名家の息子(バカ)と世話係の和服美人(ツンデレ)の新婚(! ?)主従ラブ!

放蕩息子と世話係

houtoumusuko to sewagakari

放蕩息子と世話係
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×221
  • 萌12
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
14
得点
146
評価数
40
平均
3.7 / 5
神率
12.5%
著者
桐祐キヨイ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784796404945

あらすじ

名家の息子・栄治は、どうしようもない遊び人でおバカ。
その放蕩ぶりから父親に実家に連れ戻され、世話係として和服美人の和泉をつけられた!
和泉は冷たいことを言いながらも命令には背かず機械的に仕事をしている。
それが気に食わない栄治は、和泉に「こっちの世話もしてくれよ」とエッチなことを要求してみるが…! ?
親父(名家の当主)×秘書(兼・当主の世話係)の20年越しの恋、栄治の父編も収録!

表題作放蕩息子と世話係

榊栄治,大学生,名家の遊び人息子
和泉,世話係

同時収録作品放蕩親父と世話係 第1話・第2話・その後(描き下ろし)

栄治の父親 会長・小説家 榊栄一郎
世話係兼秘書 椎名玲士

レビュー投稿数14

似た者親子

タイトル通り、大金持ち親子とそれぞれの世話係の話です。
何をやっているのかは不明ですが、父親は会長職なので田舎によくあるタイプのあらゆる業種を牛耳っている大企業の経営者一族かなと。

前半は大学入学を機に上京して以来、遊びまくっていたせいで家に連れ戻される栄治と、栄治の世話係になった和泉。
自分には可愛げがないのに親父には笑顔を見せる、気になるあいつ…というやつです。
いろいろな行き違いや勘違い、誤解がありつつも、好奇心からの興味で始まった「気になる」が、独占欲を含んだ「気になる」になっていく様子にときめきます。
和泉目線の話はもう切なくて。「この一回を思い出に…」という辺りで、胸が締め付けられ過ぎてぎゅうぎゅうなりますよ。

間に父親と世話係の話が入ります。
若かりし父と世話係の運命的で切ない出会いから、どうしようもない別れ、そして再会と、こちらはときめきポイントよりも切ないポイントが格段に多めです。
描き下ろしまで読んで、やっと一息つけるCPでした。

本編最後はまた息子と世話係の話に戻ります。
東京に戻って、改めて2人暮らしを始めたものの、甘い空気にならない2人。
この最終話で登場する栄治の友人がまあムカつくこと!もっとやってやれ!と思いましたよ。友人が偉いっぽい=俺も偉いと勘違いするやつっていますよね。
おかげさまで丸く収まるので、勘違いヤロウさまさまではありました。

どんな作品でも何かしらツッコミたくなる人種なので、最後に蛇足ツッコミを。
家から大学に通えない田舎と言いつつ、夜遊びもそろそろ終了でお持ち帰りタイムに突入した時間から、その日の夜のうちに到着できる距離。
しかも栄治が大学に行ってから家に戻ってくるまでの間に、和泉が往復できるくらいの距離。通える気がする。

0

父の恋愛に興味あり

世話係とは?と思い読んでみましたが、
大きな会社?の社長?の次男お話でした。
父が小説家とありますが他にも事業をやってるっぽい……
秘書もいて使用人も数名いるようなお屋敷なのですが、
設定があいまいだったと思います。

放蕩息子は大学生で次男の英治のことで、
あまりの生活の乱れに実家に連れ戻されるところから始まるお話です。

その栄治の世話係が美人の和泉なのですが、
和泉はずっと栄治のことが好きだったようです。
そして、栄治も和泉に惹かれていきーーというありきたりな展開です。
正直、ちょっと面白味に欠ける内容だったかなと思います。

