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吸血鬼×教師の甘くて危険なブラッディLOVE
kiss may blood
手描き感満載の線描写がゴツゴツしていて、あれ?この表題は古い作品なのかなと思ったらこちらの方が新しくて、少し前の作品のほうが線がしゅっとしているのに驚きました。
吸血鬼モノです。
作者さんによって色々な設定が作られてそれが楽しいのが吸血鬼モノの醍醐味ですね。
海野サチさんの吸血鬼は幼馴染モノでもあります。
しかも吸血鬼が高校生で、受けが年上で先生!?おまけに吸血鬼ができそこないとか、ちょっと新鮮な設定?
鉄が中学生の頃、秘密基地にしていた洋館にやってきた父子家族が志摩とその父。
父親は早々に吸血鬼をカミングアウトして、鉄に志摩の世話を頼むのです。
そして父親が眠りに付く際言い残した事、まだ小さい志摩は力が弱く人の血を吸っても命を奪ったり仲間を増やすことはできないが、二次性徴を迎える頃に生物を引き寄せるフェロモンを出すようになり、血を吸った相手は恋をしてしまって、相手を選ばないと大変な目に遭うというもの。
それから10年程経ち志摩は高校生、その志摩を守る為に教師になった鉄は同じ学校へ通っています。
もうこの設定で、全てが決められているような気がします。
変な事にならないように、鉄が苦労することと言ったら!
最初のシーン、登校する志摩に犬猫鳥がやけにゾロゾロとくっついてくると思ったら、人の血じゃなくてそれらの血で代用していたんですね!
しかし、もう我慢の限界。
志摩は鉄が好きという気持ちがある、鉄は志摩が人の血を飲まないように注意していなくてはいけないから、そんな事なら俺の血を飲めと
もうすでに互いへの執着と独占欲が発生している。
だけど鉄の方が鈍感で、、、そこへ登場するのが最近ちまたで人が襲われてその時の記憶を失くすという事件。
眠っていたはずの志摩の父親が目覚めたのです。
彼によって、志摩が己の本心と本能に目覚め、鉄が自覚する、父親はキューピッドの役割をしています。
だけどね、この父親。
たった一人で寂しくて、志摩を伴侶にしたくて仲間にしたんだが(性愛対象でなく子供として)志摩は鉄を選んじゃったので、少し父親が可哀相な気もしないでもないのですよ。
そして繁殖力がないというので、その血を継いだ志摩もまたできそこないで力が弱いと。
おどろおどろしい吸血ものではなくて、鉄限定吸血鬼ということでいいのかな?
最初の回想シーンの時、鉄の来てるガクランがツギハギだらけなのに注目!
貧乏だったのね~そして志摩の為に頑張って大学まで行って先生になったという健気さがあるのですよ(もっさりだけど)
ハッピーエンドだけど、ちょっぴり消化不足な感じがする作品でした。
【悪い子】
同性の上司と不倫していた為に会社を辞め路上生活者になっていた男が再会した昔密かに憧れていた元同級生。
彼の家に居候させてもらうことになったのだが、彼はとっかえひっかえ彼女を連れて来てはな生活に~
素直になれないすれ違いのお話でした
【夜が終わるまで】
病院に勤める主人公の元へ銃創の怪我で搬送されてきたヤクザは昔同級生で、先生に言われて面倒を見ていたうちに彼に惹かれてしまったという過去の思い出のある相手。
そんな過去を思いだす話です。
【嫁に来ないか】
クライアントに求婚されたことのあるゲイでチャラい結婚コンサルタントが担当になったのは子持ち農業23歳の男性。
もっさり外見にタイプでないとはおもっていたが小ざっぱりしたら案外タイプv
子供の為に嫁が欲しい!必死な農家男性だがことごとくお見合いは失敗し、上手くいきそうになった相手は結婚詐欺!?
