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寡黙なイケメン料理人×高級料亭跡取り息子の婿入りラブのほか、天然童貞×ツンデレ神父のきゅんラブも収録!
isshinjou no tsugou ni yori mukoyoushi hajimemashita
最大の欠点はタイトルとあらすじが種明かしをすべて語ってしまっている!ということ。
その致命的な欠点がなければもう1つ2つ★上げていい話なんですがね…。
題名作は同性愛に引け目を感じたところに父親が倒れたという話のクライマックスにおいてすでにあらすじで「婿入りすることになって」と書いているがゆえに話の筋に対してもう何もときめけない。
そう、題名やあらすじでオチを語ってはいけない!ほんとにいけない!
新也美樹さんの「嫁に来ないか」シリーズのように婿養子になってからのドタバタをネタにするのならこのタイトルでいいんだけど、
「婿養子になりました、結ばれてよかったね」が落ちでこのタイトルはない!
もう一つのお話「一身上の都合により、神父はじめました」をタイトルにして、あらすじにすればそういう痛々しさがなかったのに…。
こんな話かな、と推理するのがあらすじの楽しみなのにそこにオチを書いちゃったと言うキャプション失敗の悲劇でした。
初めてこの作者の漫画を読みました。スピンオフだったんですね(;゜0゜)
なので話に着いていけず、しかも絵がわたしの苦手な感じの絵のタッチでダメで、話の内容も入ってきませんでした。
「一身上の都合により、執事はじめました。」の続編スピンオフです。
坊のお抱えコスプレ衣装の担当者みたいな宮島と同じく坊の家のお抱えシェフで
同級生の武内とのラブが表題になっていますが、坂之上×座敷のラブも入っていて
ふた組のカプの話が楽しめます。
来るもの拒まず去る者追わずの堂島家、今回の話はそんな堂島家から旅立つ人の話で
ひと組目が宮島と武内、宮島は小さい頃から武内が好きで片思い。
でも心優しくてヘタレなので思いを告げることが出来ないし、告げる気もない。
それは幼い時から自分が普通ではないことにかなり悩んでいて、
思い込みで両親や武内のことを長い間誤解していたけれど、実はかなり前から
みんなに愛されていて、片思いも実は相愛だったと言うラブです。
もう人カップルはファンタジー、あの純粋キャラの座敷が実は座敷わらしだった、
ちょっとびっくり展開で、前作の攻めに片思いしていた坂之上が受けになります。
そして個性的な坂之上の父親で教会の牧師が登場したことで二人の関係に変化。
座敷わらしと人間とのラブファンタジーと言うのも最後は甘くほのぼのしていて
楽しませて頂きました。
それに、この作家さんの描くコミカルなイラストも大好きなので良かったです。
毎度毎度この作家さんの苦手部分、口が傀儡みたいな部分がどうしても気になって・・・
と書いているのだが、何か見慣れてきた(笑)もう鼻から下を見ないようにしなくても大丈夫です(!?)
コミックの作風がコメディタッチだからかな?
さて、前作『一身上の都合により、執事はじめました』のスピンというか続きというか
堂間の家の主要メンバーがこれで総ホモとして出そろいました(爆笑!)
あ、何か ”ドンジャラ” な気分に・・・w
そこにはまさかよもやの ”ええーっ!?” の驚きもありびっくりしたなぁ、もうっ。なのです。
【一身上の都合により、神父はじめました】
欽ちゃんは坊と藤塚がくっついたことで、藤塚に失恋したことになります。
前作でも、欽ちゃん大好きオーラ出しまくりの座敷の姿がありましたが、実は欽ちゃんもうすでにほだされかけているのです。
だけど意地張って意地張って、ツンデレまくって座敷を拒否するその理由は?
と言う事で欽ちゃんの過去や父親の事が関係してくるのでした。
小さい頃から性癖に気が付いていたけど父親が ”神父” しかも結婚は駄目ですから養子ときかされたショックから大学卒業後家を出て男をとっかえひっかえして遊んでいた、そこで藤塚に拾われて堂間に来たという経歴が。
そしていきなりその神父の父親が堂間に跡を継げとやってくるのです。
欽ちゃんツンデレてるけどかなりのファザコンと見た♪
父ちゃん大好きなんだよ~それで反動が大きくなっちゃって。。。
そんな欽ちゃんを心配して健気なワンコでいる座敷ですが、彼を突っぱねることで座敷が消えてしまい、彼の記憶も欽ちゃんは失ってしまい。
座敷という名前から、予測できるでしょう(爆)
しかし、こんなでっかいワンコの姿とは・・・
しかしそれによって初めて向き合えることができるようになり、座敷とも、という展開。
座敷のワンコは徹底しています、なんてったっていい神さま(妖怪?)ですからね♪
しかもガタイ大きいのに精神は子供ですから童貞・・・坊にもらった本で勉強してます(将来が楽しみだw)
それに父ちゃんのキャラも外見も中身もクセ者すぎて、、、魅力的です。
大型バイクに神父服でやってくるって、滅茶萌えでないですか?
かくして、実家に戻って神父になる欽ちゃんと、それについていく座敷。
これもある意味婿養子☆
過去のこだわりも、思い込みであったという軽くいなしの割に本人にかなりダメージをあたえていたけれど、座敷がいたからサラとライトに追われたという感じだろうか?
【一身上の都合により、婿養子はじめました】
いつも坊にコスプレの衣装をつくってくれる、そして前作では坊の願いをかなえる為に協力してあげた宮島と、堂間の台所を預かる武内とのお話。
この二人幼馴染だったのですね。
やはり宮島も性癖のせいで、自分を抑え込んで暮らしてきた人。
武内の事が好きだけど、それすらも心に納めてずっと見守っていることしかできなかった超ヘタレさん。
前作でそんな感じがしなかったのに、こんなにヘタレだったなんて!それも驚きでした。
ただ、それは恋愛に対して。。。かもしれません。
料亭をしている実家で板長の父親が倒れた事で実家へ帰る宮島。
それを聞いて、武内は宮島の家へ行くことで二人の想いがようやく通じ、そして母親への誤解がとけてメデタシというもの。
宮島がちょっぴり切ない。
武内の為に自分が犠牲になって武内をかばう姿。
彼につっかかる元同級生は、実にわかりやすいジャイアンで、お約束すぎて笑いが(笑)
そして宮島の母親もまた欽ちゃんの時と同様、宮島のヘタレが招いた誤解と思い込み。
宮島を愛していたいい母親だったのです。
さっそくどちらが宮島をあいしてるかで、婿・姑バトルが始まるところが愉快です。
描き下ろしのその後で、宮島の健気さが爆発するシーンがあるのですが・・・武内鼻血は出さなかったがその代わりイっちゃいました(笑)
坊は相変わらずコスし放題の、萌えると坊に限らず鼻血がツツーッとか。
チビキャラはかわいいし。
とても愉快でした。
それにしても堂間の先代は拾いクセがというのは、どうもホモ拾い率が高い?