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未練たらしい男たちの意地っ張りな駆け引き、カラダから始まる素直じゃない恋など、男と煙草のロマンス。
smokin' life
最近禁煙、分煙、嫌煙などで喫煙愛好者には肩身の狭い時代ですが、そんな中堂々の1冊まるごと「タバコ」をテーマにした作品。
前半はオムニバス的な人間の、そして後半は擬人化の。
人気作品で井上佐藤さんの『SMOKER』がありましたが、あれとはまた違ったテイストで、こちらは相手を象徴するものとして描かれているような感じがあり、タバコに関するこだわりが大きいように思われます。
自分としては、この「象徴」として組み込まれるモノであったり匂いであったり、それって香水の香りと同じで、脳を刺激して深く刻み込ませる為のアイテムとして、ある意味男臭い一つのモノではないかな~とか、思っちゃいます。
古くは「~♪タバコの匂いのシャツに~そっと~寄り添うから~」のあの乙女な歌でも物語っていると思いませんか(笑)
【我慢できない】
大学時代からの腐れ縁の二人。
一度、火野の結婚があったもののその腐れ縁は続き、今では鬼嶋は興信所の所長として、火野は所員として一緒に働いている。
火野が禁煙したと言っても、いつもタバコを常備して匂いだけ嗅いでいるその訳。
いつも「今夜飲みに行かないか、朝まで」と誘う鬼嶋のその言葉にこめられた意味は?
何があっても忘れられない二人が、とうとう寄りを戻すまでの話として、火野の持つ匂いだけ嗅ぐタバコというのは、鬼嶋の象徴となっている。
鬼嶋が火野に教えたもの。。。男とタバコ
甘くて苦いあとをひく・・・男とタバコ
二人の仲は興信所のメンバーも公認(一人失恋w)
なんだかんだと火野がツンデレて、でも強引な押しもありながら火野の体調を気遣う(周囲にバレバレw)鬼嶋の姿もあり、結構後半はラブバカップル話になっているのです。
【天国に一番近い】
同居している恋人同士。
ベタベタしないのがいいとイチは言われているが、恋人の智郎は仕事で忙しく2週間も帰ってこない日もあったりして本当は寂しい。
ヘビースモーカーの彼の吸っているタバコはラッキーストライク=天国に一番近いという意味のタバコ
そんなアイテムに嫉妬するイチという姿。
【煙草2本分のキス】
テナントビルの展望喫煙室で一緒になる違う会社の社員同士の斎藤と一色。
彼等は関係がある。
だけどある晩、一色から突然切り出された別れに釈然としない斎藤。
二人が付き合うきっかけは一色が斎藤に声をかけた事に始まるのだが、それはどうしてか。
本当は喫煙者でないのに、斎藤が気になったから無理して吸っていたという健気でヘタレな気持ちが解った時、斎藤は受け身から攻めに転じる(笑)
いえ、リバの受けが攻めじゃないですよ!態度ですからねw
【Smokin' Pop】
煙草擬人化で、舞泉(マイルドセブン)×七星(セブンスター)
古株の煙草達に軽い軽いとその人気をやっかまれる舞泉だが最近どうも不機嫌。
七星に認められたいと躍起になっていた気持ちが空回りして七星に八つ当たりして襲っちゃう!傲慢ツンデレな舞泉と、一見のんびりそうな七星だが火がつくと結構激しそうだw
【Smorkin' Cool】
こちらも擬人化
アメリカのKOOLが沖縄の地元たばこの「ひるま」に恋をした♪
同じく沖縄の「Violet」と「ハイトーン」も友人で登場。
地方色豊かに、ひるまは意味が”珊瑚の海”タツノオトシゴがパッケージキャラだけに海好きな純朴青年設定。
沖縄言葉が新鮮です☆
こちらにもタバコのネーミングの意味が込められていてかわいらしいお話でした。
表題になる【スモーキンライフ】
作家と彼の愛飲する煙草<ホープ>の物語。
仕事の合間の休憩も、妻と別れた時も、どんな時も彼を慰め安らぎを与えるのはホープだけ。
病によって止められても、彼はホープを愛し続ける。
愛煙家の姿も擬人化を通すと、愛しい恋人になる。
ここに、健康に害があるとか現実を持ちこんで非難するのは野暮なんだろう。
いつものごとく大人な雰囲気で見せながら、とても居心地の良い空間を作ってくれるその作風が素敵です。
カッコイイ男達が、次から次へと登場してます。
各短編にスパイスの効いた思考が凝らしてあり、読みやすかったです。
どの話からも匂い立つようなオトナの、色気駄々漏れフェロモンシャワーを存分に浴びる事が出来ました。
あー、私、生き返るわ~。
乾燥しまくりの砂漠のような私の心に、たっぷりとオアシスのような心の潤いをこの本の男達に与えてもらいましたよ。
タバコの匂いが漂う空間、くすぐられるセリフの数々。
好きだと言えない男達の哀愁がたまらない。
タバコの擬人化が、すごくエロッ。
タバコを吸うしぐさが、タバコとキスしてる事になり←この発想の転換素晴らしいです。
ものすごくエッチ!