同時収録作は、栄治の父・栄一郎と秘書の玲士のお話。
2人は義兄弟なのですが、
ずっとお互いを好きなまま年を取った2人です。

チャラいイケおじ・栄一郎とツンデレな玲士の組み合わせは、
対照的でおもしろかったです。
どちらかというと、こちらのカップルの方が好きでした。

ストーリーは全体的にサラッとしていますが、
王道なので間違いないという安心感もありました。

0

いいツンデレ

電子書籍で読みました。
1年ぶり位に桐祐さんの作品を読んだのですが、私は割と古い作品しか読んだことがなかったので、絵が更に綺麗になったなぁという印象でした。
元々すっきりとした綺麗な絵柄だったんですけど、絵柄が大人っぽくなったな、と(どんだけ古いのしか読んでないんだ?って感じですが…^^;)。

前置きはさておき、この作品に登場するカップルは、受け様がどちらも結構ツンデレさんで、比較的デレの部分が少なめだと思うのですが、それがこの作品には良かったかな~と思います。
どちらも主従関係になるのですが、ご主人様に仕えているという環境が多分にその「ツン」の部分を強く出させるのだろうと思います。
どちらの受け様も長年自分の恋が実らなくても忠実に仕えてきていて、とても健気です。
でも表面にはそれを出さないのがまた意地らしい…。
忠実な主従モノがお好きな方にはお薦めかと思います。

0

甘め

私は結構好きです。絵柄といいストーリーといい少女漫画っぽいかもですね。
表題作は、放蕩の末実家に連れ戻された息子とその世話係のイチャラブストーリーです。バカ息子に惚れてしまったばかりに、恋人となった後も和泉は苦労が絶えなさそう。和泉の年齢って結局出てこなかったけどいくつなんだろ?
息子の話も良かったですが、親父と椎名の話がやっぱり良いですねー。お互い結婚したけど、20年の月日を経て覚悟を決めたんですね。しかも、墓の前で愛を誓うって…。奥様が不憫な気はしますが、まぁBLはファンタジーってことで。

0

親父カプ推し

放蕩息子と世話係、その父親と秘書の二組のカップルが一冊で楽しめます。

私は特におじさん好きではないのですが、息子カップルよりも父親のカップルの方が好きでした。
実年齢を想像するとキモッって感じですがお父さんも秘書もカッコいいのです!お父さんはちょっとワイルドで、秘書は黒髪眼鏡という大好物なビジュアルで、その二人が出会った瞬間から一目惚れだし、二人とも結婚してたし。
お父さんがまだ結婚する前にいよいよ結婚が決まったからこれで会うのは最後にしようと言った玲士の背中が小刻みに震えていて…など結構切ないエピソードも盛り込まれているのですが最終的にはハッピーエンドなので喜ばしく読み終えられました。

0

二組の主従カップル

大学でハメを外しすぎ、家に連れ戻された栄治が、素行や成績をあげるための教育係として使用人の和泉を付けられる、というお話です。
タイトルと表紙の雰囲気がそのまんまで、わかりやすく読みやすいお話だと思います。

こう見えて和泉は年上です。栄治はチャラいけど男気があってカッコイイし、和泉は絵に描いたようなツンデレで、ツンツンしながらも栄治の事を心から心配している…カップルとして良いっ、と思っていたんですが…一つだけ、途中で栄治が冗談で和泉にセーラー服を着せるシーンがあります。美人な和泉に似合いすぎているというお約束な展開なんですけど、これを見て、ふと、このお話は和泉が女の子でもいけるんじゃないかと思ってしまいました^^;

口調は敬語で中性的だし、顔は女性顔で世話焼き…。結ばれたときに男だけどいいのかと確認する場面がありますが、お話そのものがBLでないと成り立たないというものでなかったのでなんだかそれが惜しかったなあと思います。
しかし世話焼きツンデレなの性格は非常に魅力的でツンデレ好きさんにオススメです。

