寡黙なイケメンくんと地味ダサメガネくんのうぶラブ

メガネと恋と青い鳥

megane to koi to aoi tori

眼镜、爱情和青鸟

メガネと恋と青い鳥
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×224
  • 萌20
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
13
得点
214
評価数
61
平均
3.6 / 5
神率
18%
著者
夏河シオリ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784796404853

あらすじ

少女マンガや少女小説を愛読するケイは、恋に憧れる高校生。だけど、全くイケてない自分が恋愛と縁遠いことはわかってる。幼馴染みのセイジみたいにすごくカッコよかったら、恋愛もカンタンなんだろうと思うとちょっと羨ましい…。ところがある日、ケイに女子から呼び出しが! テンパって相談するとセイジはなぜか不機嫌で――挙げ句、「おまえは何もわかってねえんだよ」とキスをされ!?
イケメンくんと地味メガネくん、右往左往のピュア恋。

メガネと恋と青い鳥/冷えた指先/触れる指先/描き下ろし漫画/あとがき

表題作メガネと恋と青い鳥

イケメン高校生 鳥居セイジ
地味メガネ高校生 幼馴染み 満岐ケイ

同時収録作品冷えた指先/触れる指先/その後のふたり(描き下ろし)

高校生 藤沢
高校生 クラスメイト 倉季

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数13

メガネをとると

表題作
地味なメガネっ子がメガネをとると美形だった!という定番の設定です。

ケイが自分の魅力に気がついていないのがいいですよね。 イケメンのセイジと釣り合わないと思っているみたいですが、すごく魅力的な子です!
地味だからと卑屈になるだけでなく、努力ができてちゃんと男の子な所が良かったです。

対するセイジはイケメンで何事も器用にこなすタイプですが、無自覚にケイに振り回されているのが良かったです。

こちらの作品、キス止まりですがもう少しお付き合いが進んだところまで見たかったです。
もっと余裕のないセイジや、エッチシーンになった時のケイの普段とのギャップなど、ぜひ見たかったです。

同時収録作

こちらも高校の同級生のお話です。
受けの倉季が面倒見が良くすごく男前でした!
攻めの藤沢はイケメンで何の苦労もしていなさそうですが、複雑な家庭環境で育ち感情を表に出すのが苦手になってしまったようです。

兄弟が多い倉季の明るい家庭の中で溶け込んでいく所に、じーんときました。
幼少期に受けた傷は癒えないだろうけれど、これから幸せになってほしいです。



2

攻めはカッコイイのに…

夏河さんの作品は大好きなんですが、
ひとつ不満があります。

攻めが無表情!!

受けはこんなにも表情豊かなのに、
何故あんなに攻めは無表情なのだ!
もしかして、ムッツリスケベ??

まあ、さておきレビューですが……

ケイ(受け)がカワイイ!
眼鏡の奥の瞳が見えていないところがまた
一昔前の漫画を思わせるようで
カワイイのです。
しかも、かなりの天然さんです!

そんなケイには、セイジ(攻め)という
モテモテで無表情で無口な幼なじみがいるのですが、
ケイはそんなセイジには目もくれず、
「人並みの恋愛がしたい」と思っています。

