我が儘デザイナーと世話焼きアシスタントの受難ラブ@

面倒な男に好かれたら

mendou na otoko ni sukaretara

当麻烦男恋爱之后

面倒な男に好かれたら
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×26
  • 萌13
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
6
得点
99
評価数
28
平均
3.6 / 5
神率
25%
著者
おおや和美 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784041209974

あらすじ

天使のような美貌と才能はあるが…仕事以外は無能で横暴な龍居。そんな面倒な男に好かれたアシスタントの北斗はパニックで!?

表題作面倒な男に好かれたら

webデザイナー、24歳
アシスタント 営業、24歳

その他の収録作品

  • 面倒な男が恋したら
  • 社内恋愛禁止の条項につきまして

レビュー投稿数6

素敵な絵と、楽しく読めるお話

おおやかずみ先生の絵は、タクミくんシリーズの時から大好きです。
なので、漫画も素敵な絵にうっとりしながら楽しむ事が出来ました。

お話も受け様自身も恋心に気が付いてグルグルしちゃったり、少し切ない気持ちになったりするものの、基本的にはハッピーで甘甘なお話でした。
テンポも良くて、とりわけ攻め様のキャラが自分好みで(すごく素敵なのにいい意味で残念な面があるところがたまらなく萌えます)、楽しく読めた一冊でした。
相羽社長もなんだかんだ良い人で、素敵なバイプレーヤーでした。

1

おおやかずみさんの社会人モノ

「面倒な男に好かれたら」タイトルそのままんまな内容です。
デザイン事務所で雑用をこなすわんこ系の北斗と、天才肌で美形だけど横柄で人間味に欠ける龍居。
ケンカばかり反発ばかりの二人が気づいたら互いに相手を好きになっている…というストーリー。

龍居というキャラクターがホントに片言ばかりで、自分の気持ちを表現するのも相手への気遣いを見せるのも下手で何を考えているか分かりにくい。
でも北斗が好きなんだろうと思わせる態度が垣間見えるたびにドキドキして面白かった。恋愛のドキドキより、もどかしくて可愛い二人を見守るキュンキュン系の作品ですね。

エロいシーンが少なく、恋愛初心者を見守る感じの作品としてはかなりツボに入りました。

横柄で無口な龍居の真意を読み取って、何から何まで世話してあげる北斗がなんだか損してる感じもします。
でも「俺が何でも言わないとダメなのか?俺に居て欲しいなら居ろって何で言えないの?」と怒る北斗に対し、龍居がボソっと「嫌って言わないか…?」と恐る恐る…。北斗の「もうお前は見た目と中身が違いすぎなんだっ!」て台詞が可愛すぎました。

2

美しい絵

まるごと一冊ひとつのストーリー入りでした。

さすが!おおやさん。
絵がとってもとってもキレイです。
そして、主人公2人のキャラがとても際立ってますねw

受けなホクトくんは、色々と言われたりしながらも芯が通っているし
龍居くんは独特な世界観を持っているし。
どちらかと言うと、ホクトくんがハッキリしているので
このカップルは成立しているのでは?という感じがします。

この2人を見守る社長も・・・かわいいw

良くあるお話かもしれないですけど、とっても爽やかに
サラッとよめる一冊でした♪

1

結局は愛情不足か?

他人とコミュニケーション取るのが苦手(面倒)で
自分の感情を上手く表すことができない龍居。
一応一目ぼれって描かれてるけど、
読んでいくと両親からの愛情不足な龍居が
自分のことをしつこいくらいに気にしてくれてる北斗に恋をしたような
感じにも見えますが…

自分のこと(感情)さえ解っていないというか、
誰も教えてくれはしなかったんでしょう。
両親はお金だけそうだし、友達もいなさそうだし。
まぁ、面倒ちゃ面倒な男ですよね。
でも世話好きってどこにでもいるよね。
カップルとしては良いんじゃないかな?

2

ある意味当世流

正直に言うと、とっかかりがつかめなければ
冒頭数ページで本を閉じる所でした。
なんなんだろう…帯と裏表紙の梗概が微妙に
本編とかみ合っていない気がします。
多分たった一言何か変えるだけで入り込み易さは
変わると覆うのですが。

そう言う点から考えるとこっちを表題作にした方が
ある意味判り易かったのでは?と思えるのが併録作の
「面倒な男が恋したら」ですね。
受視点の表題作に対しこっちは(主として)攻視点と
なっています。
どっちか片方だけだともどかしい物語が両方揃えると
あら不思議、綺麗に一脈視える様になっておりますね。
もう一つの併録作は、傍観者の感慨と言う事で一つ。

2

「ハラへった…喰いたい」※人外に非ずw

己の感情の自覚もないとは…そりゃ面倒だわ(笑)
あ、タイトルに惹かれて購入の、私としてはひさびさのおおやさんです。

まるまる一冊、対人スキルの低ーいwebデザイナー・龍居敦士と、アシスタント(後に営業)・宗田北斗(ともに24歳)のお話。
それと巻末に書き下ろし。


『面倒な男に好かれたら』
お話の舞台は社員が男5人の小さなwebデザイン事務所。
(そして壁にはなぜか『社内恋愛禁止!』の貼り紙…。)

「おい雑用 メシ」
すりガラスの喫煙ブース(自分の机を持ち込んで今や専用の仕事部屋)からタバコの煙とともにゆらりとお出ましの龍居チーフに、クライアント共々うっかり見とれる北斗。
(くそっ ムダにカッコイイんだよおまえはっ )
心で悪態つきながら消臭スプレー吹きかけて。
でも面接の時は大天使さながらに見えたって言うから、決して第一印象は悪くない。

