桂は実は養子で、生みの親が登場して一悶着ありますが、みんなが家を出るかと思いきや戻ってきたり、柊の彼氏も同棲することになったりで相変わらずの大所帯というところでエンド。
最後の栗のポーズがなかなかいい。愛嬌のあるブサイク犬が味を出しています。