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好きならもっとやらしいのも出来るでしょ?
suki to kirai to
幼馴染モノ。
穂(みのる)は在宅のフリープログラマーで、生活能力はゼロで、ゲイで。
やすくんはリーマンでホモ嫌い、だけど穂の事はほっとけない。
穂が失恋して、衝動的に抱きしめてしまったやすくん。ほっとけない、という感情が「好き」だと気付き、穂に告白するが…という展開。
なぜかなかなか受け入れようとしない穂。
ここから、自分もやすくんがずっと好きだったのに先に進みたがらない穂の姿と、そんな穂に戸惑いながらも根気強く穂に手を差し伸べるやすくんが描かれて、かなりモダモダと。
元々内に溜め込むタイプの穂。悲しい思い、傷付く心、不安感などをやすくんにぶつけたりはしません。
逆にやすくんはノンケでホモ嫌いだったのに、穂をすごく思いやっている。怖気付く穂を決して諦めない。
そうやって「恋人」になる2人だけど、最後の関門がありました。
はー、そっち、と驚き。そして、ここで深みが出た…!
攻め受けが予想と違ったり逆転要素があるとダメっていう方も多いけど、私はそういうのが凄く萌える。泣いてばっかりのウジウジ穂が、全て分かって受け入れるやすくんを抱く…最強に萌えました。
じれったい幼なじみ同士の恋の話で、受けになる泰徳はノンケだけど、
何故か男に言い寄られることが多いリーマンで過去には男に襲われそうになったことも
あって、更にホモ嫌いになっている。
しかし、子供の時から自分が守ってあげないと心配な友人はゲイなのですが、
泰徳にとっては攻めになる穂は、ゲイ嫌いだけど嫌いになることを考えられない
昔から特別な存在なのです。
穂が好きになった相手にフラれ、それもかなり手酷いことを陰で言われ傷つき
そんな穂のことが心配で気にかかり思わずキスをしそうになるが穂に同情で
後悔するからと止められてしまう。
穂だけが特別だとそしてキスしようとした気持ちが恋愛の意味で好きだと気づき
泰徳は穂に告白して恋人になる。
でも、この二人は此処から長いのですよ、相愛で恋人同士になったのに、
穂の方が気おくれしている、それは泰徳がノーマルだと言う事だけでなく、
泰徳が過去に襲われそうになった時に自分が泰徳に抱いてしまった欲望に罪悪感を
持っていたり、ノーマルな相手だから自分と付き合う事で未来の幸せを
捨ててしまうことになると、相手が好きだからこれ以上はとお心を押し殺す。
攻めの優しさ臆病さ故のヘタレ感がかなりジレンマを誘いますが、
受けの泰徳はかなり男前ぶり、しばらく攻め受けが解らないくらいでしたね。
食べ物BL好きです。
表紙に食べ物の気配を感じただけで購入します。
ずいぶん前に表紙を見て、「これはカフェに違いない!」と決めつけて購入したこちら。
カフェではありませんでした。
カウンターキッチンでした。
水渡さんの他の作品を読んだついでに、手持ちの作品を読み直し中です。
ゲイ嫌いなのにゲイに好かれるリーマンと、生活能力ゼロのゲイの幼馴染。
男のハウスキーパーを雇っては惚れ、告白してはフラれる穂の世話をし続けるやすくん。
あるときスーパーで穂をフッた元ハウスキーパーを見かけて…。
彼女に「雇い主に告られた。ホモきもい」と穂のことを話のネタにしていたことにやすくんご立腹ですが、そこで初めて自分も穂に対して同じことをしていたことに気付くのです。気付けて良かった。
実際、自分がゲイで、友人から「またホモに告られたわ。最悪」とか愚痴られても返す言葉がないですもんね。人のふり見てついでに、やすくんは穂のことを意識し始めるのですが、この辺りの気持ちの変化が急すぎてちょっと置いていかれました。
基本的にやすくん目線なので、受け入れたと思ったら引く、納得したと思ったら引くという穂にもついていけず。途中までやすくんがこんなに飛び越えて来ているのにどうして?という違和感しかなかったのですが、最後の最後でやっと穂目線が来て、何とか気持ちが追いつけたので良かったです。
幼馴染で片方がゲイ。ずっと片思いという設定はよくあるものの、片思いの相手が「ノンケ」というだけに留まらず「ゲイ嫌い」、しかも自分の幼馴染がゲイだというのは知っているという設定は珍しかったので、もっとその設定を生かせる展開がほしかったなあと思いました。
ゲイ嫌いも単なる毛嫌いではなくトラウマに近いものだったから余計に、他人がゲイである穂をキモいと言っていた→ムカつく→でも自分も同じことを言っていたな→穂に申し訳ないことをした、くらいの出来事で乗り越えられるものではないと思うんですよね。
あとキスより先に進むことに対しても、ふつうの場合なら腹を括ったノンケは拗らせたゲイより肝が座っていていいのですが、やすくんの場合はちょっと違っても良かったような気がしてしまいました。長年抱いてきた嫌悪感なのになあ。
細かいことを考えなければいい台詞も展開もあるので、最後はしあわせな気分になれる作品でした。
ただ…、やっぱり設定がもったいない。
幼なじみから恋人に・・・というお話なのですが、恋愛ものとして、スッキリ面白かった、とは思えないところがありました。
主人公の泰徳は昔から男性に思いを寄せられることが多く、そのせいでホモ嫌い。けれど幼なじみの穂はゲイで、穂がゲイでも友情は変わらないと泰徳は言います。
泰徳は穂の前で「ホモなんて気持ち悪い」「ホモなんて大嫌いだ」と散々言ってるのですが、後に「もしかして穂を傷つけてきたのかな?」と気がつくシーンがあります。そんなの傷つかないわけないでしょう^^;
けれど失恋して落ち込む穂をみて慰めてあげたいと思ってから、穂を意識するようになります。
それも、今までホモ嫌いだって言ってたのに何故なのかちょっと不思議に感じました。
完全にネタバレを含みますが、穂に告白するも、「男同士なんて嫌なんでしょ?」といわれます。当然です…。
それでも食い下がると「じゃあキスできる?」となり、キスして感じてしまう、キス出来た、じゃあ付き合おう…という流れになって…
う~ん、色々しっくりこない。
悪いわけでもないんだけど、泰徳が矛盾だらけな気がしました。
最後には「お前じゃなきゃ駄目なんだ」となるのですが、今までの流れからして不自然極まりない気がします。ずっと友達だって言ってたし、ホモなんて大嫌いって言ってたよね??
後半はお付き合いすることになったものの、家族への後ろめたさもあり、距離が離れたり仲直りしたり…。
距離を遠ざけようとする穂に、泰徳は「ずっと一緒に歩んで欲しい」というような事をいって、ここは感動したのですが、そのあとまたケンカして「付き合う前のほうがよかった」って…^^;
なんだか最後までブレブレなんです。恋愛ものとして楽しいという感じではなく、ひたすら疑問だらけに感じてしまった1冊でした。
けどこのお話、穂が攻めなんですね。
予想と違っていたのでびっくりしました。
肉食的な表情をする穂は意外性があって、そこは面白かったと思います。