1年前、就職浪人だった北斗を面接したチーフデザイナーの龍居(たつい)。
ちょうど1人辞めて人手不足だったとはいえ、即戦力でもなかった北斗を採用した時点でもう既に惹かれていたのかも。

放っとくと寝食も忘れて仕事に没頭しがちだった龍居が、北斗には「メシ」と自分から言って来るあたり、実はよほど気に入られてるらしい(社長・談)との事だけど
「だったらせめて名前で呼べよ」
なんて、ちょっぴり不満げ。

寝ていたはずの龍居に彼の仕事に対する賛辞をうっかり聞かれるも
「お前も携わった一員だろ」
などと珍しく殊勝な台詞を吐かれたもので
「悔しいけどやっぱ龍居は凄いよ」
と素直に認める北斗。

すると
「…お前に褒められたのは 初めてだな…ホクト」

(このタイミングで名前呼ぶかよっ)
ドギマギするのを何とかごまかす北斗を掴まえ、
「腹…へった…」
と、いきなり耳にかじりついて!

更に北斗の唇に舌で触れたのを味見で舐めてみただけだとか言う龍居。
「お前見てると腹がへる」
「俺はお前の食料じゃないしっ」
いや北斗、多分そういうイミでは。
でもこの時点では龍居自身まだハッキリとした自覚はなさそう…て言うか、自分のしてる事の意味が理解出来てませんねこれ。(それでイライラが募ってきてるらしい。さすがコミュ力不足)

「俺が雇ってやった 俺の雑用だろがっ」
「俺の雇い主はおまえじゃなくて相羽社長!!」
この辺もう、子供のケンカ…。
「そうだな お前は俺の食い物じゃなかったなっ」
やめときゃイイのに北斗も食い下がって。
「雑用なら黙って食われろって!?
つーか腹へったってそっちかよ?
そういう雑用が欲しいんなら 最初から可愛いお姉ちゃんでも雇えよっ!」

一方的にまくし立てられた龍居は
「お前 マジうるせえ」
と、自分の仕事部屋から追い出すのが精一杯…w
何かこう、ヘタレとはまた違った情けなさが。

いやさ龍居。せめてそこは北斗を無理矢理押さえつけてでも熱いキスなどする場面ではないかーい!…と、腐歴ン十年選手はツッコむ訳だな。(どうでもええわい)

(なんだあいつ わけわかんねーーーっ!)
と動揺しながらも
「馬鹿にすんな 喰うなら喰ってみろよ…っ」
とは何て男前なw
北斗のこういう、気持ちで負けてないところがとってもイイ!
でもそんな独白に自分でも訳がわからなくなる北斗なのですがw

あのキス(?)をきっかけに意識して、自分の気持ちに気づいたらどんどん好きになっていく北斗に対し
「好きとかそういうの ホント意味わかんねえ」
などと恋愛オンチを露呈する龍居。(電話一本で呼び出せる女性がいくらでもいるらしいのに、ですよ?)
認めたくないというより「好き」という感情そのものを理解出来ていないのですねぇ…。
だけど、どさくさに紛れて事実上告白し合っているんですけどねー!まったく(笑)

突如営業に出るようになった北斗が、慣れない仕事の合間を縫って龍居にせっせと食料の差し入れ。
人並みの感情がわからない相手に一生懸命“餌付け”するさまは涙ぐましいほどですよホント…。

そんな健気な北斗にようやく自分の想いを伝える龍居。それでもやっぱり「好き」がわからなくて…。でも
「お前がいなくて仕事にならない。お前のことばかり考えてる。それじゃダメなのか…?」
そんな告白に、この男がどれだけ不器用なのかを知らされて。
ホントにまったく、可愛いったらありゃーしませんね!

総じて計算のない龍居の言動が私的には高ポイントでした。

「いつから俺の事 喰いたかった…?」
その答えに、結局アンタ一目惚れだったんかい!という(笑)


『面倒な男が恋したら』
ふたりが付き合い始めて1年あまり。
北斗が龍居のマンションにお泊まりしたり、朝ご飯食べさせたり…という、何気なくも愛おしい日常のひとコマが描かれてます。

北斗は相変わらず、というかますます龍居の世話を焼いてます。本人も自覚する通り既にオカン状態w
それと、口数の少ない龍居の心の声が妙にツボでした~♪

仕事上のトラブルに見舞われる場面では、それぞれの立場での矜持を垣間見られて、二人ともカッコ良かった。これぞ社会人!てね。

龍居が熱出して寝込んだ話では、北斗の世話女房ぶり…というか溺愛ぶりがw

「愛してる」とか「一緒に暮らしたい」とか
肝心な事は何ひとつ言ってはくれない人間だけど
龍居にとっては「ホクト」と名を呼ぶ事が愛の言葉そのもの…らしいそうです。


書き下ろし『社内恋愛禁止の条項につきまして』
はい、もうラブラブでんがな…。
社長、大人ですわ~。この方でスピンオフ希望。


私の中では、ふんわり麗し系の括りの作家さん。だいぶ久しぶりでしたが、相変わらずポップで華やかな絵柄で嬉しい♪
親しみの持てるキャラとわかりやすいストーリーで、とても読みやすかったです。
Hシーンも穏やかですし、BL初心者さんにも是非オススメしたい作品ですね♪

2

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