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ホテルですることって言ったら決まってるだろ?
otona no koi no hajimekata
香坂さんのコミックスは初めて読みます。
トーン貼りの瞳が透き通るようで綺麗☆
腕の長さなど、たまーにバランスが気になるけど、好みな絵柄です。
ストーリーは、
リーマン設定の割に大人っぽさを感じない…かな…。
お互いしか見えておらず(そもそも脇役が殆ど出てこない)、「好きだ!」と思ったらすぐ両思いになるような展開で、社会人モノにしては世界が狭いです。
感情表現がストレートな学生モノとかに向いてそうな作風。
◆【オトナの恋のはじめかた】全3話+描き下ろし
篠木(受)は、優秀な同僚・長瀬(攻)を学生時代からライバル視している。
馴れ馴れしい長瀬が疎ましかったはずなのに、
飲み会の帰り押し倒され、後日告白されてからは
長瀬のことが頭から離れず……。
うーん…篠木がオトされるのが…ちょっと早すぎ…?
勝てなくて悔しいから素直になれない…みたいな、
男としての意地をもっと見せてほしかったな~w
告白された途端ドキドキ意識して可愛いけど、
描き下ろしでは映画見てウルウルしちゃって可愛いけど、
個人的にはもっとツン度が高い方が好みです。
◆【LOVE+LOVE+LOVE?】前後編
ハイスペックな部下・加賀の告白をテキトーにあしらっていた松島。
出張先で泊まったホテルで、寝起きで臨戦態勢の加賀に押し倒され…?
意外と古風な加賀のキャラがイイです。
押し倒したはいいが、やはりこういうことは合意の上でないと…と自制するあたり、とてもお利口な忠犬w
松島は、年相応に落ち着きツッコミも冴えてる上司キャラで、加賀を意識し始めてからは可愛さも見えてくる、良い年上受でした。
こちらの方が、双方のキャラが活き活きしてて面白かったかな。
もう少し続きが読みたかったです♪
表題作のような切ない系よりも、同時収録作のようなほのぼのコメディの方が作家さんの持ち味が出ているように思えました。
ライバルもの王道系のオフィスラブですね、学生時代からライバル視していた相手と
会社で再会し再びアイツにだけは負けたくないと頑なな態度をとる篠木。
そんな篠木の態度も気にならないみたいにいつもなにかとかまってくる長瀬。
長瀬に仕事で助けられても素直にお礼も言えない篠木、ライバルだと思っているのは
自分だけなのかもと言う不甲斐なさで酒の席で飲みすぎあろうことか長瀬に送られ
何故かそのまま二人でホテルへ行き、抱かれる寸前で逃げ出す篠木。
相手が何を考えているのかわからず混乱するが長瀬にお前が気になり好きだと言われ
今までライバルだと思っていた相手からの告白にテンパりながら素直になれない。
それでも長瀬が仕事でらしくないミスをしたときに篠木は素直になり始め
王道的なhappyオフィスラブ。
表題作「オトナの恋のはじめかた」
リーマン×リーマンです。
受けの篠木透也は攻め、長瀬和弘と同僚。そして二人は学生時代のライバルで、篠木さんは一度も永瀬さんに勝ったことがなく、そのまま卒業。だからなのか、永瀬さんの前ではいつも意地っ張りで、頑固です。
実は長瀬さんは篠木さんに片思いです。普段はクールで、出来る男。篠木さんと何かあると余裕のない表情をします。・・・
展開早かったです。
LOVE+LOVE+LOVE?
こちらもリーマン×リーマン
同じ部署の後輩×上司。
で、こっちも攻めの加賀圭斗は受けの松島さんに対して片思い中ですが、表題作と違って、隠してはいません。普通に口に出して、松島さんに好き好き言います。・・・
王道?のような作品で、大体の展開は読めました。
絵はきれいで好みです。
男二人でホテルと言えば決まってますよ、当然ですよね。キリッ
こちらの作品同時収録作も含めてリーマンものです。
全体的に作りがサックリザックリな印象でした。軽く読むには調度良いと思います。
■【オトナの恋のはじめかた】
表題作は受けさんと攻めさんは同じ会社で働くどうやら知り合いで、受けさんのほうは攻めさんをライバル視していたようで…。そこの過去の部分がばっさりカットで?状態。
どうやら学生時代、成績の順番が攻めさんが一位、受けさんが二位で、受けさんのほうは攻めさんを追い抜けないことが悔しくてライバル視してきたという過去があるらしいのですが、過去の部分のコマってたった1コマしかないんですよ~!成績発表の紙に名前が書いてあるところが描かれている絵なんですが。
その1コマで全てを知れということなんですかね( ^ω^)・・・w
なんで受けさんは攻めさんに対してそんなにツンツンしているの?
攻めさんは受けさんのどこがそんなに好きなの?と気になりました。
もっと二人の間に何があったのかこちらに分かりやすくして欲しかったです。
そしてお約束とは言え、いきなりホテルですか(/ω\*)
そんなっ!大人の男同士だったらナニしてもいいっていうんですかそうですか!!
お約束の展開なのに、強引な攻めさんと、押し倒されて悔しいのに感じてしまっている受けさんを見て、ちょっと喜んでいる私がいるw
しかし同時にあんなにライバル視してたのに、受けさんはそんな風に流されて、それでえ~のんか!?と思ってしまいました。
そこはきっと「ライバル視=気になるアイツ=好き」ということなんだろうと脳内補完しました。
■【LOVE+LOVE+LOVE】
同時収録作は同じ部署の先輩(受)と後輩(攻)のお話です。
こちらはホテルの同じ部屋に止まってもすぐにHには至らず。
お互いに背を向け合って寝て、意識しすぎて結局よく眠れなかった…と、表題作とは対照的なお話です。
今度は読者に対する焦らしプレイでしょうか。
でも先輩&部下のモンモンとした感じは好きでした。
即アレな展開も焦らしもどちらもまいうーです。
攻めさんが自分の気持ちを言葉に表して言ったところや、相手の気持ちを推し量るような部分が見えたところが良かったです。
絵は好きな絵柄だったのですが、髪型のかき分けがあまりなく、センター分け+横に流す絵が多かったのが気になりました。でも好みの絵です。
キャラクターは特別苦手なキャラクターもいないし、お話も分かりやすくはあるのでそれはそれで良かったのですが、そのぶん説明が足りないところが多かったり、心理描写もあまり掘り下げていないところが残念でした。
drapさんはこの手のサックリ系が多いので、レーベル的にはこれぐらいが標準かもしれませんが、もったいない感がすごくしました。こういう絵が好きだから余計そう感じたのかもしれません。
評価は中立なのですが、決して絵やキャラクターが悪いと感じたわけではありません。単に「足りない」感が半端なかった、ということでのこの評価です。