表題の【スモーキンライフ】は、最後の話に描かれてありました。
ENDのセリフ《皮肉》が効いてて、シビレマシタ。良かった~。
タバコにまつわるエトセトラ作品です。
『我慢できない』と『Smorkin’COOL』と『スモーキンライフ』がお気に入りです。
『我慢できない』
火野は世間体を気にするタイプで、男(鬼嶋)とは遊びで、そして結婚はする、という人間でした。
ところが、鬼嶋を傷つけてまで結婚したのに離婚してしまいます。そして会社もやめることに。
世間体を気にした割には失ったものの方が多かった火野です。
しかし鬼嶋の変わらぬ重い愛情がずっとそこにあったから、火野は鬼嶋のところに戻って来れた。
鬼嶋の粘り勝ちかな?鬼嶋みたいに重い人、私は全然好きなんですが。
火野は世間体を気にして失ったものはたくさんあったでしょうけれど、
一途に火野を愛し続けた鬼嶋は火野を手に入れられた。
そこが対照的に描かれていて、二人の考え方の違いがその後の人生の違いに反映されている部分が描いてあるのが良かったです。
一途に愛することで失うものは何もないのだと思います。
『smorkin'COOL』擬人化ものです。
アメリカのタバコ・KOOL×沖縄のタバコ・ひるまのお話です。
このお話は、私の中では擬人化萌えより完全に方言萌えのほうが優った!!(笑)
沖縄の人の言葉大好きなんですよね~。
沖縄の気候通り、あったかい和むイントネーションで、ドつぼです。
頭の中で音声が回せる人はより楽しめると思います。
『スモーキンライフ』擬人化ものです。
作家×作家さんが愛飲(愛煙)しているホープのお話。
愛妾めいたホープさんがなんとも切ないです。
死んでもいい。煙草を吸い続けるぞ。そういう人、愛煙家の方によくいらっしゃいますが、この作家先生もそういうタイプの方のようです。
愛してやまないものと心中なんて作家さんらしくてときめく。
全体的に大人の空気が漂う作品集でした。
タバコ苦手なんですが、祖母が昔タバコ屋をやっていたこともあって、
タバコの銘柄は結構知っているので擬人化も楽しめました。
タバコにまつわるエトセトラ、井上佐藤さんの「SMOKER」がいい意味で
どこか泥臭さを感じさせるような作品とするなら、こちらはクールな男クサさを
感じさせるような大人の味わいでしょうか。
同じ煙草を題材にしていても、作者が違うとこれだけ読み終えた後の後味が違うのも
読んでる読者にとっては面白いのではないかと思います。
探偵事務所の所長とバツイチで学生時代からの腐れ縁の火野との関係に出てくるタバコ
同じ銘柄をもち、火野は禁煙しながらもいつも手元からは離せない。
それが二人の関係を示唆しているような巧みな小物使いで素敵なんです。
そして表題になっている作品、煙草の擬人化なのですが、切なくなるほど染み入る
擬人化ってこんな作品なのだろうとビックリします。
擬人化は子供だまし的なファンタジー要素を個人的には描きがちなのですが
深みのある男の哀愁を感じさせる作品で痺れます。
ポップな擬人化もあって、色々な銘柄のタバコさん達がそれぞれの個性で出て来ていて
それはそれで面白い、禁煙分煙、今どき煙草を吸っている人は出世も出来ないと
まことしやかに囁かれて数年、喫煙者には厳しい世の中ですが、この作品を読むと
思わずタバコを許してしまいたくなる困った思いを抱きます(笑)
健康のためには、百害あって一利無しな喫煙。
私も只今禁煙中でして。
しかし、煙草をくゆらす男性って、どうしてあんなに色っぽいんでしょうか?