そんなとき、突然セイジにキスをされ、
「オレだって、全部うまく行ってるわけじゃない」
と言われてしまいます。

これって、ケイへの恋ってことですよね??
ってことはこの時点ではセイジの完全な片思い?
第一話でやっとカップルになったというところなんでしょうか。

しかし、ケイとセイジの仲は、徐々に距離を
縮めていきます。
セイジはもともとケイに恋をしている。
そして、ケイもセイジのことを意識し始めた……。

うー、初々しい!
可愛らしいです。
完全に、これは幼なじみの初恋話ですよね?
王道です!
でも、わたしは王道が大好物!
ああ、萌えます。

ラストシーン、
ケイがセイジにケイの等身大人形をプレゼントを
持ってきますが、
これ、本気だったんですかね…?
だとすると、これはやっぱりかなりの天然さんです。

でも、この話はキスシーン止まりで終わっちゃうんですよね…。

攻めのセイジがすごく色っぽいので、
エロシーンまで、
がっつりみたかったなぁ、とか思いました。

多分、肉体美も綺麗だったはず><

2

眼鏡の下の素顔を見せて

分厚い眼鏡の下には、必ず隠された素顔があるものです。
美形×地味が好きなので、にやにやしながら読み進めていきました。
攻めの乱暴で口数の少ないところや、受けに対する態度など、BLをたくさん読んでいる人にとっては、とても解りやすく萌えられるところだと思います。
バイト先で女の子たちに好き放題にされている受けを連れ出す場面など、王道なんですが、それがまた素敵でした。
自分の顔立ちに気付かずにいる受けがかわいくて、攻めと同じ気持ちになること数回でした。
この攻めの場合は周りには見せずに自分だけのものにしたいのか、ただ本人の好きなようにさせているのか、判断がつけられませんでした。
当て馬が登場する話で、お前の武器は~ とフードを取るシーンにはきゅんとしました。
プレゼントに自分を、と言われ、努力の方向が全然違うところに向いている天然なところも笑わせて貰いました。これから先も攻めは振り回されて大変そうです。
あと、眼鏡をせずにアルバイトしていましたが、コンタクトをさせられたのか、なくても支障はないレベルなのか、地味に気になりました。

後半の話についてですが、実はこちらのカップルの方が好きです。
面倒見の良い受けと飄々としている攻めの話で、へらへらと接してくるように見えて実は気を張っている攻めというところに、意外でびっくりしました。
受けが兄弟が多く、そこに攻めが混じってご飯を囲んで食べているシーンがシュールでした。
受けのすぐ下の弟がお気に入りです。
攻めと受けが致すんですが、一番下の子が寝床から抜け出して近くで寝ていて、ぎょっとしまさた。将来大物になりそうです。
攻めの家庭が複雑なので、受けの賑やかな家族たちに触れて、戸惑いながらも仲良くなり、好かれているところに感動しました。攻めに会いたくて泣き出す弟たちが可愛かったです。
受けのしっかりしているところも、下に多くの兄弟がいるという理由で納得しました。
実はマイペースな攻めに振り回される苦労性な受けという話で、とても良かったです。
これで兄弟たちも素敵な相手を見つけてくれたら良いと思いました。

4

眼鏡の下の素顔は・・・

夏河先生初読みです。

表題作『メガネと恋と青い鳥』

地味で目立たないケイの愛読書は少女マンガや小説。
そんなケイでも、人一倍恋愛に憧れて、誰かを本気で好きになってみたいと思っている。
幼馴染のセイジはケイとは正反対で、みんなの注目を集めるイケメン。
セイジなら恋愛も簡単にできるんだろうと羨ましく思うケイだったが・・・

自分に自信の持てないケイは、恋愛に憧れるがあまり好きでもない女の子の誘いに乗り
デートだと思って出かけていくが結局は騙されていて・・・
ショックで落ち込むケイを助けてくれたのは幼馴染のセイジ。
おまけにセイジに自分を好きだと告白された上キスまでされてしまう。
遠い記憶を思い出し、一番欲しいものはすぐ側にあったと気づくケイ。
次の日セイジに自分も好きだとキスは嫌じゃなかったと告白。

おとなしいケイだけど、1本筋は通っていて男らしいところもあって
一途で健気でいつもケイなりに頑張ってるのがまた可愛い。
そして、極めつけはあの眼鏡の下の素顔!
あなたセイジに負けないくらい超イケメンではないですかぁ?
自分の良さに気づいていないケイは、セイジに釣り合う男になるために翻弄します。
あて馬の同級生やバイト先の先輩にいろいろかき回されながらも
最終的には両想いになりますが、誕生日プレゼントに欲しいものが「おまえ」
て言われて出てきたのが・・・アレ?
その辺のずれ方がケイらしいといえばらしいですが・・・(笑)
がんばれ!セイジ!!ケイは天然だぞ^_^;