半分は栄治の父親と、義理の弟であり秘書である玲士の20年越しの恋のお話。表題作のカップルとはタイプがガラリと変わります。
過去の話がよかった。結ばれるまでが本当に長い二人なんですが、間の補完がないのがちょっとさみしい。
互いに結婚もしているので、20年も好きだったというその裏付けになるような、その間の気持ちとかももっとあればよかったなあと思います。

主人と教育係という関係が好きな方には、さらりと読めて上手くまとまった二カップルのお話が読めて楽しい一冊だと思います。

0

和服萌え

キヨイさんの本は好きなのですが、
この本はこの作家さんの中で三本の指に入るぐらい
好きです。

最初は、
「うわ、主人公の栄治(攻め)って
 サイテー。
 女好きでだらしがない大学生かー」
って思ってました。
(かなり後半まで)

それに対して、世話係に命じられる和泉(受け)。
うっわー、かわええ!
和服姿最高!
ツンデレいい!

最初からこの設定のギャップは良かったですね。

あまりにも遊びすぎて
名家に呼び戻されてしまう栄治。
そしてそこで、矯正をするよう命じられるのが和泉。

でも実は、和泉は栄治が小さい頃から好きだったんですねー。
うーん、どこが良かったんだ!
和泉が勿体無い!

そして、だんだんとその和泉に惹かれていく栄治…。
「抱きたい」と言う栄治に対し、
和泉は、「一夜の思い出になるなら」と
栄治に抱かれます。

ああ、もうこのエロシーンの
和泉の可愛さときたら!
めっちゃ可愛いです!
栄治じゃなくても「カワイイ!」と
言ったと思います。
痛がるのを必死で我慢する様子も
ホントに健気で…。

でも、最後は
一緒に暮らすということになり
ハッピーエンド。

和泉がちゃんと栄治の手綱を持ってくれるから、
この二人は、大丈夫でしょう!

1

息子編と父親編、一冊で二度美味しい

萌えツボを的確についてくださってお気に入りの作家さん、こちらも当たりでした。

「放蕩息子と世話係」
名家のバカ息子(栄治)×栄治の世話係兼教育係(和泉)
大学で遊び過ぎて成績が落ちる一方のバカ息子が実家に引き戻され、監視役として使用人の和泉が付けられます。
表紙だと和泉がずいぶん幼く見えるのですが、年上のツンデレ美人です。
使用人なのに、雇用主(=父親)じゃない息子にはこれでもかってくらいの無表情でバッサバサ嫌味を言っちゃう可愛いげのなさ!
だけど「命令」には従順で、言われればシモのお世話まで平気でやろうとするから質が悪い。からかい半分のつもりが、口で軽々とイかされた上に「(後ろに)入れますか」なんて冷めた目つきで聞かれたら、いくらバカで遊び慣れた栄治だってそりゃ引くよ…!
ありがちなストーリー展開なのですが、和泉のあまのじゃくな可愛さがツボにはまりまくって仕方なかった~!萌萌萌
栄治もただのバカかと思えば、純粋でイイヤツだし。
和泉のエッチの時の声が大き過ぎて、一回目であっさりお父さんにバレちゃってるのが可愛い(笑)

「放蕩親父と世話係」
栄治の父親で当主(栄一郎)×栄一郎の世話係兼秘書(玲士)
息子編で何かしらありそうな雰囲気だった二人の昔話。
名家の跡取りである栄一郎は結婚相手を自由に選ぶことは出来ず、親の決めた相手と婚約、婚約者の弟として紹介されたのが玲士でした。
大人になった玲士はにこりとも笑わない鋭い目つきのインテリメガネ(栄一郎曰く「ツンギレ」)なのですが、学生時代の玲士は可愛い!
バイだった栄一郎は初めて会った瞬間玲士にときめいてしまい、玲士は最初からこうなってしまうんじゃないかと予感して栄一郎を避けるのですが、結局二人は恋に落ちてしまいます。
割り切った関係は栄一郎の結婚で終わりを迎えて、二人は別々の道を歩み……20年経ってようやく再会。
息子編よりもだいぶん切ないお話でした。

桐祐キヨイさんやっぱり好きです!

