条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
onigo no yume
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
主人公の2人は純愛ですし、心がきれい
佐助の執着には途中、少し引きましたが…
これでもかと濃厚な絡みがあるので、少しエロいのが読みたいと思われてる方は満足されること必至です
レビューで書かれてる方もいるのですが、時代感を出すためか、隠語が現代っぽくないので、そこで萎える方もいらっしゃるかもしれません…
私は本編も好きなのですが、番外編の話にも萌えました
読んだことはないのですが、江戸川乱歩の“屋根裏の散歩者”もこんな感じなのかな?と思いました
文体から滲み出るじめじめ鬱々とした雰囲気が凄い。とても良い。
人と離れて暮らしてきた佐助と疎まれ続けてきた与六が優しさを知ってくところは暖かく、与六を鬼に仕立てさげずむ人の身勝手さが泥臭く。佐助が大事な人を得たことで朴訥な性格に独占欲憎しみと負の感情がついてしまったこともがつーーんときた。ただただ優しかった佐助が嫉妬のあまり与六のことを信じられなくなって自分本意になるとこはツラい…村人の身勝手さも気持ち重くなる…けど、佐助、与六の心の変化、権者との対峙と心の強さ、思い合う気持ちはとてもとてもカッコ良かった!!ミステリー?伏線がいろいろで面白かった!
ツラいとは言いましたが、緊縛でガツガツなHはどエロくて濃密で淫靡な雰囲気たっぷりで、まーーーとにかく凄かったです!!笠井あゆみ先生のイラストも本当にお耽美で…
どうなるかと思ったけど、二人で均衡を保ってるって権者の言葉のとおりでした。
ファンタジーというのか時代物というのか。ジャンルは分からないが、世界観の構築がしっかりしており、序盤から訛りも設定もすんなり入ってきた。文章も余計な修飾が少なく短文が多くなっていて、その雰囲気づくりに一役買っていた気がする。
与六の境遇は悲惨なものだったが、この時代なら仕方ないとも思わされ、与六に同調するように諦めの気持ちで読んでしまった。
与六視点で語られるモノローグは、感情に関する表現はあやふやなのに、肉体的な痛みに関する知識は豊富。笑うこともなく涙が出る意味も知らないのに、落下の衝撃を和らげる術は知っている。そのちぐはぐさが今までの経験からくるものと考えると、切なくて泣ける子供だった。(ここら辺の描写はどこまで計算されて書かれたものなのかな…?)涙が流れる描写も、与六が知らないからか毎回違う表現になっていて、だからこそ感情が伝わりやすくなっている感じがすごく良かった。
佐助と出会ってからの二人は、傷を舐め合う獣のように睦み合う。佐助が与六を「与」と呼ぶのは、六番目の子として名付けられた与六を、元いた場所から解き放つ意味があったんだろうか。与六を通して見る子供のような笑顔の佐助が魅力的で、二人にがっちり心を掴まれてしまった。
当然蜜月は長く続かず敵が妨害しにくるが、験者はまさに馬に蹴られた状態で追い払われる。片方を消すとまずい、では両方いっぺんに、てな判断に至ることはなく、愛の前に改心させられたように去っていった。二人の壮絶な過去の後にくるエピソードなので、これ以上辛いものだと耐えられそうになかったのでほっとした。
ここの与六は素晴らしく、初めて欲しいものを見つけ必死になる様子に泣けた。
続きのSSはすっかり気心の知れたふうふになった二人の小話で、あまりに普通の恋愛をしているところがとても良かった。ただヤキモチを焼くだけでも、そんな感情が芽生えるようになったのか、と勝手に泣けてくる。
モブ視点なのも、今もどこかで二人は幸せに暮らしてますよ感が強く出ていて、幸せな余韻の残る終わり方で良かった。
しかし最後まで与六の村を全壊させた犯人を隠し通した佐助が気になる。与六が知るとまずいような事実なら、佐助視点ではっきりさせて欲しかったと思う。ここがもっと知りたかった、突っ込んで書いて欲しかった等々、もっと読みたいと思う箇所が他にも点在していて、読み終わってもどうにもムズムズが止まらない。自分なりの考察で終わらせるところなのかなあ。単にこの二人の物語をもっと読みたいだけかもしれないが。
挿絵は当然素晴らしかった。この世界観に笠井さんという判断は神だと思う。本文は★4.5、挿絵プラスで神。
2020年、世間では鬼を退治するヒーローが大流行しましたがこちらは退治される鬼さんサイドの言い分といった話でした。
周囲と少し違っているというだけで忌み嫌われ、人間社会から爪弾きにされた2人が互いの孤独を慰め合う姿は鬼というよりも傷ついた小動物のようで哀しくも愛おしい……
むしろ、罪のない与六や佐助を鬼と罵って痛めつける人間たちの方がよっぽど鬼なのではないか?佐助を調伏しにやってきた験者が「鬼と人とは、背中合わせだ」と口にしますが、本当に人は誰しも心に狂気を飼っているのだなとしみじみ思います。
などと難しく考え込んだりもしましたが、そんなこと一瞬で消し飛ぶくらい2人のえっちはエロかったです。まじでどエロかったです。
そんなに強い力で抱きしめたら与六は粉々になってしまうのでは?というくらい佐助の愛が劇重いです。体格差いいぞ〜(合掌)
大事に大事にしすぎて与六を監禁しちゃうところもまたいい!出会った当初は仙人?のようだった佐助が性欲剥き出しで暴走する様子にめっちゃニヤニヤしました。多分新年初笑いです。
あと後日談の「流るる雲」も最高でした。平次郎、その場所変われ。
ラスト3行は人類全員が胸に留めるべき言葉ですね。そして不倫、ダメ、絶対。
絵師様買い。しかしなんで今まで読まなかったのかってぐらい面白かった。
もう表紙から恥ずかしくなるぐらい美しくエロい。こちらを向いていたしております。カメラ目線かよ?