『冷えた指先』『触れる指先』

「オレと付き合わない?」藤沢からそう言われても
ふざけてるのか本気なのかわからない・・・
真面目に告白しているようで、ふざけているようで
「どこまで本気かわからない」と悩む倉季。
体温高めの藤沢の手がいつも冷たいのは、
本当は緊張していたことを知り、初めて自分への本当の気持ちに気づく倉季。
家庭での辛い経験から笑うこともなくこともできないでいた藤沢。
しかし、倉季や倉季の家族に癒され自分のことを話していくうちに
二人の距離は急速に縮まり・・・
倉季に似ている弟を「そっくり」と言って抱きしめる藤沢が可愛かった♪
せっかくの二人のらぶらぶな夜に弟が乱入してきても文句を言わず
川の字になって寝てあげる優しい2人に萌×2です。

4

ほのぼの

受がメガネをかけてたら地味だけどメガネをとったら可愛いって超定番なストーリー。でもこういう設定大好きです。攻が受に悪い虫がつかないように、わざとメガネを掛けさせて悪い虫がつかないようにするの最高~。今回は、攻がメガネをかけろっていうシーンはなかったけど、メガネをかけておいてほしいんだろうなって感じがしちゃいます。ケイに自分の先輩にいいよっていった時には、他のことでは逆らったことがないのに、ケイを取られそうになった時は「コイツだけは渡せない」っていうのカッコいい。

1

かわいいかわいいメガネっこ

イケメン×メガネという表紙に惹かれて購入。表紙から想像される内容の通りのとにかくかわいいメガネっことイケメンのお話です。
メガネくん受けの表題作はエッチなシーンもなく、少々残念ではありますが、一方ではかわいいかわいいメガネっこが誰かの手に入れられるよりはほっこりとしたかわいいラブストーリーでよかった……という相反する気持ちも芽生えてきます。
地味で弱虫だけど純情でまっすぐな受けのメガネくんは、見ていて心が洗われます。地味だけどメガネをとったらきれいな顔していたり、髪型もさらに変えてみたら地味メガネっこがイケメンに変身、というお決まりの展開も、安心します。
同時収録のお話も、絵がキレイで破綻なくまとまっていて、安心して読めました。

2

いやみがない

今更の話になりますが、少女漫画のヒロインの位置に
男子をそのまま代入してもBLは成立しません。
BLの中に登場する男子もそれなりに社会的男子です。
そこを忘れて構成された物語は、何処かにひずみを
生じさせて、物語としての読後感がかなり悪くなります。

表題作を読んでいて気持ちが良いのは、受けがきちんと
男の子だからです。男の子なりの恥じらいをもって
恋に対峙しているからです。
そしてそれを攻めも戸惑いつつ真正面から受け止めようと
している。良い関係ですね。

併録作は一歩間違えば依存を軸にした物語になる所を
相互理解の物語に昇華した上で更に恋に発展させています。
こちらの後味もかなり良いですね。

4

何から何まで可愛すぎる主人公☆

"イケメンくんと地味メガネくん"という設定に惹かれて購入。
久しぶりに少女漫画を読んでいた小学生時代を思い出させてくれた作品です。

☆コテコテのイケてない受けくん
✩でもメガネを取るとカワイイ
✩校内一イケメンの攻めくんから好かれている
✩そんなふたりは幼なじみ
✩イケメンの攻めくんと釣り合うように自分磨きを頑張る受けくん
✩それぞれを狙うライバルキャラが次々に出現

箇条書きを読んでもらうとわかるように、昔から少女漫画の設定にある
使い回されたネタを詰めに詰め込んだようなストーリーとなっています。
でもこの設定で進んでいく話がホントに面白い!!!

私は、一話を読み終えた時点で、受けくんのことが大好きになってしまいました。悩む姿もけなげで、攻めくん一途な受けくんを応援せずにいられるかっ!これが両想いだとしてもふたりを待ちゆく未来が前途多難なことはわかりきっているので、安心せずにはいられない!

とまあ、上記の箇条書き(✩の部分)のとおりに進んでいくんですが、
あー受けくんカワイイ!そして攻めくんカッコイイ!もうそれだけ!