火のつけかた一つにも色気のある人、いますよね。
良くないとわかっているのに、煙草やめなよ、と言えない男性。
そんな人達や、煙草の擬人化のお話オムニバスな一冊。
「我慢できない」
興信所で働く大学から腐れ縁の鬼嶋と火野。
過去に付き合っていた時期があり、男との寝方も煙草も、鬼嶋が火野に教えたもの。
今も鬼嶋は恋人がいながら、時々火野へ秘密の合図をなげかけてきたりする。
このお話の中で火野が禁煙していますが、何故か手放せずに時々においを嗅いだりする。
その嗅ぎ煙草が不思議に色っぽかったです。
思わず私も吸いたくなる一場面でした。
「天国に一番近い」
表題の通り呼ばれているラッキーストライク。
そんな煙草を吸う智郎と、煙草を吸わないイチは同棲中の恋人同士で。
煙草の残り香だけ残しては、しばらく姿を見せない智郎。
まるで平安の通い夫のようなお人ですね。
しかし、天国に近いこの煙草。
私も大好きな銘柄なのですが、この別名が怖すぎますよ。
恋人までも天国へみちづれにしそう…。
「煙草2本分のキス」
テナントビルの共同喫煙所のお話。
いつも煙草を2本吸う一色と、そんな彼を気にかけていた斎藤。
別のフロアの別会社だが、この一服だけは同じフロアで過ごし…。
この一冊の中で、一番好きなお話でした。
一色の2本の煙草の秘密にキュンとしました。
「スモーキンライフ」
最後は擬人化もので、表題作ですね。
作家と愛する煙草のお話。
二人(?)のあまりに深い愛に、まさに身も心も切り離せない仲になる。
そんな作家の愛する煙草、それはホープ。
切ない、切なすぎるよ…。
ほか、煙草の擬人化ものが二つ間にありました。
これは…かなり笑ってしまった(笑)
マイセン&セブンスターをカップルにするところにかなり笑えましたし。
KOOL&ひるま、ウチナーグチがかなり萌えでした!
これを読んで私が個人的に思ったこと。
それは、やっぱり頑張って禁煙続けよう!でした(笑)
途中、煙草を買いに行きたい衝動に何度も何度もかられましたが。
最後の最後に健康を真剣に考えてしまいました。
そもそも私の場合は、煙草ネタのBL本読むのをやめないとな…。
私、タクミユウさん大好きなんです。
どこか曖昧な、どこかウェットな、どこか残り香のような作風が好き。
本作は、「煙草」がキーとなる6作が収録された短編集。
「我慢できない」
探偵事務所の火野。バツイチ。
事務所の社長・鬼嶋とは腐れ縁。
2人はかつて関係があって、だが男同士の関係を恥じていた火野は見合いで結婚し、その後も仕事では距離を保ってきた。だが…
やめられない煙草の悪癖のように、甘くて苦いあの味が後を引く。結局元サヤの2人の、今までとは違う関係性。
鬼嶋は昔も今も火野に本気。事務所内でもまるで所有権を誇示するような物言い。一途で情熱的な鬼嶋と今度は向き合う決心の火野。
そしてこの作品、実はリバーシブルです。
「天国に一番近い」
惚れてる側が、何もかも我慢し言いなりになっている関係性。
嫌いな煙草もお構い無しに部屋で喫う男なのに。
かなりの短編で受けの報われる描写が無いのですが、多分攻めも「さみしい」という言葉を聞きたそうな素振り。
「煙草2本分のキス」
喫煙ルームでの意味深な目配せ。
女性たちの噂の的、美形の一色がある日誘ってきた。何も縛らない、何も詮索しない、それが一色のルールだった…
一色に恋をした斉藤が一歩進もうとして拒否られ…だが実は一色は斉藤に秘密を持っていた。
一色の臆病な可愛らしさ!