挿絵もステキです。与六が佐助に抱き込まれて眠る絵がお気に入りです。
佐助と与六の心の有り様は鬼などと言われるにはあまりに善良すぎて、調伏しようとする験者の方がよっぽど悪人な様に思えてしまいました。
2人は周りの人達に鬼にされてしまったというか、周りの人に作られた鬼という感じがしてしまいました。
あと与六の菊門はなぜ濡れるんですかね?ヤバい病気じゃないのかよ?と心配になりました。
孤独な二人が恋を知り、欲を知り、愛を知る。
鬼として生まれた攻めと、鬼子として育ち鬼にされた受け。
愛とは何か、美醜とは何か、鬼と人とは何か、
様々なことを考えさせられました。
共に暮らし始めた二人は必然的に惹かれる合うんですが、人の温もりや優しさを知らなかった二人が、互いを好いて、熱を求め合い、もっと触れたいと体を重ねるのが純愛以外の何ものでもなく。
こんな序盤で想いが通じた上での行為(本番ではないんですが)が来ると思っていなかったので、幸福感半分、不安半分で色んな意味でどきどきしていました。
というのも、カラーイラストで縛られた与六が描かれていたんですよ。
(いやまあ表紙もかなりあれですけどね)
こんな無骨ながらも優しい佐助が、そんなことをするのか......?
と不穏さを感じながら読み進めていたのですが。
うおおおおおおおおついに来ちまった監・禁!!
いやそうかなぁそうだよなぁとは思ってたんですがまさかこんなに豹変するとは。
目の前で与六を襲われたこと、その男たちが与六を慰み者にしていたことが佐助のトリガーとなり、日に日に監禁はエスカレートします。
と言っても、佐助にとっても初めての感情で、自分でもどうしたらいいか分からないんですよね。大事にしたいのに、閉じ込めておきたい。
そんな気持ちを与六に吐露する佐助と、佐助の変貌ぶりに戸惑いながらも全て丸ごと受け入れる与六。
恋を知った佐助は、与六への様々な欲を知ってしまったのです。
今まで鬼としての自分を抑え込むために、感情を抑え人から離れて生きていた佐助にとって、この激情は制御のきかない暴馬のようなものだったのでしょう。
けれど二人への苦難はこんなものではありません。さすが丸木先生。
鬼を退治する験者の存在が二人を脅かします。
愛とは何か、人とは、鬼とは何かを考えさせられるのはまさにこの場面。
人も鬼も愛する者を守りたい思いは同じではないか。
人であっても愛する者のためならば鬼にもなるのではないか。
そもそも鬼とは何か。
与六を虐げて来た村の者たちの方が鬼ではないか。
人が生み出す狂気こそ鬼ではないか。
二人の愛、強く結ばれた絆を目にした験者は去っていくのですが、確かに二人の世界に傷をつけようものなら世界に災厄が訪れそうな程の思いの強さを感じました。
最後の第三者の視点で描かれる夫婦としての二人も最高でした。
与六をあんなに閉じ込めていた佐助が与六の美しさを見せびらかし、今度は与六が佐助を見る女たちに嫉妬し二人きりになりたがるのが可愛い。
二人の寿命が幾ばくかはわかり兼ねますが、死ぬまでどころか死した後もずっと永遠に二人は寄り添っていくのだろうなと思う二人でした。
自分でも驚くほどもの凄い速度で読破しました。
丸木先生の作品は、世界観のつくりだけでなく物事の因果や説得力がしっかりしていてどっぷりと浸かれ読み応えが半端ないです。想像しやすいので読むのが遅い私には助かります。
物語は15の与六が、殿の玩具に売られる前夜森に逃げるところから始ります。その掴みからしてグッときました。
助けてくれた佐助と徐々に思いを交わし超濃密になっていくのも、そこから酷い執着を現し人間臭くなっていく佐助も、最後までお話の流れがとにかく見事です。
『鬼とは人とは』を根幹に、純粋さや孤独、人間の残酷さや醜さが詰まった確固たる愛と絆のお話でした。
人外で昔話や時代物、方言は読む前のネックだったのですが、無問題で最高でした…特に
「食ってしまいたい」
「食ろうて、わしを、全部」
この殺し文句は脳天にキます…!
