条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
boku to uso to ookamishounen
この本、結構何回も読みかえしてしまいました。
嘘をついて人をだまして、自分に向けられる真っ直ぐな好意を全力で拒否しまくる狼少年。
ボロボロになって傷付いて、どうしてそんなに拒むんだろう?
そしてどんなに拒否されても、彼の絶対有るはずの優しさを信じて一途に好意を寄せてくる相手。
痛いな~苦しいな~切ないな~
最初はそんな感情が先だってしまったのですが、読みこむうちに見えてきた狼少年の心。
(自分の理解が悪くて時間がかかっただけか?汗)
そうすると、この狼少年が背中の毛を逆立てて怖いから牙をむいている野良ネコに見えて愛しく見えてくるのです。
友達の前では彼女がいる振りをしているが、実は女子の前にでると上がってしまってまだ彼女もいない童貞の大学生エビちゃん。
スパムメールで偶然開いてしまった「レンタル彼氏」について、友達が語っているのを聞いて、紹介してもらって登録してみることにする。
そこで出会ったのは気弱そうなゲイだという三輪という青年。
その人柄に惹かれたエビちゃんは三輪さんを人として好きになっていました。
ところがこの人の良い三輪さんは実は嘘で、エビちゃんをAVに出演させようとするとんでもないチンピラだったのです!
だけど最後まですることなく見逃してくれて、それにエビちゃんは三輪さんに優しさがあるに違いないと信じて今まで貢がれた金額を返す為に、デートのように呼びだしては会うのです。
その度に拒否されても、真っ直ぐに好意をつたえてくるエビちゃん。
嘘つきで強がりで意地っ張りの狼少年三輪が、エビちゃんによって一歩前に踏み出す話でした。
三輪、親代わりの巽にはものすごく甘えてるんです。
甘えといってもベタベタする甘えじゃなくて、子供がだだをこねるような、ヤンチャで我儘な執着めいた甘え。
俺にはこの人以外いらないよ、みたいな周囲への拒否巻が感じられます。
小さい頃に両親を亡くして苦労したきた過去があるようなので、ひねくれのような、真っ直ぐなエビちゃんのようなまっとうな人とは生きてる世界が違うみたいな、そんな線引きを自分でしてる感じです。
自分が変わるのが怖いんだろうな~
エビちゃんが信じた三輪の持ってる優しさは間違いないと思います。
だって、ほんとうの極悪非道だったら何があってもエビちゃんを堕とすと思いますから。
彼が途中であきらめなくて本当よかったデス。
悪い顔の三輪と、素顔が出た時の三輪の顔のギャップにちょい萌えv
人の悪い時は本当に悪い顔してるのに、そうでないときはまるで少年のようにかわいい顔になるんです♪
しかもツンデレとか、エッチの時の顔も。
表紙下本体にも4コマ漫画が4本も載っていて、楽しめます。
海野さんの絵の、ゆるそうな絵柄が裸体を見せる時、まるでボクサーみたいに腹筋割れてるそのギャップ。
イチモツ表現のちょいグロな感じとかエロのエロさとか
そんなギャップもお気に入り。
萌×2に近い萌えなのでありました。
あっさりと言ってしまえば、狼少年が色々乗り越えて
成長する物語です。表紙と口絵の限りでは受け攻め共に
荒事を得意とする様な第一印象ですが、実は彼等の本質は
裏表紙の絵の方が雄弁に物語っています。
狼少年はどう言う理由で狼少年になってしまったのか。
そして狼少年を普通の少年に変え、男として成長させるには
どうすれば良いのか。
そう言う視点で読み解いてみると、登場人物の可愛気に
なんとなく奥行きが出てくるのです。
レンタル彼氏、なんだか怪しいメールがキッカケで彼女が欲しいと思っていた蛯原が
初めてデートに出向いた先にいたのが冴えない男の三輪。
初めはビックリしていた蛯原だけど、ゲイで子供もいて、奥さんには逃げられ、
寂しさから家族が欲しかったと言う三輪に絆されるようにH無しでたまに会う関係を
願われた蛯原青年。
しかし、それはまるっきりの嘘で蛯原は騙され危うくカモにされそうになるが、
その時は既に本気で三輪を好きになっていて、折角逃がしてもらったのに、
自分から再び三輪に会う為に危ない場所へ行ってしまう。
三輪は天涯孤独の狼少年、実は寂しがり屋で悪になりきれない優しい人。
それを普通の大学生の蛯原が懸命に追いかけて思いを告げる流れ。
痛くてシリアスで、居場所を求めてる寂しい狼が暖かい場所を手に入れる話です。
おすすめされた漫画で、病院の待ち時間で読みました(笑)
受けの眼鏡姿も、本当の顔も好みです。
色っぽい・・・色っぽい受けに相変わらず弱い私。。。
だけど、かなりひん曲がった性格の印象。。。
まるで好きな子をいじめる小学生みたい(苦笑)
超不器用。
幸せになることが怖いみたい。
ひとりぼっちの嘘つき狼少年って感じでしょうか。
攻めは童貞でヘタレだけど、健気で素直。
受けにどんなに酷いことされても好き好き好きと想いを伝えるワンコ君。
受けは自分にない攻めの健気で素直なところに少しずつほだされていく。
エロシーンが少ないけれど、
最後に受けが昔掘られて受けをヤるのがトラウマなはずなのに、
攻めを積極的に受ける姿に萌えました。
実は最初は受けが攻めだと思っていたので、そのシーンを見て萌え!!
しかも自分から積極的に乗っかる・・・これはヤバイ。。。
エロシーンが少ないのに、
何かもう受けが色っぽいのが好きすぎでダメだ~と
また確信した一冊でした。。。
ホント私は受けが色っぽくてビッチに弱いです。。。。。。
あと暴力シーンが多いのが残念。
お話的にしょうがないのかもしれないけど、
やっぱり暴力シーンは苦手です。。。
ということで中立にさせていただきました。
でも受けの色っぽさは好き(何度言えば気が済むのか 苦笑)