お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
senjo harem ni torawarete
題名通り、船上での傲慢王子のハレムのお話です。
音大を出たばかりの晴輝の仕事先は、豪華客船でした。その桁外れの贅沢さと高待遇に驚いていると、船内で男同士の濃厚なエッチの濡れ場を見てしまいます。
そして、観客が誰もいない演奏会に訝しんでいると、突然呼び出されます。
向かった先に居たのは、石油王・王家・第二王子のラシード殿下でした。
そこで、この船は自分のハレムで、お前は今夜選ばれたと言われます。
傲慢で俺様な王子に反発していた晴輝。でも、時々見せる、ラシードの不器用な優しさにいつしか惹かれていって…というお話です。
船上にいる演奏家がみんなラシードの愛人という立場を喜んでいるところや、その取り巻きたちに拉致されるところも、王道だと思うけど、傲慢な王子様の独占欲や嫉妬に萌えます。
一方の晴輝も、王子に媚びなくて自然体でいたり、王子を怒りつけるのも、好みでした。
最後は国にまで連れられて行った晴輝に、王子に一生囚われる未来が予想できて、王子の愛情にお腹いっぱいになりました。
ステキなアラブものを探して。
豪華客船の旅に随行するオーケストラのピアノ奏者として、乗船した晴輝は、名も無い若手ピアニスト。
不思議なのは、この船が、ラシード王子のハレムだと言うことを楽団員は皆知っていて。
王子の気まぐれで、その日の相手を決められる。
そのことを晴輝だけが知らない。
廊下で立ちバックされてる楽団員の姿を見かけて、狼狽える晴輝をどういうわけか、ラシードは見染める。(何故、廊下⁈)
その夜から、晴輝は、王子の寵愛を受け、ハレムの他の楽団員に嫉妬され、襲われかけたりするのだが、そのこともあって、結局、晴輝だけが、王子の愛妾として本国に連れ帰られる。
一応、ラシードは、本国へ帰れば政略結婚を用意されていたみたいなのだが…。
何だろう、ラシード、結婚前の最後の悪あがきだったのかなぁ。
晴輝は晴輝で、ラシードに開発されまくっているので。
ラシードを欲しがってやまない身体になってます。
意外にも、本編よりも描き下ろしの「砂漠の国に囚われて」が恋人になるまでのメインかも。
とにかく王子の気の向くまま、いつでも、どこでも、家臣が見てようとも。(見て見ぬ振りはしてくれます。)直ぐに抱かれる晴輝でしたが。
他の楽団員達とは違って、「オレはペットじゃない」意識が強い。
そんな、晴輝だから王子も夢中なのです。
本国の兄も、政略結婚を蹴ったラシードを意外とお咎め無し。
自身も、従順なナジェムという男の恋人を大切にしている。
いや、後継者とかどうする⁈ というツッコミも苦悩もそこには存在しない。
従順なナジェムに晴輝は問う。
「自由に出歩きたいとは思わないのか?」
「はい。殿下を待つことを許されているだけで、幸せなのです。」と。
美しいナジェムは応える。
本当の意味でも晴輝が王子に囚われる瞬間でした。
幸せかどうかは、自分で決めること。
王子もまた、自分以外の者と交流しようとする晴輝に嫉妬して、気も狂わんばかりに晴輝を抱きます。
みたいな。
ところで、晴輝はピアニストですが、私はラシードが「お前を奏でてやろう。」くらいな王道エッチ台詞を吐くものだと思い込んでましたが、ぷぷっ。そういうのは無かったです。
ラシードが、楽団員ハレムを作ったのも謎。何らかのフェティッシュがありそうなんですが‼︎