1

会話のテンポがとてもいいです。

すごい失礼な話だと分かっていて書きますが、今回、別のBL漫画が欲しくてBLの品揃えがやたら豊富な書店に行ったのですが買えなかったので、でも何か読みたいしと適当に買ったうちの一冊でした。
絵は綺麗だなあと思ったのですが、好みかと云われるとどうだろうという雰囲気な上にこれ、絶対に俺様攻めではないですか!
俺様・鬼畜攻めと眼鏡攻めは何故か駄目なので、その時点で何で買ったか今となっては謎です。
しかも、本来出版社は関係ない筈なのに一度もあたった事がない出版元のコミックス!

でも、大当たりでした!

な、なにこれ、えらい可愛いです!
表紙のカプと攻めの父親×秘書の2つの話で、大体二つ盛り込むとどっちかが駄目で残念なことが多いのですが、どっちも可愛かったです。
表紙のカプは最初の方読んでいて矢張り攻めがすごいデリカシーない俺様なんだろうなと思ったのに、読み進めたら優しい良い子でした。あほですが(笑)
憎めないおばかって、こういう子なんだろうなあ。
表紙の受けの子が攻めを好きな理由はたった一言二言でしたが、多分こういう積み重ねがあったんですかね。
色々足りない事は多い気もしますが、それが気にならない楽しいお話でした。
父親の性格も、いい味出してます。
お話としてはそんなに変わった何かがある訳ではないオーソドックスな展開ですが、会話のテンポがとてもいいです。あと、受け二人の天然っぷり。
読み終わった後に、ほんわりしました。

本当、全く期待しないで買っていたので、こういう時に大当たり引くと嬉しいものですね。
神様、有難う!
評価は萌え×2か神か悩みましたが、この出版社でなら神だろうという事で。
此処の出版社の作品が不得手な方っていらっしゃると思うのですが、私だけじゃないですよね。多分。
私だけかも??あれ??(汗)

1

お父さんたち奥が深い

息子と世話係編&お父さんと秘書編

息子の栄治は大学生、田舎から東京へ出て自由気ままに女の子を呼んでは
羽目を外し、成績は下がる一方・・・
そんな栄治を父が連れ戻し、学力が戻るまで世話ががり兼家庭教師の和泉がつけられた。
和泉は昔から栄治のことを想っていたがそのことは自分の中だけの秘密だったはずなのに
栄治の父にはすべてお見通しで・・・
そんな和泉になぜか惹かれる栄治。二人は晴れて恋人に・・・
本当は大好きなのに、あえて冷たく何の気もないようなそぶりをする和泉が健気。
勉強をして成績が戻ればまた東京に行ってしまうことを知りながら
栄治のために自分の気持ちを隠し通そうとする和泉が可愛い。
Hのとき、和泉の声が大きいのは意外でした。
そのことを、栄治の父が知ってるっていうのも、ちょっと恥ずかしいよね。

おやじ編
栄治の父栄一郎と秘書兼世話ががりの玲二は20年来の付き合い。
玲治は栄一郎の亡き妻の弟で、結婚前から体の関係があった。
お互いに愛し合っていたのに、それぞれ違う相手を選び結婚。
栄一郎の妻は亡くなり、玲二は離婚。
お互い愛のない相手との20年を過ごし、今再び本当に愛する相手と20年ぶりの恋に堕ちる。
20年もの間、好きな人を想い続けることができるなんてすごい。
年齢はいってても、息子たちよりある意味熱くて見えない深い愛がそこにあるのが
はっきりとわかる気がしました。
20年前に二人が下した判断が必ずしも正解だったかどうかはわかりませんが
今、こうしてやっぱり求める人の所へ戻って来られたことを
若者のようには騒ぎ立てないまでも、心から嬉しく思っていることは
二人のさりげないやりとりを見ればわかる気がしました。

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