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junkyouju kuroduka masaki no karei na seikatsu
丸ごと愛されたいよね。
タイトルは「准教授黒塚将生の〜」ですが、冒頭には「准教授伊勢幸弥の可愛い生活」が収録されています。
「准教授伊勢幸弥の可愛い生活」
11才年下大学生 x 可愛いモノもの大好きな准教授、のCP。
こちらの准教授伊勢は、可愛いモノ好きで自分も小柄で童顔で、とても「年上の男」には見えません。対して学生の藤井の方は可愛いキャラクター「ゆるうさ」グッズを展開している会社の御曹司で、ゆるうさのレアグッズをあげる代わりにキスさせて、と迫ってくる。
グッズ欲しさに条件を飲んだ伊勢だが、次第に…という王道展開。
強引で、でもさりげなく誠実な年下攻めのお話です。
「准教授黒塚将生の華麗な生活」
表題作です。
なぜか藤井と伊勢の邪魔をしていた黒塚ですが、彼には隠された秘密の趣味が！
ある晩、お気に入りのバーでその秘密の趣味の店のオーナーから声を掛けられて…という展開。
嫌がる黒塚に優しく、でも強引にアプローチしてくる芹沢。どんどんほだされてゆく黒塚。
こちらも強引で誠実な攻めですが、主眼は態度がデカくて警戒心が強くて意地っ張りの男が、全てを受け入れてもらえる喜びに目覚めていく、というお話なのかな。
2組ともハッピーエンドで読後感の良い一冊でした。
クールな准教授の隠くれた可愛い本質
クールで何事も冷静沈着にそつなくこなすようなイメージの黒塚先生が
表題になっているのですが、作品自体は授伊先生の可愛いもの好きの話から始まる。
でもだから余計に黒塚先生の普段とは違うイメージが逆にズームされる感じかも。
表題の黒塚先生はエリート然とした准教授なのですが、高校生の頃に女装に目覚め
今ではひっそり趣味で女装を楽しむためにその手の倶楽部に通っている。
そこで女装を満喫し、活力を得て、顔なじみのバーでお酒を一杯飲んで帰るのが
いつもの定番みたいなのですが、そのいつものバーのいつもの席に先約がいて
席を替わって欲しいと願い出た時に女装している時の名前で呼ばれ混乱。
逃げようとした時に、相手がそのクラブのオーナーで付き合って欲しいと請われる。
女の姿でも男の姿でも愛せるなんてラテン系のセリフを囁かれ、普段のクールな
仮面の下の、誰かに力強く守ってもらいたいなんて欲望を擽られるような話でした。
先生の本質を理解して包み込む色男とのラブです。
もう一人の先生は11歳の年の差がある先生と生徒のカップルなのですが、
いい歳した先生の趣味は可愛いもの好きで、ユルキャラのウサギちゃんを抱きしめて
眠る様な可愛い先生が主人公。
そんな先生にちょっかいをかけるのが良いとこの御曹司の大学生。
先生の好きなユルキャラの限定品でキスを強請るようなお話で、こちらもたとえどんな
変わった趣味でも、それを好きな先生丸ごと好きだと言ってくれる全てを受け止めて
くれる年下彼との甘いお話でした。
