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25才、もふもふ動物LOVEの変人×45才、昭和の鬼部長
itoshi o nekomimi ryman
個人的にはこの作品かなり反則技だと思うのですよ。
オヤジ受けに萌えを感じない私、だけどオモチャと言えどネコ耳シッポには
萌え心を敏感にサーチしてしまう。
そんな二つを、かなり酷いアレルギーを持つ青年が必死で求めるこの話。
初めはこの人ウザ過ぎと思って読み始めていたら次第に惹きこまれていくのです。
レンタルビデオ店副店長の鈴寺はお馴染みのリーマンオヤジに自作のネコ耳を
付けて欲しくて仕方ない。
店に来る度ネコ耳を付けて欲しいと懇願するがスルーされ、何度もめげずに
実力行使するがあえなく撃沈。
25才の青年が45才のオヤジを追いかけている姿はかなりシュール。
もっとも鈴寺もオヤジ松田に恋している訳では無くて、自作のネコ耳アイテムが
一目見た時から松田に似合うとのインスピレーションなのです。
しかし、松田にしたら店の副店長なのに客にネコ耳付けさせる鈴寺の気が知れない。
付けて付けない攻防を繰り返しながら、ある日松田は仕事で黒猫ネコ耳を付けて
自社製品の宣伝を突然する事になって、その姿をもっとも見られたくない鈴寺に
うまうま見られてしまうのです。
その後も鈴寺には攻撃を仕掛けられるが、ひょんなことから動物ふれあい広場に
一緒に行く事になり、そこで激しく動物と触れ合いを堪能している鈴寺だったが
極度のアレルギーで倒れるのですよ。
アレルギーでも動物が好き、もふもふが好きな厚い思いに度だけネコ耳シッポアイテムを
絆されて付けてしまったことから事態はドンドン深みに嵌る。
鈴寺はアイテムを付けた松田に萌えていたはずが、何も付けていない松田の尻に
下半身の反応と共に自分が松田に恋している事に気がつく展開。
オヤジ相手に専属もふもふになって欲しいの愛の告白はやはりシュール。
蓼食う虫も好き好きとはよく言ったものだと実感します。
年下のしつこい健気ワンコに懐かれる少々くたびれたニャンコとでも言いましょうか。
もふもふが大好きだけど、傍にいることも手に入れる事も出来なかった鈴寺の
意外な方向からのもふもふアプローチのお話、ラスト方面でほのぼのした
切なさと動物愛を感じさせる鈴寺高校生バージョン時代にはヤラれた感がありました。
オヤジは置いといてもそれ以上に面白いと思わせる内容で良かったです。
オヤジのネコ耳!?絶対出オチでしょう!
そんな否定から入った本書ですが、これが意外にすごく可愛い!
コメディ路線ながら、中年の寂しさや動物愛など泣かせる要素もあり
とても楽しめる一冊でしたv
動物をこよなく愛するレンタルビデオ店副店長・鈴寺(25)。
アレルギーで動物に触れないかわりにハマったのがもふもふグッズ。
常連のリーマン・松田(45)にケモ耳+シッポが絶対似合うはず!と目をつけ
嫌がる松田に装着させようとコミカルな攻防戦を繰り広げます♪
鈴寺(攻)、迷惑この上ない奴なのに、変人すぎて何か憎めない。
アレルギーのため別れた愛猫ルイちゃんとの話は切ないし
ルイちゃんがそろそろ老猫であろうことを考えると
松田のくたびれ感に似たものを感じ、
可愛がりたい!という発想になるのも分かる気が…する…?
松田(受)は、会社じゃ鬼部長で通ってる昭和のオッサンですが
シッポ片手にお尻を狙ってくる若者に正論は通用せず…
「悲しきかな パンツにバンビ 45歳」w
哀愁を漂わせながら、シッポをつけられたお尻を突き出す姿が
何とも無防備で、これぞくたびれた中年の魅力だなーと♪
ギャグメインで進み、いつの間にか変化する二人の関係。
鈴寺は「愛玩ペット」以上の気持ちを松田に抱き、
松田も、鈴寺に愛されることで孤独な独身生活が潤い、
インポも治って一件落着。
・・・で、オチは犬ディルドw
感動もありつつ、最後はしっかり変態プレイで締める。
このギャグとシリアスのバランスが絶妙で、良いです♪
ナイス脇キャラは、松田の悪友・下西。
既婚者なのに、松田に気がある?と思いきや
じつは松田と鈴寺の仲を面白がり、ジャマしてるだけみたいなw
まさに平成の無責任男。
この下西と松田が、ケモ耳つけてじゃれるシーンにすごく萌えました。
いい年したオッサンの悪ふざけは可愛すぎるv
動物やオヤジに萌え、笑えるだけでなく
登場人物の寂しさが癒されていく様子にじんわり感動もある作品でした☆
ぴいさんの2冊目は『俺のカノジョが男なわけないっ』に入っていた【ハニーポッチ】の歳の差20のおっさん受けのお話の馴れ初め編♪
実はあの単行本の中で好きな作品だったので、まさかよもやこんなに1冊まるまると彼等が読めるなんて、と感激です。
お話は至ってシンプル。
レンタルビデオ店の副店長・鈴寺にネコ耳をつけさせたいと執着される、枯れ果てて勃起不全の45歳独身サラリーマン・松田が、ひょんな出来事で鈴寺を意識し、
鈴寺も、ただの動物可愛がりたい系の愛情だと思っていたものが欲情込みのものだと気が付き、そしてくっつくお話。
そこの中に起きる出来事、見える相手の事情、そうした心の変遷がちゃんとあって、愉快なやりとりと共に見せて行くお話は、ただの面白さだけじゃないんです。
松田45歳、食品会社の部長。彼女なしでもう何年もキスもエッチもしてないらしい。そして勃起不全らしいw
彼がどうしてそんななのか、松田側の事情には一切触れないのだが、仕事に打ち込んでいたらいつの間にかってやつでしょうか?
