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殺したいくらい、貴方が憎い――
gonin no ou
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もろもろの煽りに乗せられて読んでみてはショボン(´・ω・`)
な手合いが多かった最近なのですが
正直期待を裏切って物凄く面白い
そもそもファンタジーな話が好きだというのも或るにはあるのですが、世界観キャラクターともに作り込みウマい
上手に乗せられて
一冊でだいぶ号泣させていただきました(笑
妹の変わりに、王宮へあがり
青の王に抱かれることになるまだ幼い少年が主人公
すべては妹のためにと始まった物語は数奇な運命を経て
と展望を遂げます
言葉のはしばしの幼さと
幼さに似合わないエロス
なおかつ芯を曲げない受は何をおいても可愛いと思う
いや‥‥違うな
初めは、冷酷非道で残虐
意地悪を地で生きているのでは?と思われた青の王が、受への愛情可愛がり執着
これはひょっとしてと思い始めた頃からの
青の王視点での妄想ゆえのもどかしさというかww
読み手からすれば
後半にむけて毒気がぬけて
言ってることとは裏腹に、優しい青に萌えつつ
そのあからさまにも全く気づかない緑が可愛くもあり
1巻は、妹のアレコレ
国の云々悲しく辛く‥‥な展開でしたが
次は青の過去〜恋愛への派生になるのかな
とりあえず楽しみです
結論、結局青は可愛いと思う
なにげに青緑の側近が好き
“無理難題言われる方か喜ぶ”有能な側近
欲しいわ〜(笑)
もう、読み終わるのがもったいない、ずっとこの世界に嵌っていたい気分で数日間何度も読み返してはふわふわしていました。
物語は、不思議な力を持った幼い妹の代わりに、兄であるセージが青の王に召し上げられるところからはじまります。
セージの妹への盲目的な愛情が心打たれ、3巻からなる物語なのに1巻めからいきなり絶望的な場面と対峙します。1巻めからこんなハードな展開でどうなるのだろうかという不安にかられました。
それととにかく、セージが冷酷な青の王にいたぶられる様が見物です。憎んでいる割にはものすごく快楽に弱くてぐずぐずになってしまうところとか、物語とは別に楽しんでしまいました(笑)
根底の物語がシリアスで重いのに対して、ところどころスコンと抜けたように面白エピソードが加わるのも楽しいです。(「キス」という言葉を知らないセージのためにウィロウが真面目一貫のシアンで実践するところとか)
WEB連載時に出会っていなかったことを悔います。続きが気になって仕方ありません!
きっかけは801AUTHORSのバックナンバーを読んだことです。
なんとなく恵庭先生のインタビュー記事を開くと、そこには絵歩先生によるこの大変印象的な表紙。並ぶタイトルは「5人の王」、星見? 孤独?
試し読みができるとありましたので早速リンク先へ飛びました。
そして1章を読み切らぬうちに本屋へ走りました。この設定、世界観、とても好きです。読みきってしまうのがもったいなく、紙媒体でじっくり拝読したかったのです。
もともとファンタジー要素が溢れるものは大好きです。
「5人の王」読了後に浮かんだのは、天は赤い●のほとりでした。似ているわけではありません、まったくの別物です。おそらく作中にある、王・侍従・軍・宝石などなどそういったワードたちが頭のなかで繋がった理由だと思います。
様々な設定や特殊な言葉は、読むほどにこちらの心を躍らせました。ページを捲る手が止まりませんでした。
地雷が少ない人向けの作品だと思います。
展開としては現時点では王道。冷たい王のもとに術師としてやってきた主人公がいかにして彼とちゃんとくっつくか(だと思われる)。
主人公は誰からも好かれ、興味を持たれる。そのうえ男性との性交渉の経験がある少年。料理上手というスキルがあるため、それを生かし立場的には下の人間たちからも好かれる。ハイパー愛されのシスコン。
この主人公セージ(ヒソク)の性格を受け入れられない人も居るのではと思います。
物語の冒頭から、ヒソクは青の王ことアジュール王(シャーまたはジェント)とくっつく、結果的にどういう形であれそこに着地することが予想できます。
が、試し読みもできる[2章]で赤の王ことギュールズ王(ギル)と惹かれあいます。
このギルがとっても素敵なんです。優しくて、包み込んでくれるようなあたたかさと無邪気さと大きな愛を持っている人。ツンまっしぐらの青の王とは全然違います。
でも結ばれない、現時点でギルは可哀想なポジションです。
私はギルの思いが成就すればいいのにと考えこんでしまっています。でもどうにもならないから、余計に悲しいし虚しい…。
青の王が時折思いがけず見せる静かな優しさも素敵ですが、太陽のようなまぶしさを持つギルは本当に魅力的です。
またヒソクの「王宮内での常識では考えられない」ことが引き起こす諸々は、時に彼を責めたくもなりました。
どうして! なぜ! なぜ留まれない、なぜ思いのままに突っ走ってしまうのか! と。
けれどもこれが、ヒソクことセージの良いところでもあるのです。無二の妹のため、愛する妹のため、彼を突き動かす力はそこに在るんですよね。そして王として。
みんなが放っておけなくなるのもそこなのだろうな…というのも充分にわかります。わかるけれども…も…!
