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rosario no himegoto
ある児童養護施設で育った二人は、
大人になって、またその施設の職員となり働いている。
一人は施設職員(攻)、一人は神父(受)という立場で。
いわゆる不幸設定、幼馴染設定などを盛り込みつつ、
まるまる一冊表題作の作品です。
だいたい先が読めてしまい、
特に可もなく不可もなくという印象。
施設の描写についてはぶっちゃけふんわりしてますがw
その点については作品の流れ的に力を入れる必要性はないでしょうから、目をつぶることにします。
というか今まで児童施設に関してきちんと把握して描いてる作品なんか一作品も読んだことがないので、
そういう部分をしっかり描いている作品も読んでみたいな~っていう願望はありますけどね。
あとほんとどうでもいいと言えばどうでもいいんですが、
「~こと(事)」のセリフを「~コト」と表記しているのが気になりました。
メガネスーツの賢そうなキャラが「そんなコトをおっしゃらないでください」って言うんですよ。
そこをカタカナ表記にするの、キャラが違いませんか…と。
ちょっとだけ気になりました。
作者さんのクセなんでしょうかね?
ところであとがきの「社長×秘書」こっちのほうが面白そうじゃないか!!と思いました。
社長というのは攻めの父上と、秘書というのはメガネスーツのことですw
昔、キリスト教美術を学ぼうとしていた事があったので、カトリックネタは大好物です。
わーい、神父さん!と飛びついたのですが、かなりの昼ドラ展開のジェットコースターストーリーでした。
ロザリオは首にかけないとか、この規模の教会に二人!?という突っ込みは置いておいて、主軸の二人ですが、まあ両片想いなのはいいとしても、神父さんは身売りはしてないってことですか?秘書と関係があったのかなかったのか、うやむやだったような。
関係は…………あったらあかんでしょう。
カトリックでは一応同性愛は否定しませんが、行為は罪悪です。好きでもいいけど、やっちゃ駄目よっていう事だそうで。
主軸の二人で話のラストにというのならば分かりますが、その前段階で誰かと関係持っていて、それには悩まず普通に神父を続けていたら、とても問題な気がします。誤解で何もなかったんじゃないかと思うのですが、ただ秘書が云い寄っていただけで。
折角、いい設定なのに、カトリックという背景が生かされてないなあという印象でした。
惜しい!