体格差や野性味のある性の絡みが濃厚で凄まじいです。
最後の覗き見たおじさん、いいなぁーそこ替わって
素晴らしいところがあり過ぎていつまで経っても満足なレビューが出来そうにないのでとにかく出しました。
鬼子と呼ばれ、生みの親にも村人にも凌辱されて育った美貌の与六
山で隠遁して暮らす佐助は、生まれた時から鬼。母に匿われて育つが、母を村人に殺された時、鬼の力が全覚醒する。
与六は山で佐助に救助される。二人は番になって寄り添って生きていく。
面白かった! 昔物語風のBLです。著者は、ゲームのシナリオライターもされているせいか、辿っていきやすい構成でした。
鬼同志の情交は濃くて花丸blackの濃厚な情交場面以外は、「こんなことしちゃ損するから止めた方が良いよ」と教える御伽噺風に仕上がってます。「鬼は人の心が生むもの」
表紙やイラストが、とてもアクロバットなポーズで、手足がどうなっているのか判別できなかった。二匹の蜘蛛の絡み合いみたいだー。
とても面白かった、他の題材の今様をアレンジした続篇は、あるのかな。著者の和ものが他に有れば、読みたい。
最後の章に、今様が一つ紹介されています。この今様がこの作品の原案で、鬼子を産むほどの女の怨念は、男が作らせている・・のだ、と、この歌を引用しています。
著者は、教養高い人なんですね。古典のアレンジで、こんな面白い小説を作れるなんて。
あらすじは、先に投稿があるので割愛。
---調べた物
▶梁塵秘抄 巻第二 四句神歌 巻第二 四句神歌 雑; 遊女が作ったとされる、女が男を呪う歌
【我を頼めて来ぬ男 角三つ生ひたる鬼になれ さて人に疎まれよ 霜雪霰(あられ)降る水田の鳥となれ さて足冷たかれ 池の浮草となりねかし と揺りかう揺り揺られ歩け】
*現代語訳(行くよと約束して来ない男 角三つ生えた鬼になれ。人から嫌われろ。霜雪霰が降る水田の鳥になって 足が冷たくなれ。池の浮き草のように揺ら揺ら彷徨うがいいわ)
---
▶「鬼子」とは
親に似ていない子供、異様な姿で生まれた子供、特に歯が生えた状態で生まれた子供のこと。
▶この作品の主人公は、岡山県の北東部(旧美作国)生まれ。
兵庫県および鳥取県と県境を接する地域とされているので、桃太郎伝説がある地域。
---
▶梁塵秘抄(りょうじんひしょう)は、平安時代末期1180年前後に、後白河法皇が編んだ歌謡集。
中世の流行歌「今様」と呼ばれる声楽の歌詞を後白河院が編んだ。登場するのは遊女、傀儡子、博徒、修験僧など秩序の外側に生きる人々だった。
現存するのはごく一部で、全二十巻のうち、巻一巻頭の断簡と巻二全体および口伝集巻一巻頭の断簡と口伝集巻十全体が現存する
▶雅仁親王(後の後白河天皇、法皇、1127年~1192年)
原案の歌集を編纂した人;後白河法皇は、凄く変わり者だったみたいです。大天狗と言われた天皇。
鳥羽天皇の第4皇子で、通常なら皇位継承とは無縁な立場なので、天皇に即位するまで、朝から晩まで遊興に明け暮れて、当時の貴族が相手にしない今様(民謡・流行歌)を愛好し、熱心に研究していた。身分の低い者も屋敷に招いて交流していた。(だから改革をおこせたのかも)
なぜかamazonのおすすめにずっとあったので購入しました。読了後の今となっては、amazonさんありがとうと言いたいです。私の趣味にぴったりでした。
~個人的な好きな要素~
①話の雰囲気
読み始めた時は金〇一シリーズのようなおとぎ話になぞらえて村人が次々に死んでいく話かと思いました(笑)。そのくらい最初から雰囲気があるんですよね。ついつい引き込まれてしまう。ファンタジーに見える設定が全然気にならないほど、作品の雰囲気が一貫していました。
②エロい
プレイがエロいと言うより、雰囲気がエロいです。巨根なのに巨根に頼らず挿入までが長い手練手管な攻・・最高かよ。
③ラストが好き
BL小説の全てがココに尽きると思うのですが、この作品は特に圧巻。飽きさせずに読ませる体力もさることながら、第三者を交えた客観的な描写もちょうどいい。最後は読者へのメッセージを描く形で終わる作品になっています。高尚な文学小説を読んでいる気持ちになりました。
やさしくて哀しい2人だけの箱庭。
受けの境遇可哀想すぎるし攻めの境遇も中々辛いものがあり、
許されない罪だとしても、優しい鬼と非情な人だったらどちらが鬼というのかって読みながら思う。
2人とも生い立ちとか憂いはあるんだけど、出会い惹かれ合う様は美しき純愛。
......って何回ヤってるんですかこの方達ーッ!!
精力が漲る怒涛のエロが凄い(笑)
ストーリーでも読ませるけど、中々にエロも凄かったです。
体格差がお好きな方にも刺さる作品だと思う。
最後は2人自由に旅をしていて救われた^ ^