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初読み作家さんです。
作品のタイトルとその絵柄に惹かれて読んだ作品です。
表紙の淡い色合いと細い線の繊細な絵柄がかなり好みなのですが、中身の絵も綺麗でした。
全部で4つのお話が収録されているのですが、どれも切ないお話で読後に余韻が感じられる作品でした。
BLではないですが、男性同士の一種の愛情ともとれる作品はいくつか収録されています。
表題作は架空の国が舞台になっていて、人類を滅ぼすことが出来るほどの武器を作った博士と、その博士と偶然出会った少年のお話。
この作品が収録作品中、一番BL色が強かった作品かなと思います。とはいっても恋愛モノではありませんが…。
シリアスでどちらかと言うと暗めのストーリーだと思うのですが、絵柄のせいもあってかそれ程重くはありません。
同時収録作品は、厳しい祖父の元に引き取られた少年とその祖父、そしてその少年にしか見えない女の子の幽霊が登場するファンタジー要素のあるお話、他の2作品は男女間のお話(ただはっきりした恋愛モノと言えない作品も含まれます)。
ハッピーエンドとは言えない作品がほとんどなのですが、切なくて余韻も楽しみたい作品を読みたい時にはお薦めです。