だからこそ試し読みをお勧めします。
私は色々わかるより前に購入しましたが、もともと苦手なシチュ等があまりないので気になることはありませんでした。展開に悶々とするばかりです。
文章面では時々、これはどんな体位? どんな体勢?と思うこともありましたが、そこはなんとなく前後の文章等で補完し好きなように妄想いたしました。話が主人公セージから見た目線で進みますから、拙い思考が混じることもあります。
あれこれ綴りましたが、読了後しばらくは呆けてしまい、張り巡らされた伏線や謎に囚われました。
そして二回目、三回目と読んでいるのですから、完全にこの世界の虜になっています。
以下、推理と単純な疑問と萌えたことと今後の懸念
◆前代青の王が死んだ理由は他の王と交わってしまったから?
セーブルが青の王に尋ねろと言った、つまりジェントはワケを知っている関係者である?→事実、尋ねたら厭そうだった
◆ルリはどうしてエールの存在を消してしまっているのか
よほど衝撃的なことがあって、記憶を失った?→それをジェントとシアンは綻ばないように繕っている?
時々ルリの言葉が怪しくなるのも、記憶があやふやで無意識に出てきてしまっている?→白い壁ではダメな理由は、ルリが思い出すから? もしかしてエールが死んだ原因もルリ?
◆パーピュアとエール
恋仲ではなかった?
◆「アレ」発言も含めた色んなこと
未来のセージがこの過去のジェントに知らせている?
それともジェント自身の過去にセージもしくはヒソクが干渉した??
◆ヒソクは甦る?
誰かの子供として?→それではジェントの見た 15,6の少女とは合致しない…×
◆『声』
後半は『声』を唇と合わせて使っている?
口を噤むのは声? 喉は治っている?
◆ギル
救済されてほしい。
セージとは無理なのだけれど、彼らふたりいっそ一度命を賭して交わりかねない…むしろセージを庇って斃れてしまいそうでこわい…から、ギルに幸せを…!
◆アジュール王
ギルもかっこいいけれど、やっぱりシャーもたまらなくかっこいい。
だからなんの不満もありません、シャー。この先ツンデレに進化することもあるやもしれません、それが楽しみで仕方ない。
帯の 孤独な王 が気になる。
今はまだ孤独かどうかわからない、けれどきっと心の中は孤独なのかもしれない…。
◆セージ
手にティンクチャーが現れたときには鳥肌が立った!
なんだかんだ、彼を応援してしまう。このまっすぐさが、読者を含め誰も彼もを惹きつけるんだね。
[誰もが自分の運命の建設者である]
これが後々、効いてくるのでしょうか。
ああどういう道を辿れば、アージェントとセージはくっつくことができるんだろう…。
話題になっていた時にはなんとなく手に取りそびれ
今回コミカライズを読んで、続きが知りたくなり
それでも迷いに迷った挙句
(だって、版が大きくて持ち歩きにくい、お値段が高い×3冊)
ちゃんと挿絵もあるとのことだったので電子版にて購入。
そもそも、巻頭の地図……ってやつに弱いのだ。
ゲド戦記とか?コルセーアとか?