しょっぱな冒頭、家に帰ってビールで一杯”ぷはぁ”の顔は45どころかかなり老齢に見えるぞ。
スーツを着るとそれなりにビシっとして45歳っぽくて、ちゃんとおやじを周到して描いてる外見は自分の好みに合うv
DVDを借りて見るのが楽しみなおっさん。
鈴寺は、毎日自作のネコ耳尻尾を持ち隙あらば松田の装着させようと狙っているのだが、いっつもかわされてしまっているがメゲない、まるで鈴寺のほうがワンコみたい。
松田が来ると仕事を放り出して飛びついて行くけど、副店長として仕事はそれなりに優秀みたいな様子が伺えて、その点は好感。
ビデオを選んだりしている姿や接している時の姿に動物の耳と尻尾が見えて、そして何よりツンデレだったり気まぐれな態度をとるところが実家の猫に似ているというのが、松田にネコ耳尻尾をつけたいと思うきっかけ。
彼は最初松田の事を”愛玩ペット”と捉えていたのですが、それが変化していたのに本人も気が付いてなかったのですね。
そして、大の動物好き!←ココ重要ですねv
客にもらった動物触れ合い園へ鈴寺と行くことになった時に解った鈴寺の猫はじめ動物アレルギー。
命の危険を冒しても動物と触れ合いたい、どんだけ動物好きなんだ~その想いが松田に集約されてたのかな?
だから恋だって、松田で勃っちゃうまで気が付かなかった、結構純情なんだね。だけど結構発情期の動物みたいだけどね(笑)
松田にちょっかいを出すチャラいセクハラ中年男(松田の同期で友達)の下西が、
鈴寺の下で働くいついも鈴寺を注意するバイトの大学生が、結構いい味を出して脇を固めてました。
この下西、マジおやじなんだよね~こういうおやじいるいる(爆)
動物がいっぱい登場するし、耳尻尾のバリエーションも鈴寺の執着の賜物でこだわりの色々が登場。
極めつけは・・・・!!!
犬のペニスを模倣して作った挿入型尻尾って~~~♪
鈴寺、どんだけ器用なんだ(爆)
ラストの話しで彼のアレルギーがわかった時のお話がちょっとシミジミとして綴られていますが、その彼の進路選択がまさかよもやのネコ耳尻尾創作へと・・・
ただネコ耳尻尾つけてドタバタして、エッチして、の軽いノリだけじゃなくて掘り下げ具体のバランスも絶妙で笑ったりホロっとしたり、主人公達キャラクターが愛おしくなる1冊でした。
こんなにオヤジに
萌えたことはなかったよ‼︎
ケモ耳×オヤジで
こんな萌えが待っていたなんて‼︎笑
ぴいさんデビューコミックの最後に
載っていたバニーガールオヤジの続編です。
でも、コレだけでも読めてしまうので
前作を知らない人でも楽しめます。
お話的には、私の苦手な唐突で
ハイテンションで読み始めは
苦手かもと思いました。
オヤジを見てたら尻尾と耳が見えたとか
絶対可愛いとか、あり得ないシチュエーション
だし、考え方が無理やりな感じがして
最後まで読めるか不安でした。
しかし、最後の方は、この2人
ちゃんと恋愛してました!
おかしなキッカケではあったけど
しっかりと恋愛していて、
また、ケモ耳のオヤジは可愛かった(^^)‼︎
本当普通のオヤジなんだけど、
可愛かったです。
最初は苦手意識が先行しますが
最後の方が良かったので
読み応えがありました。
おじさん+ケモミミ、な本作。
短編よりはおじさん色が強くなかったけれど、女装攻の時と同じく動物好き攻の過去が少し出てきて味わい深くなっていた。幼少期に禁止されたものって、大人になって執着する感じがあるのかな。
「過ちに気付いたってか」の寛二くんには胸が締め付けられました。
鈴寺くんは25歳な筈なのに高校生並みの扱い、見目。
しかし致した後のよれよれな寛二くんにあの行動は酷い!笑
寛二くんは彼に与え過ぎなのかもしれませんね。
小さな会話が丁寧に描かれていることもよく見ると気が付きます。けど、そのメグの方に載っている短編から遡って一冊になったと知ると短編ではエスカレートしていて可哀想さが増します;;
プレイを強いている時の鈴寺は、そう見えないけれど、ドS攻そのものです…震
もうちょっと労ってあげて、お願いだから…!