「Smokin' POP」
煙草擬人化もの。
舞泉(マイルドセブン?)、七星、マルボロ、平和、峰、 などなどが登場。
私は非喫煙者ですが、一応属性とかわかります。
カップリングは舞泉x七星。弟分としてしか見てくれない七星に苛立ち強引に七星を抱く。
こんなところがまだ若いんだよネ。
「Smokin'COOL」
煙草擬人化もの、その2。沖縄限定製品版〜!
アメリカからきたクールさんがビーチで見かけた宇留間くん。
ナンパするんだけど、ハイトーンさんとムラサキさんがお兄さん代わりで牽制してます。
でも宇留間に恋しちゃったクールは、本土に行かないかと誘うが…
一夏の恋、というよりはもうちょっと真面目なクールさん。沖縄の方言ものです。
「スモーキンライフ」
裏表紙の2人。作家と煙草です。
若き日の早熟な作家との出会い。それからずっと作家とは濃密な時間を共有してきた。
妻を持ったこともある。乱暴に喫われたこともある。
でも今は2人きり。
咳の続く作家。血を吐く作家。毒と言われる自分を手離さない作家。
わたしの名は「希望(ホープ)」。
煙草を喫む仕草にはなんともいえないセクシーさがありますよね。
その昔当方が学生時代の話。階下でもくもくと実験を続けるとてもダンディで物静かな教授が、あまり見かけない煙草を嗜んでいました。それ以外は嫌だといつもカートンで購入しており、時々友人もおつかいをお願いされていました。ちょっと休憩、と喫煙室でたばこを吸っていた横顔に、そこはかとない大人の色香を感じた、そんな思い出です。
閑話休題。
表紙のふたりが表題作のカップリングではありません。スーツで喫煙者、なキャラクタ―がたくさん出てきます。また、煙草の擬人化ストーリーに関してですが、銘柄を知らない方でも十分楽しめると思います。
全編煙草のお話です。おおきくわけて6作、うち煙草擬人化は3作でした。
【我慢できない】
ふたりにしか分からない合言葉っていうのもまたエロティックですね。朝まで、なんてところは隠語にしきれていないけれども、鬼嶋はずっと待っているというか望んでいたんだなと感じました。
またこの鬼嶋社長の愛の深さというのは、火野相手ならばネコもこなすというところです。「まずはエサをやって逃げられなくしてやる」を軽く言っているけれど、もしかしたらそうしてでも繋ぎとめていたかったのかな…
と、思うと うらぎりもの! と火野が罵られても仕方が無いかなぁと思います。覚悟と決心が必要ですよね。もう曖昧な態度で鬼嶋社長を翻弄しないで、ちゃんと誰が好きで誰が欲しいかを胸に刻んで、その情熱的な愛を受け止めてほしいなと思いました。
【天国に一番近い】
ラッキーストライクを吸っている人のイメージ、確かに智郎みたいな感じです(笑)
惚れた弱みですね、イニシアチブを握られているし、抗えないし。なにより嫌われて遠ざけられるのは、一番嫌ですものね。
すこし切ないお話でした。ちゃんと智郎、イチを大切にしてほしいな。
【煙草2本分のキス】
目は口ほどに物を語る…アイコンタクト、あなどれません。
思い出づくりならばたった一度で良かったはずです。でも、一度きりじゃなくて二度三度となれば情も愛も芽生えます。
個人的にこちらの作品が一番好きでした。斎藤さんももちろん素敵ですが、一色さんがいじらしくて可愛いです。
【Smokin'POP】
タスポまで!(笑)
マイ●ドセブンとセブン●ターでなるほど納得です。峰のデザインも素敵ですね。
いやでも、まさか自販機飛び出して野外っていうのは驚きました、若さすさまじい。
【Smokin'COOL】
口絵カラーのふたりです。
私事ですが、沖縄旅行へ行った際は、喫煙者向けのお土産にうるまを買って帰ります。こんな可愛い子を携えて飛行機に乗っていたかと思うとちょっとニヤけてしまいますね。
ひと夏のアヴァンチュールで運命の人に出会ったんですね。大人だらけの作品のなかで、ひときわ可愛らしさが引き立つ作品でした。
【スモーキンライフ】
表題作。切ない。
煙草を喫む仕草を、キスに変えてあることがまた切ない。彼は人間、でも彼は煙草。