ファンタジーのその世界観を表している地図を見ると
それだけでその世界に引き込まれるのだけれど、
がーん、電子版(Kindleです)1Pずつの表示だから地図が分断……
ぬかりました……(>_<;)
それはともかくとして。
読んでみての第一印象は、ものすごくライトなんだな、ということ。
コミカライズで読んだ以上には、あまり情報が増えない。
逆に言うとコミカライズの出来が非常に良いということだろう。
そのライトさは、個人的にはちょっとがっかりだったのだが
普段あまり小説やファンタジーを読まない読者にとっては、
特に先にコミカライズを読んでから読み出すと、
非常に取っ付き易くてわかりやすいのではないか?と思う。
ストーリーに関しては他の皆様がもうお書きなので割愛しますが
神の血をひく『5人の王』が治める国シェブロンを舞台に
『星見』の力をもつ妹を守るために、身代わりとなって
パーディシャー(中央の王)青の王に身を捧げることになって
怒涛の運命に翻弄されていくまだ10代前半の少年セージの物語。
傲慢で冷酷な青の王アジュールに抱かれながら、
暖かく優しい赤の王ギュールズに惹かれていくセージ。
このセージのキャラクターが好きかどうかで、作品の評価は変わるかも。
一生懸命で情に厚く強気なんだけれど泣き虫で、向こう見ずな理想主義者。
というのは、典型的な少女漫画の(私は苦手系な!)ヒロイン像。
だけれど奴隷の時代に主人との間に性関係があって
案外性的には快楽に弱く、というもの。
一方で青の王も、脇役の(スピンオフでは主役を張りますw)シアンも
赤の王も、取り囲む男達はとても魅力的。
色々と複雑な過去が提示されつつ、セージは物語の中心に躍り出ていき
(これは、2巻の表紙をみていたら容易に想像がついた話ではある)
運命が大きく動き出していく。
コミカライズで惹きつけられた絵歩さんの挿絵はとても素敵。
ということで、2巻に進みます。
厚みに怯んで長いこと熟成してましたが、コミカライズを読んだことにより先が気になってしまい貪るように読み始めました。
コミカライズの良さは、小説を読むきっかけというか、とっつきやすくなるという点ですね。
さてさて、複雑きわまりない世界観で何度もページを遡って読み直しを繰り返していたので、正直なところ、この巻はあまり楽しむ余裕はありませんでした。
というのも、甘さがほとんどないので、恋愛を楽しもうにも楽しめるだけの要素がまずありません。
今のところ、主人公の恋の相手がどうなるのかもよくわかりませんので、まるまる分厚い1冊を使ってプロローグを読んだという印象でした。
最後の方まで読んでから、ようやく世界観を理解するというポンコツ脳なので、そのあたりをもう少し分かりやすく表現して貰えたらよかったな、と思います。
作者の書きたいことが溢れていて、余計な情報が多すぎた印象なんですが、勢いがあるので夢中になって読めました。
読み終わる頃には登場人物のことも大体は把握でき、それぞれのキャラに愛着が湧くくらいには魅力的な面々でした。
主人公の性格は好き嫌いが分かれそうですが、私は割と好感が持てましたので、このままの勢いで続巻も楽しく読めそうです。
赤の王と青の王との三角関係かと思いきや、受が緑の王になってしまったことにより、一体どうなってしまうのかとハラハラドキドキ。
夢の中で過去を遡っていったりするのですが、表現が少しわかりにくいというか、場面が突然切り替わるので少し混乱してしまいました。
そのあたりをめりはり付けて書いてくれたら親切だったかなと思います。
とりあえず、この巻ではもう本当に全然桃色な雰囲気がないので、次巻あたりから恋愛に発展することを祈っています。
正月休みに大作を読もうと、今更ながら手に取りました。
手元にありつつもなかなか読み始められなかったのは、私、どうもweb小説とはそりが合わないことが多いからなのです。「ある程度の若さがないと読めないのかなぁ……」と思うこともしばしばございまして。
やっぱり先入観というのは人生の敵だね。
なにこれ?滅茶苦茶面白いじゃないですか!
もっと早く読めばよかったと激しく後悔。
非常に気に入ったのは、主人公のセージが『時間軸を飛び越える』力を持っていることなんです。
あと、王様が5人もいること。
それから、セージが『未来を読むことのできる』妹のヒゾクの身代わりで(自分がヒソクであると偽って)王宮に入ったことも。
この3つの条件があるものですからお話は、過去と現在を行ったり来たりするわ、人間関係が複雑でそれぞれの思惑が交錯するため次にどうなるかてんで見当がつかないわ、主人公は翻弄されるわでドキドキハラハラが延々と続きます。
この巻でやられたのは『肉親を失う辛さ』ですよ。
これ、かなり辛かった。
確かに、客観的に見れば(物語の中の登場人物も同じようなことを言うのですが)過ぎ去ったことは変えられないのだから、昨日のことではなく明日のことを考えるべきなのです。
でも、そこに捕らわれてしまって前に進めないのよ。幸せを感じちゃったりすると、そのこと自体に罪悪感を感じてしまうあの感じ……もう痛いほどわかる。
表紙絵が『青の王』ですから、この人が攻めさんなんでしょうけれども、この巻ではあまり印象が良くないのです。とことん『いけず野郎』ですもん(私はどっちかって言えば『包容力のある負け犬』好きなので)。ただし、何か彼にも過去がありそうでそれにも引っ張られました。
途方もなく読み応えがあります。
次々といろいろな出来事が起こります。
主人公の地位についても、恋愛も。
ファンタジーとして、よく作られていて世界観に浸れます。私が好きなのは、不思議な力が万能でないところや、食事や貨幣など社会の細部を描くところなど。
萌評価なのは、セージが青の王に惹かれた理由が分かりにくいから。
それだけです。
個人的には赤の王とのエピソードが好き。
主人公が、自分の思いから勝手にいろいろと動いて失敗するけど馬鹿には見えないところも良いです。