そしてコンサルタントが嫁に名乗りを上げる話し。
エッチは全体的に少なめ。
裸体も少なめですが、相変わらず脱いだら凄いその割れてる筋肉は健在でギャップでもあります。
吸血鬼と幼馴染の人間の話で吸血鬼の志摩の父親に永い眠り入る前に
一人息子が心配だとお隣に住んでいた鉄に志摩を頼んで眠りにつくのですが、
息子はまた半人前の吸血鬼で、鉄に猫や犬の血をもらって生きているような
一般的なBLでおなじみの吸血鬼からすれば何やら人間に近い。
そして読み進めるとなるほど、吸血鬼の息子だと思っていたらどうやら違う。
吸血鬼が自分の伴侶にすると決めて子どもの志摩を手元に置いた流れでした。
最後にその父親である吸血鬼と鉄が対決する展開なのですが、
内容的には志摩は鉄が好きだけれど、好きだから人間の血を吸わない、
絶対鉄の血だけはと自戒しているのですが、鉄に気がある臨職教師が現れたことで
志摩は吸血鬼の本能を目覚めさせ、嫉妬から人間の血を吸ってしまう。
イラスト事態は華美な雰囲気とはかけ離れたような作風ですが、
以外に面白い作品がほかにも収録されていて楽しめます。
海野サチさんの書かれる吸血鬼モノってどんなだろ?と興味をもち購入。
んーーーごめんなさい、設定と話の方向性がよく分からずハマりきれませんでした。
吸血鬼の志摩(攻)と、年上の幼馴染の鉄(受)。
鉄は、長い眠りについた志摩の父親に代わり志摩を見守ってきたのですが、血を我慢できなくなった志摩に血を吸われてしまい、恋が芽生え…という展開。
志摩の父親のことが謎だらけです。
長い眠りって何?なぜいきなり蘇って人を襲いだしたの?
鉄の覚悟を試すためにしたって連続暴行はやりすぎだと思うのですよw
その「試す」意図も要領を得なくて、鉄に志摩の仲間になってほしかったのか、鉄が邪魔で消えてほしかったのか、志摩が鉄に本気かどうか試したかったのか…結局何がしたかったんでしょう(ーー;)
最後、理解ある親の顔になってアッサリ退場しましたが、それまでの独りよがりな行動とのつながりが見えない。本当は親として色々考えがあったんだろうけど、そのへんが全く描写されていないから、ただの行動に一貫性のない人に見えてしまいます。
メイン二人の恋愛成就がこの謎の父親ありきになっているため、二人が結ばれてもあまり充足感がありません。
あとスミマセン個人的にですが、鉄(受)のボサボサ頭&ぶっとい眉に色気を感じず、今一つ萌えられませんでした;
同時収録作はどれも起承転結の「転」と「結」の間が短いなって感じ。
セックスして一旦離れて、ラスト1-2ページくらいで一方が歩み寄るパターンが多い。
その歩み寄るまでの経緯が「こういうことがあって~」と台詞だけで説明されているから、すごく駆け足に感じます。
『悪い子』のF*ck communicationのような関係とか、マッチョな裸体とか、途中途中ではツボな要素もあるだけに残念。
先日読んだ「ふつつかものですが。」が面白かったので、他はどんなの描かれるのかな~?と検索してみたら読んだ覚えのある作品が…
それがこちらなんですが、「ふつつかものですが。」に収録されていたゾンビのお話を読んだ後で改めて再読してみると、この少し変わってる感じの作風がきっと海野さんらしさなんだなと納得しました。
表題作は吸血鬼のお話なのですが、吸血鬼ならゾンビと違って耽美な雰囲気になりそうなところ、これもやっぱりB級ホラー感が漂うコミカルな仕上がりになっています。
色々と置き去りなところだったり、なぜ?と聞きたくなる突然の展開だったり、血の描写もまあまあそれなりにグロかったり。
そのハチャメチャなB級感が面白くはあるのですけど、萌えどころがあんまりなくてさらっと読み終わってしまいました。
BL雑誌より、Gファンタジーとかに載ってる方が違和感ない感じかもしれません。
他に短編が3編入っています。
これらの作品の方がBL度は高め。
最後の「嫁に来ないか」が一番好きでした。
婚活コンサルタント(ゲイ)×顧客の農業男子(バツイチ子持ち)
結婚相談所の客として難儀な物件(=農家で子持ちのもっさり男子)である〔遠野〕の面倒を色々見ているうちに…なお話。
美形攻め、マッチョ受けです♪
展開の読めるお話ではありますが、王道萌えです。