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yaju shugi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
間違えて買ったオヤジ同士のラブカップル作品、オヤジには全然萌えない
可愛いもの好きの私が、初めてオヤジで萌えてしまった究極の1冊です!
同じシリーズの狼や羊編に続く虎編がまさかオヤジ同士のカップリングだとは
思いもせずに手に取って、表紙を見ても怪しいとは思いつつ読めば、オヤジだけど、
二人の学生服姿も眩しい出会いからの若き日と今現在を過去を振り返るように
所どころに触れていて、そのせいでオヤジがそれ程萌えないのに若い姿があるから
萌えるのだろうかとも考えましたが、学生時代の話が無くてもオヤジ同士だけの
二人のやり取りで何故か切なさと胸キュンするような感じがしました。
攻めになるヤクザの桜緒は己の命を軽視する傾向が出会った頃からあって、
それを知った津々見が死ぬのはダメだ、寂しくなると話して聞かせるが、
桜緒はその言葉にもふ~んなんて感じで終わる。
ヤクザ稼業で育ち、権力争いに巻き込まれ日々命を狙われる中で育てば
己の生死に対して麻痺してしまうのかと思える内容。
そんな桜緒が、お前が死ぬなと言うから生きていると言うセリフはある意味
究極の愛のセリフかもと思えます。
言葉で態度で解りやすく示された事が無いから津々見は相手に期待しすぎない
自分が思っている感情と相手は違うと、苦しみ悩み何度もその辛さで
桜緒の前から姿を消しては、再び出会う繰り返し。
桜緒の恋愛には不向きな感じなのに、実は何より津々見にはなかなか理解出来ない
次元で執着と桜緒なりの奥深い愛情を持っている。
逆に好きな気持ちが前面に出ている津々見が最後の最後でいつも逃げ腰で
それがラストの方でどう変わっていくのか、オヤジカプにこれ程心惹かれる日が
来るなんて思いもよりませんでした。
オヤジBLがテーマの「野獣主義」3冊目は、正真正銘のオヤジカップルです。
攻もオヤジなら、受もオヤジ。メンズラヴというよりは、中高年ドラマ。
攻受共に、社会人の息子がおりまする(驚!)
当然のことながら…口元にはほうれい線。目の下には、シワがございます。
あ…カラダは若いままでしたわ。体型はさほど崩れちゃいないけど…
ファッションセンスは、まぎれもなくオヤジ。
普通の中高年のおっさんの服装で、平然と主役が出てくるBL。
ビジュアル的には、(苦手な人は)かなり萎える…と思う。
(↑やっぱり…ほうれい線アリの顔はキツいわ…。
この線1本で、年齢をひしひしと感じるし。
Hシーンなぞことさら「いい歳してがんばってるなぁ~」と感心する。)
カップルのどちらかがオヤジで、もうひとりは若いってのは…
割とよくある王道設定で、「年の差」ジャンルとして定番化してるけどね~
ふたりまとめてオッサンだと、見た目も、ストーリーも、かなり濃くなるのは必定。
が…さほど気にせず読めるのは、コイツらが何かと…やることなすこと若いから。
ぶっちゃけ…社会人の息子がいるとは思えない、大人気無い人達。
年食っても…中学高校時代と、中身変わらず不器用なまま。
というか…コイツらすでに、学生時代に性格とか根性とか、中身ができあがってしまってる。
で…関係もしっかりデキてしまってるのに、そこだけは見事にすれ違ってる。
ま…すれ違い誤解は、BLの基本的なストーリー進行なんだけど、
この年齢でもどかしくやってると、かな~り暑苦しい(笑)
命を極度に軽視した中二病っぽい攻様とか、
流されては姿を消し、また出会いの典型的な流され受とか、
こういうのを本気でオヤジがやってると、ちょいと苦笑もしたくなる。
でも…すんなり読めてしまいます。
過去と現在がひっきりなしに交差するからなのか?
若い姿も、オヤジ姿も、両方見て楽しめるお得感なのか? そのあたりは不明。
でもこれはこれで、新規萌え開拓としては、最高に楽しかったんだよねぇ☆
オヤジだらけ、上等ではありませんか!