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huji wa koboreru mitsu no gotoku
1冊目だったバーテンダーのお話が色々惜しくて中立評価だったのですが、今回はどうでしょうか?
絵の雰囲気はところどころタカツキノボルさんを連想させるものがあり、身体の描き方もしっかり男でキレイな絵だとは思うのです。
会員制の高級料亭「白鷺亭」は裏で遊郭を営んでいる。
そこへ常連の紹介で訪れた神原が売れっ子の”白雪”が休みなのに指名して彼の元に呼びつける。
白雪を気に入った神原は自分の店に引き抜こうと話を持ちかけるが、白雪に「真実の証に通ってください」と言われ、三日に空けず通いつめてくるが、それを面白く思わないのが神原と同業で白雪を贔屓にしている白崎。
神原に嫉妬して白雪を手に入れる為に店の子を使って罠にはめるのだが。。。
こんな話の流れで、ハッピーエンドを迎える展開は、あくまでも ”遊郭” ”男娼” ”執着愛” ”着物” という舞台が舞台だけに割と定番設定を前面出ししてそれを強く押してくるものでした。
受けの白雪としては、売れっこで最初は客のあしらいも上手く案外に気が強いのかと思いきや・・・え?これって天然!?
彼が神原に惹かれる決定打は、強引は同じだけど姑息な手を使って封じ込めようとする白崎、というその側面の比較のみで、若干弱さを感じる。
神原が白雪に惚れこむ理由も若干弱め。
上辺の流れはきれいに流れて行くのに、ちょっと掘り返すと実は浅いというそんな点に物足りなさを感じてしまうのかもしれない。
白雪は着物を着ているのですが、柄の羽織まではいいですが、いかにも今風の青年ぽい雰囲気と体格のよい身体つきに描かれているので、帯を前でダラリにしている姿が、2丁目の和装おかまバーのママの雰囲気がして(?)
あと、彼はここをもうすぐ辞めて普通に就職しようとしていたと言ってますが。どうしてこの仕事をしているのかそれも謎ですし。
見せたいモノをはっきりと限定した為に、切り捨てた部分が気になってしかたないのです。
その点、番外はもうすでに出来あがった甘い二人の姿なので、純粋に楽しめます。
超方向音痴の白雪がスーパーに買い物に行っただけなのに迷ってしまって神原がヤキモキする話。
やはり白雪は天然だったことが判明しました(笑)
【ファーストスマイル】
人見知りが激しくて人づきあいが苦手な会計士に盛んに話しかけてくる気遣いのできる取引先社員。
懐いて盛んに誘ってくる彼にオロオロドキドキする会計士だが、実は社員は会計士が好きだった。
短編な為に早急で、社員がどうして会計士が好きなのか、恋に理由はないとはいいますが気になります。
うう~ん、、、いい線いってるのに何か惜しい!何かもうひと押し欲しい!
BLで遊郭物が読みたくて、ちるちるさんで検索して買ってみました。
現代で遊郭という時点で、え?これ、何か普通に皆受け入れてますけど、裏稼業って感じじゃないなあという違和感が最後までずっとつきまといました。
ちょっと設定が厳しいかも。
現代じゃなきゃいけないって訳でもない気が。
受けがこんな仕事始めたなりゆきも、バイトがそのまま何となく始めちゃう仕事じゃなかろうに!という感じに色々無理が。
矢張り、遊郭は当時の時代設定じゃないと入り込めないかもですね。
時代物でも、男で遊郭自体が無茶なのは分かっております、はい。
歴史に忠実で陰間茶屋でもいいのですが、江戸時代はハードル高いですね。
難しい。
絵は綺麗なので、設定が気にならないのであれば読みやすいと思います。