そして、この作者さんの作品を読んだのは初めてですが、
細かい部分の絵や背景がとても可愛らしい描かれ方をしており好印象です!
例えば、頬の赤らませ方、擬音の字体や背景のトーン、鼻の頭に貼られた絆創膏、
う○こ化する受けくん、可愛すぎるキャラ弁、そして最後に受けくん人形!!!
なんのこっちゃわからない方も、読んだあとには絶対に共感してくれるであろう↑です!

また、ライバルキャラでスピンオフ書けるんじゃない?ってくらいに、
きちんとしたキャラの差別化と設定に、作者さんのキャラクターへの愛を感じます。

表題作のみのレビューとなりましたが、少しでも気になっているという方には読んで欲しい、オススメ作品です。ここまで読んでくださり、ありがとうございます。参考になれば幸いです。

5

個性的なプレゼントに萌えました。

新刊チェックで粗筋を読み、地味メガネくんが登場するということで興味を持ち、
特典ペーパーが付くということで、いつもの書店で予約して購入しました。

『メガネと恋と青い鳥』
攻めのセイジくんは寡黙なイケメンということでしたが、
受けのケイくんが影で吉瀬くんに嫌がらせを受けていて、
後でそれを知ったセイジくんが吉瀬くんに叱っていた、
というのが良かったです。
受けへの仕打ちを知らなかったり気づかなかったりして、
そのまま流れてしまってしまうこともあるので、
今回はそのようなことがなくて安心しました。
吉瀬くんに嫌がらせを受けても耐えて、自分磨きに失敗しても
磨こうとするケイくんが健気で好感を持ちました。
また、何といっても物語の最後のオチがとても面白かったです。
「おまえが欲しい」と言ったセイジくんに、嬉しそうにプレゼントを
渡すケイくんが可愛い天然ぶりを発揮して、そのプレゼントが
面白くて萌えました。
個性的なプレゼントに心を掴まれました。

『冷えた指先』、『触れる指先』、『その後のふたり』
保健の先生(女医さん)がチョッと怖かったです…。
攻めの藤沢くんの家庭が実は父親のDV問題を抱えていて、低体温で、
それに対して受けの倉季くんは大家族で賑やかな家庭環境で、
緊張すると体温が高くなるという対照的な二人でした。
自分の家庭問題を軽く流してほしいと言う藤沢くんに、
「おまえ一人の重み位 何でもねーよ!!」と言う倉季くんが
男らしくてカッコ良かったです。
勢いに任せて倉季くんの弟妹たちが寝静まった頃に営み始めてしまう二人に、
子供たちがいくら寝ているからといっても、盛り上がったら子供は起きてしまう
のではないかと心配していました。
子供の情操教育上、子供が直ぐ近くにいる所で行為を行わないでほしい
という気持ちがありますが、密かな願いも空しく、やはり懸念していた通りに、
しかも2回も不安は的中しました。
特に藤沢くんには、もっと理性を鍛えてほしいと思いました。

今回の評価は、あまり迷うことなく「萌×2」です。
どちらの作品も、物語の内容や展開、人物設定など、とても良かったです。
楽しく読みました。

2

チビキャラにはかなわないな~vv

挿絵で好きになった作家さんの1人。

凄くどんくさいダサいメガネキャラ、でもメガネを外すと…
と、ストーリーとしては、ありがちなのかな(?)とも思いましたが
キャラの性格や絵が自分の好みに入るのでストーリーも楽しく読めました。

頑張って自分をカッコ良くしようとしてるケイが凄く健気に見えた。
そしてこれまたお約束な性格のキャラなので
誕生日プレゼントに自分が欲しいと言われ
だったらと自分の人形を頑張って作ってプレゼントするなんて
流石天然としか言いようがない。
まっ、そんなところに惚れたんだから、いっか!!


後半は大家族の倉季と家庭に訳ありな藤沢とのお話。
こちらもありがちと言えばそうなんですが、やはり表題作と同じで
好きな作家さんが描くと評価が1つ上になる感じかな?


チビが超可愛いんですけど!!
こういう家庭には必ずいる、一番末っ子のチビキャラ。
いるだけで幸せな気分。癒される~っvv

3

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