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horror mangaka no bonnou
恐怖漫画家的烦恼
タイトルと表紙で何となくイロモノかなと思って、積んだままにしてました。
全然違った!
可愛かった!
内田さんの絵は好きなのに、たまにストーリーがわたしの好みに合わないときがあって、これもそうかなと思っていた自分を助走つけて殴りにいきたいくらいによかった。
ホラー漫画家のフミと大学生でバンドマンのヒナ。
かたや黒髪美人だけど地味めでインドア。
かたやスクールカースト上位のモテるイケメンリア充。
この正反対の2人の21才の半年くらいがフミ目線で描かれています。
フミはホラー漫画家だけどものすごく怖がりで、ヒナがフミの怖いものリストを把握してるほど怖いものだらけの子。
この作品では、おばけや台風なんていう怖い「事象」ではなくて、気持ちの上で怖いものを1話につき1つずつ乗り越えていく流れになっていました。
1話では気持ちがバレる怖さ。バレたことで失ってしまうことが何より怖いという気持ちを克服します。
2話では人気者でその気になれば誰とでも付き合える恋人に対する自分の自信のなさから、思っていることややりたいことを言い出すのが怖いという気持ち。
3話では相手を喜ばせるためには、いつもの自分ではだめで、最大限にアイデアを凝らさなければという焦りや、選んでもらえなくなることを怖がる気持ち。
4話では、相手を支えたいのに何もできない自分を相手に知られるのを怖がる気持ち。
こんな風に関係がひとつ前に進むごとに、何を怖いと思うかも変わっていくということがすごく丁寧に描かれているので、優しい気持ちで見守りたくなりました。
1つ難を言うならヒナでございます。
この子がいろいろ器用にこなす子なのに、案外うまく立ち回らない。
最後に2人が出会ったときの話が収録されているのですが、出会いは高1。
夏に初めて話して、秋に仲良くなって、冬にヒナは学年一可愛い彼女と別れます。
2話でヒナはこの元カノと「フミのことが好きになったから別れた」と言っているので、16才の時点でもうヒナは恋心を自覚してたわけで。
フミはもやもやを感じつつも、自覚したのは高2の春。
付き合うまで5年ですよ、両片思いが。
思いを告げるきっかけになったのはヒナがキスをしたからですが、毎回大事なことをきちんと言葉で伝えるのはフミなんです。
読み返してみると、フミは一生懸命気持ちを伝えているけど、ヒナ、言ってない…。
前半、全く言ってない…。
たくさんフミのために動いているし、自分の高所恐怖症よりもフミ!みたいなカッコイイこともやってはくれている。フミが変わりたいと思うきっかけを作っているのはいつもヒナなにで、行動で示す子なのかもしれないけど、言葉ー!言葉で伝えてー!と思ってしまいました。
最後にごちゃごちゃ言いましたが、お互いが好きで仕方なくて大切にしたいという気持ちが溢れている優しい作品です。
機会がありましたらぜひ。
両方とも美人さん。
イラストがかわいいのか。
どっちも似たタイプに見えてしまいましたが、作品を読むとキャラはしっかりわかれていました。
ホラー作家なのに怖がりで内気な紺野と大学生でイケメン社交的な雛田くんの恋のお話
紺野くん内気とは違うのかな。
二人は高校からの友人。タイプの違う2人は意気投合するわけではなかったがふとしたきっかけで友達になる。
漫画を投稿するのをちゃかすわけじゃなくしっかり応援してくれるのは今も昔もかわらない。
よくある、何もできない先生にやたらつくすアシスタントってな関係要素はあるものの
そこだけに目がいくことはないのは幼馴染力じゃないかと。
とってもかわいい2人は良いのですがホラー漫画家ならではの
ちょいとホラーな絵が怖い。
読み返す時に目に入ってしまうので読み返したくなくなってます。
怖いのいや==。
初読作家さんですが、2人とも可愛くてほのぼの読めました!
ただちょっと平和すぎるというか…もう少し紆余曲折あっても良かったなぁという印象です。
作中では色々ありましたが、どれもサラッと過ぎてしまった気がしていて。
もっとお互いの心情や変化を丁寧に描いてもらえたら、深みが増したんだろうなと、もったいないなという感想です。
決して悪くはないのですが、日常系漫画を読んでいる時のような、印象に残りづらい作品だったかな…。
酷評になってしまいましたが、ふわっとサラッと読むには後味の良い、読みやすい作品かなと思います。