死が二人を別つまで…が頭をよぎりました。そして願わくば、来世では人と人として隣り合わせで歩いていられるふたりでありますように。
一番最後に収録されている表題作がこの一冊をギュッと締めくくっています。
でも、侘しさも広がる読後でした。
タイトルが示す通り、「煙草」がキーになっている作品集です。
全部で6つの作品が収録されているのですが、そのうちの3つが煙草の擬人化のお話です。
表題作になっている短編は煙草の擬人化の一つで、収録作品中では一番切なく感じたお話でした。
和風でしっとりした雰囲気も好きでした。
今まで読んだタクミユウさんの作品の中では、かなり印象強く残りそうな作品集でした。
私は煙草は吸わないので、擬人化のお話はどうかな~?と思いながら読んだのですが、意外や意外、これが結構萌えました(笑)。
擬人化のお話は3つとも好きでしたね。
それ以外では「我慢できない」と「煙草2本分のキス」も好きだったので、萌x2にしようかとも思いましたが、萌x2寄りの萌評価ということにしました。
裏切られても一途なキャラと、ヘタレなのかと思ったけど最後には男前な所を見せてくれたノンケのキャラが良かったです。
なかなか共感できるところの多い短編集でした。
タバコの魅力、タバコを吸う男のカッコよさよりも
禁煙しようとして挫折したり、
別れようとした相手と何だかんだ関係が続いたり、
そんなどうしようもない姿を等身大に描いていて、
分かるわ~と頷いてしまう部分が多々ありました☆
でも、等身大すぎるのか?
どうしようもない問題はどうしようもないまま終わってしまう、
煙に巻くようなオチの話が多くて、全体としてはモヤッとする読後感でした;
◆リーマンものは、
『我慢できない』は、重い鬼嶋に火野が押し切られたようなラストだし
『天国に一番近い』は、俺様な恋人のイチへの想いがよく分からないまま終わり・・・
あまり話し合いなどはせず、”タバコの残り香”とか小洒落たオチで
サラーっとキレイに終わってしまいました。
物語としてはあまり好みでないけど、現実に則して読むと興味深かったです。
リアルの人間関係も、案外こんな感じでなぁなぁに収まることも多いし。
『タバコ2本分のキス』は、遊び人風の喫煙者・一色が実は・・・という意外な可愛げがよかったです。
◆擬人化モノは
『Smokin'POP』『Smokin'COOL』は、
メインカプ達より、脇役の方がキャラが立っている感じがしました☆
近年の煙草業界に毒吐いてた老紳士(平和さん)がよかったですw
メインカプは、なんだかとってもフツーな若者たちで、煙草の銘柄にちなんだ特徴が(非喫煙者の私には)よく分からないのが残念でした!(´Д`;)
クールさんの口説き文句なんかは、その銘柄ならではで素敵でしたけど☆
『スモーキンライフ』は、
病に冒される作家の愛用の煙草・ホープさんが切なかった。
人間でないので、永遠の2号さんのような存在だけど、
誰よりも彼を癒せるのは自分という矜持がある。
愛する相手を蝕むくらいなら離れた方がいい!なんて正論が通用しない、最後の寄り添う二人に退廃的な美を感じる素敵な擬人化モノでした。
一言で言うなら「薄味」
久しぶりに読んだ作家さんでしたが、こんなものか・・・という雑感。
正直、ストーリー読ませる作家さんかな~な印章だったので
長編で、もうすこししっかり読める作品だったら、評価もうちょい上だったかなという気がしなくもない。
本編「スモーキンライフ」
腐れ縁の二人。一時は体の関係を持っていたものの
世間体、周囲の目。気にして別れてしまった。
その後、二転三転あって、再び・・・というお話。
賞味、まわりの目は昔よりはwwという感じがなくもないというのが
今風な感じがします。
そして何気なリバーシブル。+(=゚ω゚)ノ+。
おいしいネタはあるものの、エロスも弱めで残念。
男前な二人のあれこれは嫌いじゃないんだがな~
「天国に一番近い」
俺が寂しいの~からの、
その言葉にうれしそうな攻だったりがかわいい短編。
画的にタバコって絵になるけど、さほど興味はないんだな~というのが
雑感な今回でした。